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2015年10月27日 21時00分 発行
予想の組み立て方
今日は予想の組み立て方について少し長くなりますがお話したいとおもいます

競馬の何が難しいかって言われれば、「予想の組み立て方」ではないかと思います。

人それぞれ予想に対する持論は持っているだろうと思うけど私も自分なりに研究した結果をここに書き記してみたいと思います。

※あくまで個人的見解に基づくもので一般的なものではありません。


競馬予想の3つの概念

”競馬予想の概念とは何か?”

という問いに対して私が回答するならば、


【 ポテンシャル × 状態 × 展開 】


と答えます。

競馬予想を組み立てる際の概念は3つ(ポテンシャル・状態・展開)あると思っています。


「ポテンシャル」については潜在能力のことで競走馬の持っているであろう能力のこと。

「状態」については出走前の馬の体調こと。

「展開」については対象レースがどのような流れになりそうかということ。


想像してもらえば分かると思いますが、

”能力が高いのに状態が良くないからレースではあっさりと負けた”

”切れ味が鋭い馬だけどスローペースの展開だったから差し切れなかった”

”調教がめちゃくちゃ動いて絶好調な感じだったけど差し脚は意外に鈍くて惨敗した”

などなど、こういった上記の例は毎週起こっている出来事であります。


・いくら能力が高くたって状態が悪かったり展開が向かなかったりすれば負けることがあります。

・いくら状態が良くたって能力が低かったり展開が向かなかったりすれば負けることがあります。

・いくら展開が向くからといって能力が低かったり状態が悪かったりすれば負けることがあります。


どれか1つだけ際立っていても負けるときはあっさり負けてしまうものです。

レースによって予想の方法を変えている人は情報が欠落している可能性が高いとも言えるのではないでしょうか。



ここからは、更に「ポテンシャル」、「状態」、「展開」を細分していって組み立てが可能なファクター段階まで紐解いていきましょう。

ポテンシャルについて

先ほども言いましたが、ポテンシャルとは馬の潜在能力のこと。

ポテンシャルを評価するにあたってどんなファクターが該当するのかを洗い出せばその馬の力が大方判ります。

私がいつも検討材料にしているポテンシャルのファクターは以下のとおり。

・決め手
・騎手
・重馬場経験
・距離経験

この4つのファクターについて簡単に説明したいと思います。


 決め手について

決め手の概念はなかなか難しい。

競走馬は

”ハイペースに強い馬”
”平均ペースに強い馬”
”スローペースに強い馬”
”展開を問わない馬”

の4種のタイプに分類できると思っています。

これも過去のレースを見て、どのペースでその馬の決め手が活きるのかを検討しましょう。

特に逃げ馬や先行馬は鋭い脚を持っている馬が少ないため、どんなペースのときに図太さを発揮しているのかをチェックしましょう。


 騎手について

馬の能力を引き出す先導役はやはり騎手ということになります。

乗り慣れた騎手と乗り代わりの騎手とでは馬の気性や仕掛けどころなど把握している事が違うでしょう。

特に乗り代わりの際は意識して、プラス材料になるのかマイナス材料になるのかを検討しよう。



 重馬場経験について

雨が降れば馬場状態は悪くなります。

馬場状態が悪くなった時は過去に重馬場のレースで好走した経験を検討材料に入れよう。

ただし注意が必要なのはレベルの低いレースで重馬場好走経験があってもあまりあてにならないからこの点は注意が必要です。



 距離経験について

出走するレースの距離が過去に経験したことのない距離の場合は検討しよう。

長距離ばっかり使っていた馬が急に短距離のレースに出てきたり短距離ばっかり使っていた馬が急に長距離のレースに出てきたりと。

プラス材料になるのか、マイナス材料になるのかをよく検討しよう。


以上、馬のポテンシャルについて書いてみましたが、いかがでしょうか。

多くのレースを見てどんどん経験を蓄積していきましょう。


状態について

次は馬の状態(体調)をどうやって判断していけばいいのか、について書いてみたいと思います。

直接的な事ではなく間接的に競馬新聞等の情報から良さそうな状態の馬を見つけていきましょう、ということです。

状態をファクターで表すと、

・臨戦過程
・好調教

という2つに分けられるのではないかと思っています。

1つずつ見ていきましょう。


 臨戦過程について

レースに挑む馬は「休養明け」、「叩き2走目」、「使い詰め」のローテーションのどれかです。

この調整過程の違いを読み取る必要があります。

特に休養明けの馬や叩き2走目の馬が一変して好走することは多いので、調教の見方の精度を上げることが重要だと思っています。

この臨戦過程についてはまたお話します。

⇒調教の内容から走りそうな馬を見つけ出すノウハウ

お楽しみに!


 好調教について

これは言葉通りで調教の良かった馬をプラス材料にして検討しようということです。

前走の調教があまり動かなかった馬が突然動いていたりすることがあります。

そういった馬は明らかに状態が良くなっていると判断できるためプラス材料に含めて検討しよう。


上記、馬の状態に関して書いてみましたが、いかがだったでしょうか。

どんなに能力があっても仕上がり不十分な状態だと全能力を発揮することなんてできません。

また調教内容が軽くて当日の馬体重が大幅に増えていたなんてことも多々あることです。

きっちりと調教内容を見極めることは予想をする上で不可欠なことだと思います。


展開について

展開についてはレースがどんなペースの流れになるかということを想定し検討しましょう。

出走メンバーの中でどの馬が逃げて、どんなペースを作り出すのか検討していきます。

単純に思えるかも知れませんが展開を予想することは非常に難しいです。

前走で逃げた馬がいても次のレースでは逃げなかったり逃げると思った馬が出遅れたりとか。

騎手や馬は生き物ですからこの点をドンぴしゃりで当てることは至難の業です。

経験を積んで競馬の慣性を磨いていくしかないように思います。

展開を読み違えると、決め手や持ち時計の内容が大きく変わってきます。

そうなると結果も変わってきます。

慎重にいきたいところです。

『展開』については以上です。


≪まとめ≫
以上、「競馬予想の3つの概念と組み立て方」について書いてみました。
そして私は今でも毎週レースを見返しては、外れた馬券の反省を繰り返しています。

反省を繰り返すのは自分の予想の精度が低いだけだし精度が上がるように努力を積み重ねいけばきっと良い結果がでると信じているからです。

同じ想いの仲間と1人でも出会えたら嬉しく思います。


みなさんも予想をする際は、

【ポテンシャル × 状態 × 展開】

をいつも頭の片隅に入れて進めてみてはいかがでしょうか。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
          
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