【ダービーエクスプレス】 今週も3鞍行われる重賞レースの有力馬情報を2号に分けて配信します。 ★12月12日(日) 5回阪神4日目11R 第62回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 芝1600m レーヴディソール 初戦はラスト2F11.5-11.4、前走のデイリー杯2歳Sはラスト3F11.5-11.6-11.5の流れをいずれも並ぶ間もなく差し切り、最後は抑える余裕も。 桁違いの瞬発力の持ち主だ。 直線の長い阪神マイルなら舞台設定に何の不安もない。 乗り込みも入念だし、デキもいい。 ダンスファンタジア 2戦とも目立つ時計ではないが、持ったままで直線を向くと、ノーステッキで坂を上って後続を突き放す完勝。 折り合いがつくし、仕掛けてからの反応が良く、瞬発力もある。 センスの塊のような馬だ。 初コースでもまったく問題ないだろう。 中間は既に栗東へ入厩済み。調整も至極順調。 アドマイヤセプター 初戦を7馬身差で圧勝すると、札幌2歳Sで3着。 その札幌2歳Sでは若さを前面に出して、レースでも折り合いに苦労する場面。 それでも終いは脚を伸ばし、大きくは負けなかったのだから、やはり能力がある。 当日輸送もコースも初めてと課題は多いが、1F短縮は大きなプラス。 力を出せる仕上がりにもある。 ホエールキャプチャ 前走ファンタジーSは、道中最後方から、直線は馬群を捌いて猛然と伸びてハナ、ハナ差。 着差が着差だけに、ゴール手前で窮屈になったのが痛かったが、力は示した。 スタートは速くはないが、キャリアの浅い2歳馬同士だけに、逃げ差し自在で展開に左右されにくいのは大きな強み。 中山の前々走の内容なら直線の坂も難なくこなす。 これも前走後は栗東で調整。依然好調だ。 アヴェンチュラ 07年のこのレースの覇者トールポピーの妹。 その姉を髣髴させる素質馬。 前走の札幌2歳Sではアドマイヤに先着。 当時は3カ月半ぶりだったし、テンションが高く、レースで若さを出してもいた。 力を出し切っての結果ではないし、まだまだ伸びしろがある。 牝馬同士なら前走以上にやれていい。 今回も休み明けだが、仕上がりも悪くない。 マルモセーラ 未勝利戦がハナを切っての好時計勝ち、外回りに替わった前走のファンタジーSでも前々で運んで踏ん張り通した。 前で立ち回れて終いまでしっかりしているのが一番の長所だ。 1F延びて直線に坂のある阪神だけに、最後のひと踏ん張りが利くかどうかだが、中間は前走時以上と思える気配。 これならG1でも。 フォーエバーマーク 前走はマイペースだったにしても、ハナを切って上がり3F33.9秒だから優秀。 折り合えるので1F延長は心配なし。 関西への長距離輸送をこなせれば。 その他、 追って渋太いライステラス、赤松賞でダンスの2着だったフレンチカクタスにも注目。