阪神はまさかの稍重発表ですね。 水曜と金曜にかなりの降雨があり、重馬場スタートを想定していましたので、予想の再考が必要になりました。 今週から阪神はAコース戻りの開幕週です。前回の開催では、Aコース、Bコース共に馬場がかなり荒れ気味で全体的に時計の掛かる馬場でした。JRAの馬場情報でも「全開催の痛みが回復しきれていない箇所もあり・・・」との表現であり、更に降雨の影響が残れば・・・と、昨日までは開幕週でも差し馬狙いで予想していましたが、額面通りの稍重で受け取れば、恐らくメインの時間帯には、芝が内から乾いて内有利のバイアスが働きそうです。 少頭数ですが、トウケイ、メイショウ、グランデッツァの3頭が揃えば、平均ペースで流れる公算が大であり、馬力のあるタイプで内枠の馬を中心に考えたい。 難しいのはラブリーデイの取り扱いです。使い詰めであり、中間の調整でも重賞連覇していた時期のような唸るような迫力を感じない。しかしながら鞍上の岩田騎手はこのレースで3年連続(開催時期・距離の異なる時期まで含めると5年連続)で馬券になっているのが悩ましい。 頭数も少ないですし、ある程度買い目は絞って行きたいと思います。 ■鳴尾記念の注目馬 ◎候補 1グランデッツァ 最内枠を引き、先行して番手でロスなく運べる競馬が確定した。雨が早めに上がり、現在の阪神は晴天に恵まれた。メインの時間帯に馬場がある程度内から乾く状況になれば、馬場バイアスの恩恵が最も得られるのは本馬と思われる。調教の動きが格段に良くなっており、状態面にも不安なし。距離適正が1ハロン長いのを承知で頭で狙いたい。 ☆推奨穴馬 7クランモンタナ 阪神コースは過去7回出走して、6戦で3着以内と抜群の相性を誇る。阪神での出走は約2年振りとなるが、前走で一叩きされた上積みも期待でき、更には鞍上にルメールがラブリーデイの継続騎乗でなく当馬に配されている事にも勝負気配を感じる。