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2023年10月11日 21時00分 発行
調教でやたら動いてる馬について
3連単の極意

10/8.9の結果
・4戦2勝
・tvk賞 2,890円
・毎日王冠 12,920円
全て予想は36点以内

先週の回収率は110%でした。

少しではありますがプラス収支になりました。

今週も的中させて更に大きなプラス収支を出したいと思います。

今日は以前、競馬予想をするにあたって大きな勘違いしていた。

『調教がやたらと動いている馬の扱い』

について話したいと思います。

昔の自分はウッドコースや坂路でやたらと調教時計の速い馬は必ず押さえていました。

「この馬CWコースで6F77秒台でラスト1F12秒割ってるよ〜!」
「坂路で50秒台、ラスト1Fも12秒前半とかケチのつけようがない!」

とかぶつぶつ言いながら・・・。


だけどレースでは全然調教で動いていない馬が勝ったりする・・・。

「これってどういうこと?

もしかしたら自分は調教の見方について勘違いしてる所があるんじゃないのか?」

長い間、疑問に感じていた。

そして解決の糸口を見つけようと毎週、自問自答が始まりました・・・

調教時計での勘違い


調教は状態面を想定する指標の1つ

冷静に考えてみれば、そもそも調教の概念を根底から理解していなかった。

馬がレースに出走するにあたり、多くの人は競馬新聞等の紙面から状態面を予測しないといけない。

自分もその中の1人です。

状態面を判断していくための手段の1つとして参考にするのが、調教(調整内容)ということになる。

調教時計の速い・遅いはあくまで平均値から判断した側面であって、数字の速い・遅いで調子の良し悪しを判断するのはまた別問題と捉えるべきだろう。

だけど・・・

いつの間にか調教時計が速い馬をプラス評価して、調教時計が遅い馬をマイナス評価したりしていた。

だから調教時計がやたらと遅い馬が勝った時のレースなど、なんで勝つのか理解ができなかった。

でも・・・

冷静に考えたら速い時計でビッシリやらないと体重が落ちない馬もいるし、もう強い調教をやる必要のない馬もいる。

はたまた脚元に不安を抱えている馬は調教をみっちりとやることができない。

それに傾向として短距離レースに出走する馬は速い調教時計を出せる馬が多いが、長距離専門の馬は調教ではあまり動かない馬が多く、調教時計は比較的遅い。

1頭1頭それぞれ適性が違う訳だし、調整内容も1頭1頭異なるのは当たり前です。


いつも予想をする段階になるとテンションが上がってしまっていて、どこか冷静さを失っていた。

客観的に見ることができなければ、論理的な解を見つけるのは不可能だと思いました。

自問自答の期間は長かったのですが、冷静になる時間を設けることによって、ようやく自分を納得させる答えを導き出せました。


処々の事情を踏まえて極論を言ってしまえば、

『調教の時計は、気にする必要はない』

という結論に達しました。


なぜなら調教は状態面を想定する単なる指標の1つなのだから・・・


結局、何の情報が知りたいのか?

調教の時計の速い・遅いは気にする必要はない。

ということは、

『この観点で何を情報として知りたいのか?』

ってことになります。


つまり、知りたい情報は各馬が

『どれくらいの状態(調子)で出走できるのか?』

ってことです。


状態(調子)の良し悪しを分類するならば、

・好調
・普通
・完調1歩手前
・不調

って感じだろうか。

この分類は非常に重要です。


どんなに強い馬でも「完調1歩手前」や「不調」の状態で出走すれば、レースではあっさり負けてしまうことだってある。

逆にいつも大敗続きでも、状態が好調の馬ならいつも以上のパフォーマンスを見せることもある。


この例えを次のような感じにしてみるともっと分かりやすいかも知れない。

例えば、「A」という馬と「B」という馬がいたとする。

A:能力値100
B:能力値80

能力値はAの方が100でBの方が80とすると、普通に走れば当然Aの馬が勝つことになる。

だけど、Aが完調1歩手前の状態で、Bが絶好調の状態だったらどうだろうか?

このときBが勝つこともありますよね?

つまり言いたいのはこういうことです。


記憶と感覚

ここまでの話を整理すると、

『調教の時計は速い・遅いではなく、調整の内容(過程)が重要』

ということになる。

となると入念に検討をしていかないといけない内容は調教内容の見方ということになる。


調教内容の見方・・・

はっきり言って、ここは「難しい」のひと言に尽きます。


1頭1頭調整内容が違うのだから、その馬が調子がいいか悪いかは、過去のレースで

・好走した時(良い状態)
・惨敗した時(調子が良くない時)

と捉えるのがしごく論理的だろう。

だから、競馬は奥が深い。

要は1頭1頭の調教スタイルをある程度、記憶していく作業が必要だということです。

毎レース、全頭過去の情報を引っ張り出してきて見ていたら、膨大な時間が掛かってしまう。

こんなことをしていたら楽しい競馬予想が、地獄の競馬予想になってしまいます。

だからそこは多少の記憶と感覚が必要だということです。

そして気を付けるべきことは、やはり主観的に判断をしないことだと思います。

「調整が少し軽いなぁ、大丈夫?」
「併せ馬で遅れてるし、イマイチなのかな?」
「終い1Fの時計がやたらと掛かってるし、完調手前?」

などなど、実際の調教内容を見ていると、毎回このような疑問に直面します。

こう感じたときは、過去好走したときはどうだったのか、を参考にした方が絶対に良いです。

自分で判断してしまいがちだけど、それは止めた方がいい。


(まとめ)
以上の事をまとめると調教で見るべき観点は、時計の速い・遅いではなく、

「調教過程から状態面をどのように判断できるか」

ということ。

そして主観的に判断するのではなく、各馬1頭1頭に基づく過去の情報から判断すること。

自分の場合はこうやって答えを見つけることができて、

「調教時計に対する勘違い」を素直に認めることができました。

ついつい端的な情報に惑わされがちだけど、しっかりと自分の芯は持っておきたいところです。

物事は「表」があれば「裏」もあります。


あなたは、調教の内容をどのように見ていますか?

最後にこの質問を投げかけて終わりたいと思います。
          
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