世界中で不穏なニュースが広まっている。

ヨーロッパではギリシャの金融危機、アメリカでは海底油田の流出事故である。

日本では鳩チャンが沖縄基地問題で相変わらずポッポッポと鳴いている。

その問題のギリシャはもちろん、スペインやポルトガルも国債の格付けで大きく
ランクを下げたが、日本もこのままだと遅かれ早かれ同じ道を辿るだろう。

国が借金まみれで国民が豊かになるはずもない。

お先真っ暗だ。

特に今が１０代やこれから生まれてくる子供たちは現時点でオギャ−と生まれた
瞬間に６５０万の借金を背負っていることになるのだから可愛そうで仕方がない。

テレビをつければ上海万博と普天間基地問題ばかりでいささか辟易としている。

今更言っても仕方がないが、大阪万博の１９７０年代は平和で良かったとついつい
考えてしまうのである。

そんな世の中の暗さを吹き飛ばすべく今週からＧ１連続１０連戦となる。

フェブラリーＳ、桜花賞、ダービー、秋天、ＪＣ＆ＪＣＤ、有馬以外のＧ１には
ほとんど投資しない主義だが、Ｇ１の裏開催では意外と美味しい馬券が転がっている。

もう昔になるが、今週行われる新潟大賞典で根拠の無いアナログ的発想でブリリアント
ロードからの万馬券をガッチリ頂いた事が懐かしい。

とにかく一筋縄では行かないのがこのレースの特徴である。

何故に荒れるかと言えば、前走大敗の巻き返しが多く見られるからだが、特に波乱の
要因となっているのが前走メトロポリタンＳや産経大阪杯の大敗組だ。

そして前走オーストラリアトロフィー出走馬の活躍も多く見られるが、今年から距離が
千二に変わってしまったので参考外となるだろう。

そこで過去１０年の勝ち馬の傾向を分析すると、とにかく１着馬がここも連勝している
ことに気が付く。

軸にするなら前走１着馬からだろう。

今年の登録メンバーでは福島民報杯を勝ったチョウイカイファイトと大阪ハンブルグＣ
を勝ったニホンピロレガーロの２頭である。

特にニホンピロは前年のこのレースを２着しているので、２走前と３走前の相当な
高レベルレースでの大敗は度外視しての軸馬としたい。

両レースとも過去にここで勝ち馬を出している相性の良いレースなので大いに注目馬と
したい。

他の連対候補だが、とにかく一癖も二癖もあって難しいメンバーだが、兎に角言える
ことは近走好走馬が中心となることだけは確かである。

大阪杯２着のゴールデンダリアは言うに及ばず、同レース８着のシェーンバルト、
ダービー卿３着のサニーサンデーと５着のセイクリッドバレー、そして最も注目して
いるのがメトロポリタンＳ４着のトリビュートソングである。

そして大穴候補として前走マイラーズＣを果敢にハイペースで逃げて１２着惨敗の
シルポートだが、ホワイトマズルｘサンデサイレンスの血統構成からもマイル以上の
距離でも十分にこなせるとみて注目している。


さて今週の注目馬は、
土曜
東京５Ｒサトノレジェンド、９Ｒトーセンマドローナ、１０Ｒストロングバサラ
京都４Ｒスマートキイングダム、５Ｒヤマニンガーゴイル、８Ｒエルプレシデンテ、
１１Ｒマッドマックス、１２Ｒサクラローズマリー
新潟７Ｒラッキーポケット、８Ｒコロナループ、１０Ｒノビプロジェクト
日曜
東京４Ｒゴートゥザミラノ、５Ｒコスモマクスウェル、６Ｒティアップザスター、
７Ｒカフェマーシャル、９Ｒマイヨール
京都５Ｒサクラティアモ、６Ｒメイショウトリノ、９Ｒアドマイヤアトム
新潟５Ｒワクワク、８Ｒプラージュ、１１Ｒザッハーマイン



「馬券の鉄人２０１０」
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