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2012年10月04日 08時00分 発行
【重賞情報・1】ダービーエクスプレス
おはようございます。
ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。

開催替りで戦いの場は東京・京都に移ります。
2週目からは新潟も加わります。
今週は体育の日を加えた3日間開催。
重賞レースも各日1鞍ずつ行われます。

木曜日は重賞レースの解析をお送りいたします。

8時 土曜京都 デイリー杯2歳S(G2)
10時 日曜東京 毎日王冠(G2)
12時 月曜京都 京都大賞典(G2)

の順に配信いたします。

お役に立てれば幸いです。

☆10月6日(土) 第4回京都第1日11R 第47回デイリー杯2歳S(G2) 芝外1600m 馬齢

【データ概要】
1勝馬の参戦も多数見られ未知の魅力に溢れた素質馬たちが京都・芝1600mの外回りコースを舞台にスピードとスタミナを競い合う。
2007年のキャプテントゥーレ、2010年レーヴディソールはここを勝利、2着にも後のG1馬、2006年ローレルゲレイロ、2009年エイシンアポロンを輩出している。

【有力馬情報】
◎メイケイバガスター
今秋の阪神で最もインパクトのある走りを見せた。
9月9日前走・新馬戦は、4角で最後方の位置取り、上がり3F33.7秒という上がり勝負の競馬馬群をこじ開け、差し切った。
デビュー前の調教から評判になっていたが、その実力を証明してみせた。
1週前追い切りは、栗東で併走馬に大差先着を果たし、かなりハードな内容になった。
追い切りタイムも2歳馬としては優秀なもの。
秘めた素質は、相当なものがありそう。

◎マイネルエテルネル
2戦2勝、前走で重賞の小倉2歳Sを制覇している。
実績は、メンバー中で最上位の存在と言える。
7月29日のデビューは逃げ切り、小倉2歳Sは中団からの差し切りと、デビュー2戦をまったく異なる戦法で勝利したことは、この馬の競馬センスの高さを証明するもの。
今回もまず好勝負になる。
1週前追い切りは併せ馬でわずかに遅れたが、一杯に追う相手に対して、こちらは馬なりの手応え。
水準以上の動きだった。
好仕上がりで出走できるはず。

○タイセイドリーム
6月30日の中京新馬戦で2着に敗れたあと、前走の未勝利を半馬身差で勝ち上がった。
ディープブリランテやトーセンホマレボシと同様に、大型のディープインパクト産駒。
瞬発力だけでなく、スピードの持続力も兼備。
高速馬場の京都・外回りコースに向いているタイプ。
2か月半ぶりの実戦だけに仕上がり具合が大きなポイント。
1週前追い切りは併走馬に半馬身遅れただけに、直前の追い切りは要チェック。

○クラウンレガーロ
8月26日の小倉新馬戦で、直線に向いて持ったまま2馬身半差の楽勝。
勢いに乗って連闘で挑んだ前走の小倉2歳Sでは、6番人気ながら、直線で抜け出して押し切りを図ったが、外から伸びてきた勝ち馬と追い比べの末、ハナ差の2着に惜敗。
今回は、中間にしっかりと調教ができている。
1週前追い切りでは、当日の栗東坂路の1番時計を叩き出している。
この短期間で大幅に力をつけている証拠。
この馬も圏内の1頭。

○サウンドリアーナ
7月14日の中京新馬戦でアタマ差の接戦を制したあと、新潟2歳Sに挑戦。
5番手追走から上がり3F34.2秒の末脚を発揮し、勝ち馬から0.1秒差の3着に好走。
1週前追い切りは、坂路でラストを伸ばす内容。
追って重心が低くなるフォームは、見栄えのするもの。
相手なりの競馬ができるタイプだけに、G2のここでも好勝負の期待。

○スクワドロン
全姉に08年のスプリンターズS優勝馬スリープレスナイトを持つ良血。
デビュー3戦目の未勝利でクビ差の接戦を制したあと、重賞のここに挑戦。
実戦を使われながら、体調も大幅にアップしてきた印象で、デビュー前とは追い切りで見せる走りが異なってきた。
1週前追い切りでは、ナイスミーチューに先着しており、この血統らしい力強さが出てきた。
今回は相手が強化され、さらに前走から400mの距離延長と克服すべき課題はある。

○ダンツアトラス
8月12日に行われた札幌新馬戦で2着に敗れたが、2馬身半先着を許した勝ち馬は次走で札幌2歳Sを制した実力馬。
この馬も次走で3馬身半差と圧勝し、注目度の高い1頭。
1週前追い切りは、3頭併せでのハードな内容。
前走を完勝した勢いに乗って、重賞初制覇を目指す。

○カオスモス
6月9日の阪神新馬戦でメンバー中最速となる上がり3F34.0秒の末脚を繰り出して優勝。
次走のすずらん賞は1番人気の支持に応えることができず、3着に敗れた。
ここは中4週の間隔を取って、仕切り直しの一戦となる。
スピード色の強い血統で、前走から400mの距離延長を克服できるかどうかが鍵。

○テイエムイナズマ
8月5日の小倉新馬戦で5着に敗れたが、続く前走の未勝利で評判馬を破って初勝利。
6番人気ながら、メンバー中最速タイとなる上がり3F33.7秒の豪脚を発揮し、断然の1番人気馬に1馬身半退けている。
阪神の外回りから京都の外回りに舞台が替わる今回も、その鋭い末脚を活かして、上位進出を狙う。

【データ解析】
◎人気は?
過去10年の連対馬20頭のうち18頭は単勝オッズ10倍未満の馬だった。
3着には単勝オッズ10倍以上だった馬が5頭食い込んでいるが、基本的には上位人気馬優勢のレース。
なかでも単勝2.9倍以下の馬は、極めて優秀な成績を残している。
一方、単勝3.0〜4.9倍の馬の成績が、いまひとつ。

◎枠順は?
過去10年の勝利した馬の枠番は、1・4・8枠が各3頭となっている。
特に1枠馬は3着以内率においてもトップ。
そのほかの枠番で勝利したのは5枠・1頭のみで、勝率においては偏りが生じている。
連対率においては1・4・7・8枠が20%を超える値を示している。
3着内率においては、1枠馬が50.0%で抜きん出ているほかは大差は見られない。

◎初勝利は?
過去10年、初勝利を7月末までに関西地区の競馬場で挙げていた馬が09、10年を除いて連対している。
09年は連対馬はいないものの、3着に入り、昨年は該当馬2頭で連対している。


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