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2010年12月03日 12時00分 発行
ダービーエクスプレス◇データ分析
☆今週の重賞データ分析☆

今週はジャパンカップダート(G1)が行われますが、阪神1800mとなってまだ3年とデータが少ないので、このレースは分析データ不足から省略します。

★ステイヤーズS★

JRAの平地重賞のなかで、3000m以上のレースは4鞍しかない。
なかでも本レースは最長距離の3600m。
そのため、3000mの菊花賞(G1)では長距離適性のない馬でも、上がりの勝負だけでなんとかなるが、中山の内回りを2周する本レースは、長距離適性がないと本当に好走できない。

ゆえに、スタミナの裏付けである距離実績はかなり重要になってくる。
その証拠に過去10年の連対馬20頭中19頭に芝2400m以上の連対経験があった。
例外の1頭である02年2着馬ダイタクバートラムにしても、翌年の阪神大賞典(芝3000m)と、本レースを優勝しているように、本質的にステイヤーだった。
その長距離適性の内訳を見ると、「芝3000m以上を連対」が8頭、「芝2400〜2600mを2勝以上」が7頭、「芝2400〜2600mを連対」が3頭。
最長距離を誇るだけあって、生半可な距離実績では通用しない。

今の競馬界はマイルから2000mが主流なだけに、下級条件になればなるほど、長距離戦が少なくなっていく。
生粋のステイヤーがオープン馬になるのは並大抵のことではなく、いまや絶滅危惧種といっていいほど。
そのため、本レースではオープン馬だけでなく、格上挑戦してくる馬も少なくない。
とはいえ、そこはG2戦。
最低でもオープン特別勝ちか重賞3着以内の経験はほしいところ。
その証拠に過去の連対馬20頭中15頭がこの条件をクリアしていた。
オープン経験のない馬は正直狙いづらい。
ローテーションでは、主流は10連対のアルゼンチン共和国杯経由だ。
着順不問で買い目に入れておきたい。
あとはさまざまなレースから参戦してきており、とくに注目すべてレースはない。
アルゼンチン共和国杯以外なら、6着以内が好走の目安だ。

★鳴尾記念★

本レースは、昔から頻繁に条件変更が行われてきた。
現在の芝1800mの別定戦となったのは06年から。
それまでの00〜05年は芝2000mのハンデ戦で行われていた。
ここでは、06年以降の結果を参考にしていく。
ちなみに過去の馬連配当を見ると、堅い年と荒れている年が交互にきており、判断がしづらい。
法則どおりなら、今年は堅い年か。

実績面では過去の連対馬を見ると、08年までは連対全馬に重賞勝ちの経験があった。
しかし、昨年は初めて重賞優勝経験のない2頭のワンツー決着。
ただ、そのうちの1頭であるスマートギア(2着)は前々走の京都大賞典(G2)で2着の経験があった。
もう1頭のアクシオンにしても、前4走をオール連対しており、さらに次走の中山金杯(G3)も優勝した素質馬。
昨年までは重賞勝ち経験の馬だけでよかったが、今年からは重賞2着経験のある馬と、近走好調馬を押さえたほうがよさそうだ。
ローテーションでは、主流は4連対のG1経由だ。
06年の2着馬マルカシェンクのように前走のマイルCS12着から巻き返しもあり、着順不問で狙える。
ほかで注目なのは2連対のアルゼンチン共和国杯経由。
前述のスマートギアもここ経由で本番を2着している。
G1経由と同じく着順不問でOKだ。
そのほかのローテなら5着以内が好走の目安となる。

距離実績も重要。
過去の連対馬8頭のうち、じつに7頭が「芝1800mの連対率50%以上」をクリアしていた。
例外は06年のマルカシェンクだが、同馬は芝1800mの経験が一度しかなかった(06年毎日王冠4着のみ)。
本レースは1800mのスペシャリストでなければ好走できない。

脚質面では07年までは逃げ・先行馬が有利だったが、ここ2年は差し・追込馬が活躍。
軸にするなら後方待機馬か。
          
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