毎日王冠展望 東京11R ◎9ダノンキングリー わずか10頭立ての寂しい頭数となったが、本来はここに出てくる馬が京都大賞典に回ってしまったため。その京都は例年にない17頭立てとなったことからも、それほど毎日王冠に強い馬が集まったと言える。 中でも54キロで出走となる◎ダノンキングリー。G1勝ちはないが、皐月賞ではサートゥルナーリア、ヴェロックスにアタマ+ハナ差の3着。そしてダービーではこの2頭に雪辱を果たし、ロジャーバローズにクビ差の2着。古馬とは初対戦になるが、オッズでは5頭の古馬G1馬を上回る人気に支持されているのも当然。 「今回は絶対に負けられない一戦と考えている。この舞台は共同通信杯を完勝した通り、距離的な懸念も全くないし、実績的にはG3勝ちまでしかないからライバルが57~58キロを背負う中、54キロでで出られるのはあまりにも有利な条件。位置を取れる馬だからアエロリットを見ながらの競馬もできる。何より鞍上は(戸崎騎手)はアエロリットのことも良く分かっているし、ゴール前で差して終わりじゃないの?」と陣営は自信を持って臨む。 順当ならば、そのアエロリットの粘り込みの可能性が高いが、もう1頭追い込んでくる馬がいる。ペルシアンナイトの陣営が今回復活に懸ける意気込みが半端ない。 一昨年のマイルCSを勝った以降の成績は0-2-0-8と未勝利。今春に2ケタ着順が続いた頃にはデムーロにも「もう終わったかも?」と言われたほどだったが、「その2戦に関しては不利が大きかった。前走の札幌記念を見てもまだ絶対に終わってない。この中間の動きは抜群だし、ブリンカー2度目、ワンターンの千八なら、このメンバーでも充分やれると思っている。」と某厩舎関係者。穴ならコレ。