高松宮記念穴馬

高松宮記念当日は雨の予報で、時計の掛かる馬場での決着になりそうです。前半のスピードの持続力、先行力は必須です。後半は直線半ばに急坂があり持続力とパワーが求められるタフなコースです。時計の掛かる馬場へ対応力が高い穴馬はアウィルアウェイです。

【アイラブテーラー】
父トーセンラー。母タケショウレジーナ。母の父ダンスインザダーク。	
7戦5勝・2着2回で連対率100%の実力馬ですが、速い時計の経験がないことが若干懸念されます。芝1200mは直線が平坦な京都競馬場で3戦2勝・2着1回です。直線の急坂は阪神競馬場で2勝を挙げているので懸念はなく、7戦中5回でメンバー中最速上がりの末脚を使えていることから、直線が長い中京競馬場への適性能力は高いことが推測されます。差し馬の好走度が高い高松宮記念、アイラブテーラーは、優れた瞬発力があり、脚質的に合っています。展開がはまれば、直線一気でまとめて差しきる可能性も十分にあります。連勝で一気に頂点に立つか注目されます。

【ノームコア】
父ハービンジャー。母クロノロジスト。母の父クロフネ。
昨年のヴィクトリアマイル覇者ノームコアが短距離G1高松宮記念へ参戦します。中京競馬場は愛知杯を4コーナー10番手からメンバー中最速上がり33秒5の末脚で2着まで追い込んだ実績があります。ヴィクトリアマイルは1分30秒5の驚異のレコードを記録しており、速いペースの方が力をだせるタイプで、スプリント高速時計勝負への対応力は十分にあると思われます。

【モズスーパーフレア】
父Speightstown。母Christies Treasure。母の父Belong to Me。
芝1200mでの勝ち時計1分7秒台の高速決着のモズスーパーフレアの成績は4勝・2着1回で2着はスプリンターズステークスです。ハナを切っての高速決着で高い潜在能力を発揮します。昨年は15着に敗退、時計がかかる力のいる馬場への適性が少し割り引かざるを得ないようです。

【アウィルアウェイ】
父ジャスタウェイ。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
マイルから芝1200mへ路線変更して5戦目で重賞シルクロードステークス(京都競馬場芝1200m)を完勝しました。時計のかかる馬場を後方から豪快に差し切ってみせました。平均1分8秒台の時計のかかる高松宮記念への馬場適性はメンバー中トップクラスです。シルクロードステークスを勝った勢いで高松宮記念制覇を狙います。

【ステルヴィオ】
父ロードカナロア。母ラルケット。母の父ファルブラヴ。
2018年のマイルチャンピオンシップの優勝馬です。芝1200mは初めてになり、距離適性が懸念されます。しかし直線の長い安田記念、毎日王冠で32秒台の末脚を使った実績は軽視できません。東京競馬場の次にゴール前直線が長い中京競馬場なら巻き返してくる可能性はあると思われます。大穴1発の可能性のあるG1馬です。

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