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★ザ・シークレット・ホース★
『大阪杯の穴馬探し』

PART1　------------------------------

「大阪杯」の穴馬探しをお届けします。

大阪杯は、31日（日）に阪神で行なわれる

芝2000mの古馬重賞。春の天皇賞や

安田記念、宝塚記念を目指す一線級の

古馬たちが集結する伝統のG2です。


今年はオルフェ−ヴルvsヴィルシーナの

初対決を主軸に、エイシンフラッシュ・

ダークシャドウ・ショウナンマイティらの

重賞級が揃い、さらに伏兵陣にも

面白い顔ぶれが居並んで、例年以上に

興味深い豪華メンバーとなりました。


注目のオルフェ−ヴルですが、当欄は

昨年の阪神大賞典で調教内容に疑問を

呈し「今回は実は折合いが心配？」と

予想時に記したところ、あのような事に。


続く天皇賞春では「かなり調教内容が

危険」と記したところ、無惨な大敗。


宝塚記念では「調教内容については

よくなっている」と記したところ1着。


つまりオルフェ−ヴルは、

調教の吟味がとにかく肝要な馬、と

いう事なのでしょう。さて今回は…

PART3で結論をお伝えします。


さて、各馬がこのレースの後に目指す

GIが様々（オルフェ−ヴルは天皇賞春は

回避が今のところ濃厚）なのが大阪杯の

特徴の一つですが、では長距離タイプ・

中距離タイプ・マイラーのどのタイプが

大阪杯で強いのか、探ってみます。


近5年の好走馬15頭が「大阪杯の前年と、

大阪杯の年（の前走まで）に、3着以内に

好走した重賞レースの距離」を記します。


（つまり、直近の約15ケ月でこんな

距離の重賞を好走していた馬が、大阪杯で

好走しています、というデータです）

（カッコ数字）は人気順

08年
1着ダイワスカ（1）1600m、1600m、1600m、1800m、2000m、2200m、2500m

2着エイシンデ（7）1800m、1800m、1600m

3着アサクサキ（4）1800m、2400m、2400m、3000m

09年
1着ドリームジ（3）2000m、2000m、1800m

2着ディープス（1）1600m、1800m、1600m、2400m、2400m、2000m、2400m

3着カワカミプ（4）2000m、1800m、2200m

10年
1着テイエムア（6）1800m

2着ゴールデン（9）

3着ドリームジ（1）1800m、2000m、3200m、2200m、2200m、2500m、2200m

11年
1着ヒルノダム（1）2000m、1800m、2400m、2200m

2着ダークシャ（8）

3着エイシンフ（3）2000m、2000m、2400m、2400m

12年
1着ショウナン（6）1800m
2着フェデラリ（1）2000m、1800m
3着トーセンジ（2）2200m、2000m、2000m、2400m

上記15頭のうち6番人気以下で好走した
『穴馬5頭』の、上記の距離を
改めて書き出しますと、
1800m、1800m、1800m、1800m、1600m。
2000m以上の重賞での実績が皆無です。

つまり大阪杯で「穴」を狙うなら、
芝1800m以下の重賞で、直近15ケ月のうちに
好走実績がある馬が狙い目なのです。

ちなみに（距離に関係なく）重賞での
好走実績自体が皆無だった10年2着の
ゴールデンダリアも、直近に1800mの
オープン＆準オープンで好走していた馬。

また11年2着ダークシャドウは前走で
2000mの条件戦を勝ってきた馬でしたが、
大阪杯直後には1800mのエプソムC・
毎日王冠を連勝。やはり2000mより
短い距離への適性を示していた馬でした。

いっぽう、上位人気馬については
2000m以上の長めの距離で
好走実績がある馬が目につきます。

ということで、大阪杯で穴馬が人気馬に
伍すためには「1800m以下での実績」が
ポイント。これは大阪杯のレースの流れと
関係しているのかもしれません。

内回りで行なわれるため、前半から
淀みなく流れ、後半まで差し脚を
溜めていた差し馬に有利に働く事も
多いのが大阪杯です。

『1600mや1800mで好走してきた上に
大阪杯で人気薄になるような馬』は、
2000mの距離と相手関係を意識して、
序盤中盤は大事に脚を溜めておく意識が
どうしても強くなりがち。しかし大阪杯は
淀みなく流れるレースゆえ、その策が
ハマって最後に末脚が届くケースが多い、
ということなのではないでしょうか。

実際に、昨年に勝ったショウナンマイティ、
一昨年2着ダークシャドウ、10年2着の
ゴールデンダリアらは、大阪杯で
「末脚勝負で」好走した馬でした。

まずは直近の重賞実績の距離をチェック。

これが、大阪杯での「穴馬探し」の
第一歩となりそうです。


PART2に続きます。

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