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2020年04月09日 12時30分 発行
桜花賞コース適性情報と傾向
桜花賞コース適性情報

有力馬に先行馬が数頭いるので、恐らく前半から緩みのない速いラップを刻む展開が予想されることから、瞬発力のある差し馬に有利になり、牡馬相手の接戦を勝った、強烈な末脚があるサンクテュエールが阪神競馬場芝1600mのコース適性が高いと思われます。

【レシステンシア】
父ダイワメジャー。母マラコスタムブラダ。母の父Lizard Island。 
阪神競馬場芝1600mは2戦1勝(阪神JF)・3着1回(チューリップ賞)。内阪神JFの走破時計1分32秒7は、2019年阪神JFでグランアレグリアが優勝した時計と同じで、非常に優秀な持ち時計です。阪神競馬場は直線に高低差1.8m、勾配率1.5%の急坂があります。120mで1.8mの高低差を駆け上がって、残り70mで決め手を発揮することが求められるタフなコースを阪神JFで逃げて5馬身差で圧勝した走りから、コース適性の高さは証明済です。レシステンシアは逃げても、直線で速い瞬発力を使える2枚脚がコース適性を一層高めています。

【クラヴァシュドール】
父ハーツクライ。母パスオブドリームズ。母の父Giant's Causeway。
阪神競馬場芝1600mは3戦1勝(新馬戦)・2着1回(チューリップ賞)・3着1回(阪神JF)。チューリップ賞で2歳女王のレシステンシアに先着して2着は、コース適性が高いことを示しています。新馬戦とサウジアラビアRCで上がり3F33秒1の強烈な末脚を使っています。直線476mと直線部分の距離が長い阪神競馬場外回りはクラヴァシュドールが末脚を発揮できる絶好に舞台です。チューリップ賞、阪神JFで敗れていますが、疲労が残っていないのはクラヴァシュドールかもしれません。そう考えれば逆転優勝も十分に可能性はあると思われます。

【マルターズディオサ】
父キズナ。母トップオブドーラ。母の父Grand Slam。
阪神競馬場芝1600mは2戦1勝(チューリップ賞)・2着1回(阪神JF)。阪神JFは5馬身差で2着に敗れましたが、その分疲労が少なくてすんだことで、チューリップ賞で巻き返すことができました。有力馬に先行タイプがおおいことから、流れは必然的に速くなることが予想されます。コース適性は申し分なく高いのですが、ハイペースが予想される桜花賞で先行して押し切るには、チューリップ賞を激走した疲労が影響しないかが懸念されます。

【ミヤマザクラ】
父ディープインパクト。母ミスパスカリ。母の父Mr. Greeley。
未勝利(札幌競馬場芝2000m)1着、京都2歳S(京都競馬場芝2000m)2着。特に京都2歳Sは強い牡馬相手に2着に好走。前走は400mの距離短縮で挑んだクイーンカップを優勝。2000mで勝ち負けした経験がいかされての勝利でした。牡馬相手に2000mで2着したスタミナが本番桜花賞で発揮できれば3強に食い入ることは十分可能だと思われます。

【サンクテュエール】
父ディープインパクト。母ヒルダズパッション。母の父Canadian Frontier。
先行力に加えて、直線での瞬発力があり、シンザン記念(京都競馬場芝1600m)を牡馬相手に優勝したことは、潜在能力が相当に高いことを示しています。アルテミスS(東京競馬芝1600m)を2着していることから、急坂にある長い直線への対応力も十分であることは推測されます。3戦2勝の走りから阪神競馬場への適性に懸念はないと思われます。

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