今年一番の大勝負! 有馬記念の情報です。 今年はファン投票で上位に選ばれた馬が多数参戦し、例年に無く楽しみなメンバーとなりました。 ブエナビスタの引退レースですが、有終の美を飾れるのか? それとも他馬がその夢を打ち砕くのでしょうか? ☆12/25(日) 第5回中山第8日10R 第56回グランプリ・有馬記念(G1) 芝2500m 国際・定量 【有力馬情報】 ◆オルフェーヴル 2勝目のスプリングSまで時間を要したが、5連勝で菊花賞を制し、史上7頭目の三冠馬となった。 夏を越して馬体が成長し、風格が出てきた。 古馬とは初対戦。 例年以上に厚い壁には違いないが、厳しい条件を覆してこそ五冠や海外への夢も広がろうというもの。 牡馬同士なら2kgの斤量差があり、一昨年の兄ドリームジャーニーに続いての兄弟制覇となるか。 ◆ブエナビスタ G1級6勝はいうまでもなく既に歴史的名牝。 ラストランを迎えたが、前走でジャパンCを制し、今季3戦目で更に体調の上積みを期待できる。 有馬記念は2年続けて2着。 心残りがあるとすればこのレースだろう。 昨年に続きファン投票1位に選出された。 レース後には引退セレモニーの予定。 熱い声援に応えたい。 ◆トーセンジョーダン 昨年G1初挑戦となった有馬記念5着。 その後G1天皇賞(秋)を勝ち、G2を2勝。 前走ジャパンCもクビ差2着で、格段に力をつけている。 その昨年は意表をつく逃げの手に出たが、どんな競馬でもできるのが強み。 過去2度の3連勝があり、好調が長続きするタイプだし、引き続き上位争いに持ち込める。 ◆ヴィクトワールピサ ドバイWCを制したあと、香港、仏国で出走回避が続いた。 帰国緒戦となったジャパンCは本来のレースぶりからは程遠く、流れも向かずに参考外と見ていいだろう。 昨年の有馬記念ではブエナビスタの追撃を振り切り、皐月賞も含め中山では4戦全勝。 真価発揮の舞台に。 ◆アーネストリー 宝塚記念でブエナビスタ相手にレコード勝ちした。 平均して速いラップを刻み、追走した方が音を上げるほどの渋太さ。 天皇賞(秋)は案外だったが、スムーズな右回りで反撃がある。 ◆エイシンフラッシュ 強い世代のダービー馬。 天皇賞(春)2着、宝塚記念3着と力は示してきた。 今秋、復帰後着順は今ひとつだが、天皇賞(秋)は早目の競馬で見せ場十分。 外枠で折り合い重視の競馬になったジャパンCは流れが向かなかった。 まだ見限れない。 ◆ヒルノダムール 天皇賞(春)の勝ち馬。 中山では皐月賞2着の良績がある。 帰国後ジャパンCは見送り、ここに備えていた。 今春の充実ぶりは目を見張るものがあったし、力通りなら怖い。 ◆マイネルキッツ 09年の天皇賞(春)優勝馬。 翌年の天皇賞(春)でも、ジャガーメイルと0.1秒差の2着に好走しており、芝・長距離部門での実績は現役トップクラスと言える。 8歳を迎えた今年は善戦止まりのレースが続いていたが、前走のステイヤーズSで、久々に強い競馬を披露。 後方待機から豪快に捲り、4角先頭から堂々と押し切って重賞3勝目を挙げた。 ◆ジャガーメイル 昨年の天皇賞(春)を制した。 まだまだ衰えは感じられない。 前走のジャパンカップでは、14番人気の低評価を覆し、後方追走からゴール前で鋭い伸び脚を見せて3着に食い込んだ。過去3年は、いずれも遠征していたため、7歳にして有馬記念は初挑戦。 中山・芝コース(1.1.0.2)と良績があるだけに、侮れない。 【データ解析】 ◎実績は? 1着馬については芝2000m以上のG1で優勝、または、2度以上の連対があることが条件。 10頭中9頭がこれに該当する。 ただ、2着で該当する馬は5頭、3着では4頭だから、これはあくまで1着候補限定の条件。 2着に関しては、芝2000m以上のG1で連対(10頭中7頭)、3着は芝2000m以上のG1で5着以内(10頭中8頭)が条件。 ◎距離実績は? 芝2400m以上のG1で3着以内、または、芝2400m以上のG2に優勝があること。 該当馬は1着馬が10頭中9頭、2着馬が同7頭。3着馬が同6頭となる。 ◎臨戦態勢は? ジャパンC同様、夏季から秋季にかけて2カ月半以上の休養があることが第一の条件。 例外は1〜3着馬に1頭ずつだし、03年以降はすべてがこの条件をクリアしている。 また、秋シーズンのレース数は2〜3戦が条件。 こちらの例外は1着馬に1頭、2着と3着馬はそれぞれ3頭となる。 ◎前走は? 同じG1からの臨戦というのが大きな条件で、例外は1着馬にはなく、2着馬に1頭、3着馬に2頭いるだけ。 前走着順を見ると、1着馬10頭中8頭が3着以内。 前走が4着以下の場合は、巻き返しがあっても2着、3着までと考えていい。 主力はやはりジャパンCで、過去10年で6勝、2着3回、3着3回の成績をマークしている。 ◎年齢は? 勝利数では4歳が断然。 連対数では3歳が肩を並べ、3着を含む入着数になると3歳が4歳を逆転する。 ただ、出走数に差があるため、連対率でも入着率でも優位に立っているのは4歳。 一方、この2世代以外になると、好走の可能性はかなり低くなる。 ◎性別は? 牝馬が目下4年連続で連対し、連対率も牡・セン馬を大きく上回る。 ただ、勝利数は牡・セン馬の9勝に対し牝馬は1勝。 また、16頭中10頭が6着以下で、うち7頭は二桁着順。 出走した牝馬の大半が健闘している天皇賞(秋)あたりとは、かなり実情が異なる。 牝馬優勢とあまり強く意識しない方がいいかも知れない。 ◎人気は? 1番人気は通算7連対だが、ここ8年で7連対なら信頼を寄せられる。 また、優勝馬は10頭中7頭が1〜2番人気で、残る3頭が3、4、9番人気。 人気薄の食い込みも少なくないレースではあるが、あくまでも、それらは2着候補、3着候補としての狙いになる。 ◎決まり手・枠順は? 決まり手については、あまり極端な偏りは認められない。 最近6年のうち07年を除く5回は、道中10番手以降だった馬が連対しており、先行、好位勢による決着となる可能性は低そうだ。 馬番別の着順を見ると、好走馬の出る確率が高いのは内目の枠。 特に、1〜3番枠から連対馬が出なかった年は10年で2回だけで、この”内から3頭”が、データからの幸運枠だ。 また、年毎に馬番を内目と外目に二分して見ても結果は”外より内”の結論になる。 このあと、すぐお知らせがあります。 m(__)m 何回もゴメンナサイ。 ダービーエクスプレス http://fhp.jp/derbyexp