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2010年05月17日 20時23分 発行
時計面で不満が残ったヴィクトリアマイル
ヴィクトリアマイルは結果的に騎手の腕がそのまま出たレースとなった。

以前から何度も言っているが、G1は馬の個体で取捨しても徒労に終わる。

終わってみれば何のことはない、横典と内田のワンツーである。

条件戦なら恐らく三桁配当になることの多い二人のワンツーだが、G1というイメージが
多くのファンの思いを惑わしてしまう。

4着に負けたレッドデザイアは外枠が仇となったようだ。

前残りを懸念して前半でポジションを取りに行った分だけ終いが甘くなったのだろう。

一見するとブエナビスタの強さだけが目立つレースのようでもあるが、馬を信じて腹を
据えるか否かが勝敗の分かれ目となった。

ドバイで惨敗したレッドを信じ切れなかった四位に対して、ブエナの力を信じて最後まで
慌てなかった横典との差だけがコンマ1秒の差となって出ただけだ。

よって今回の結果で見限るのは早計で、ブエナ以上に2000ら2400に適性があると
分析しているので、もしも宝塚記念に出てきたら狙って妙味ありと断言できる。

それにしても7着のワンカラットまでがコンマ1秒差といのも凄い。

但し、時計的にはあまり評価は出来ないと思う。

ウォッカが昨年余力残しでマークした1分32秒4のレースレコードと同タイムだが、
8Rの500万クラスが1分32秒9の速い時計が出るこの日の馬場を考えれば
1分31秒台になっていても不思議ではないからだ。

この辺りが少し不満の残るところだが、3着のニシノブルームーンは健闘したと思う。

この馬については第三の究極の穴馬として取り上げたが、その大きな理由の一つに
ウォッカ世代であるとともに、くしくもこの馬もウォッカと同じタニノギムレット産駒
であるという点である。

とにかくタニノギムレット産駒はウォッカに限らず東京マイルは走る。

勝ち馬と同じ上がりを駆使しての3着だから、4コーナーでブエナに置かれた分だけの
差である。

今後も東京や新潟のマイルでは要注意である。

何かと話題豊富なヴィクトリアマイルだったが、それ以上に悔やまれたレースが土日で
あった。

土曜日の京王杯と日曜日の洛陽ステークスがその極め付けだった。

両レースともに大荒れと読んで会員向けに京王杯の5番人気だったマルカフェニックス、
洛陽Sの10番人気バブルウイズアランに補足警報を配信したのだが、京王杯では10番
人気のサンクスノート、洛陽Sでは何と14番人気のイセノスバルを連れてきてしまっ
た。

イセノスバルは元々芝で走っており、プリサイスエンドという血統からも少々臭いとは
思ったが前残りの馬場を見方に付けて、まさかまさかのレコード勝ちである。

ここまで荒れると流石に馬券的には限界を感じた次第である。

今週はオークス。

正直言うと、何故か昔から牝馬のG1は力が入らない。

パワー優先のダート好きだから仕方がないが、生物学的にも色々と難しい牝馬は苦手だ。

こんな事を田島洋子女史が聞いたら口角泡を飛ばして説教されそうだが・・・。


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