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2011年05月21日 22時41分 発行
データでわかる連対馬
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 デ┃ー┃タ┃で┃わ┃か┃る┃連┃対┃馬┃
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 【新・第28号】オークス&東海S展望号



 こんばんは、まうまう企画の松田です。

 いつも当メルマガをご愛読いただき、厚く感謝申し上げます。


 さて、今回の『データでわかる連対馬』新・第28号は

 東京『オークス』、京都『東海S』を展望いたします。


 それでは、今号をどうぞお楽しみください。



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  【東京】オークスの展望
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――【人気傾向(過去10年の実績から)】――――――――――――――――



 過去10年で複勝圏に入った馬の人気は次の通りです。

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 年度|1着馬|2着馬|3着馬|
 ━━━━━━━━━━━━━━━
 10年|1人気|5人気|8人気|※
 ―――――――――――――――
 10年|5人気|1人気|8人気|※
 ―――――――――――――――
 09年|1人気|2人気|4人気|
 ―――――――――――――――
 08年|4人気|13人気|5人気|
 ―――――――――――――――
 07年|5人気|1人気|8人気|
 ―――――――――――――――
 06年|3人気|5人気|7人気|
 ―――――――――――――――
 05年|1人気|2人気|3人気|
 ―――――――――――――――
 04年|6人気|4人気|7人気|
 ―――――――――――――――
 03年|2人気|13人気|9人気|
 ―――――――――――――――
 02年|4人気|12人気|2人気|
 ―――――――――――――――
 01年|5人気|4人気|1人気|
 ―――――――――――――――

 ※10年は1着同着


 1番人気【3-2-1-5】(※同着含む)

 2番人気【1-2-1-6】

 3番人気【1-0-1-8】



――【レース傾向とデータ】――――――――――――――――――――――



 1番人気は4連対、2番人気は3連対、3番人気は1連対と

 上位人気全体ではそれほど高い信頼性はありませんし

 人気薄の激走例もかなり目立ち、荒れ模様のイメージを持ちがちですが

 これまで4番人気以内が連対圏から揃って消えたことはありません。


 また、勝ち馬は全て6番人気以内に収まっておりますので

 アタマに関しては人気薄馬に対して過度の警戒は必要ないでしょう。


 尚、アタマは上位人気馬よりも、過去10年で計5勝を挙げている

 4〜5番人気馬に妙味がありそうです。



 ただし、アタマ候補は簡単に見つけられても、相手は少々難解。


 09年や05年のように、2番人気以内のワンツーという順当決着もありますが

 過去10年で6頭もの8番人気以下馬が馬券対象になっていることを考えると

 やはり人気薄に対しても手を緩めることは禁物です。



 これまでの激走馬の特徴としては、前々走で重賞を連対しながらも

 桜花賞を凡走して人気を落とした馬がここで巻き返したり

 前走の好走をフロック視された馬が波乱を演出する例が目立ちますので

 このような「ワケあっての低評価馬」には注意が必要となります。


 ・08年 13番人気2着エフティマイア 【前走桜花賞15番人気2着】

 ・03年 13番人気2着チューニー   【前々走クイーンC1着】

 ・03年 9番人気3着シンコールビー 【前走フローラS1着】

 ・00年 16番人気3着オリーブクラウン【前々走フラワーC1着】



 このパターンで言いますと、今年はこの3頭あたりが該当しており

 中でも7番と14番の両馬は超人気薄ですので、これは特注でしょう。


 ・1番ハブルバブル  【前々走フラワーC2着】

 ・7番ライステラス  【前々走チューリップ賞2着】

 ・14番スピードリッパー【前々走フィリーズレビュー2着】



――【好走データ】――――――――――――――――――――――――――



 過去10年で比較的好走率の高いデータを集めてみました。



 ◆ 前走勝ちの3番人気以内馬 【4-1-3-6】


 全幅の信頼を置けるレベルではないものの

 複勝率57%というまずまずの信頼性を誇る、

 この前走勝ちの3番人気以内馬。


 3連系馬券であれば、軸に据えてもOKでしょう。


 今回は1番人気の9番マルセリーナ(桜花賞勝ち)

 3番人気のバウンシーチューン(フローラS勝ち)の2頭がここに該当。



――【消去データ】――――――――――――――――――――――――――



 過去10年で連対例が殆どないというデータを集めてみました。



 ◆ 前走が非重賞戦だった馬 【1-0-2-59】


  4番、5番、6番、11番、13番、16番の6頭が該当。



 ◆ 前走フローラSで5番人気以下もしくは4着以下の馬 【0-0-1-27】


 3番、8番、15番、17番の4頭が該当。



 ◆ 前走が10番人気以下かつ3着以下だった馬 【0-0-1-21】


 2番メデタシ、14番スピードリッパーの2頭が該当。



 ◆ 中1週以内のローテーションの馬 【0-0-0-11】


 5番、6番、16番の3頭が該当。



 ◆ 単勝オッズ50倍台以上の馬 【0-1-1-56】


 前売段階では5番、6番、7番、8番、13番、14番、15番の7頭が該当。



 以上、今回どのマイナスデータにも該当せず減点ゼロだった馬は

 前売オッズを参照した段階ですと、次の5頭となりました。


 ・1番ハブルバブル

 ・9番マルセリーナ

 ・10番デルマドゥルガー

 ・12番ホエールキャプチャ

 ・18番ピュアブリーゼ



――【買えるオッズ】―――――――――――――――――――――――――



 特に強調できるようなオッズゾーンはありませんが

 単勝オッズ10〜20倍台(10.0〜29.9倍)馬は過去10年で4勝を挙げており

 馬券的妙味も十二分でここは狙い目でしょう。


 また、単勝オッズ7〜9倍台(7.0〜9.9倍)の馬も、【2-2-1-4】と

 3着内率50%以上となっていますので、ここも要注目です。



 尚、前売段階では、前者が5番人気のハブルバブルが該当

 また後者は3〜4番人気の2頭が該当しています。



――【買えないオッズ】――――――――――――――――――――――――



  ・単勝オッズ帯 ⇒ 3〜4倍台(3.0〜4.9倍)

  ・実績 ⇒ 【1-0-0-4】


 ・10年アパパネ     【単勝オッズ3.8倍・1番人気】1着同着

 ・08年リトルアマポーラ 【単勝オッズ3.9倍・1番人気】7着

 ・06年アドマイヤキッス 【単勝オッズ3.0倍・1番人気】4着

 ・06年キストゥヘヴン  【単勝オッズ3.8倍・2番人気】6着

 ・02年シャイニンルビー 【単勝オッズ4.4倍・1番人気】5着


 全て2番人気以内という高い支持を受けながらも

 昨年のアパパネ以外はオール着外という、この単勝オッズ3〜4倍台の馬。


 ここは思い切って軽視すると妙味十分で

 前売段階では2番人気の12番ホエールキャプチャがここに該当。



――【コース傾向(東京芝2400メートル)】―――――――――――――――



 上位人気馬の連対率実績は次の通りです。


  ・1番人気 49.4%

  ・2番人気 38.9%

  ・3番人気 23.9%


 4割近い2番人気の実績は出色モノですが

 1番人気と3番人気に関しては平均値を下回る実績しかなく

 ここはやや精彩を欠いています。



――【今回の結論】――――――――――――――――――――――――――



 先週は人気両頭の決着で配当的には実につまらなかったものの

 今回はズバリ“2強”同士の決着にはならないと見ました。


 消去データでは人気を集めている桜花賞の連対馬も残りましたが

 意外な人気薄馬も残っており、ここでも波乱を予感させます。


 ただ、この桜花賞1〜2着馬が揃って飛ぶ可能性は低いものの

 ヒモ荒れするというシーンは考慮しておくのが無難でしょう。



 その人気薄相手馬として、消去データで残ったデルマドゥルガーと共に

 「レース傾向とデータ」内でも激走候補馬として抜擢した

 12番人気の7番ライステラスも狙って面白い存在です。


 前々走はレーヴディソールに千切られはしたものの、2着は確保しており

 それに阪神JFでは0.3秒差の3着と、ここでも胸を張れる実績を持つ馬。


 また、府中でも勝ち星があるのに加え

 父が長距離戦で活躍したソングオブウインドということで

 距離延長は逆に歓迎と見ています。


 この馬を狙うなら、今回が最も美味しいかもしれませんね。



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  【京都】東海Sの展望
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――【人気傾向(過去10年の実績から)】――――――――――――――――



 過去10年で複勝圏に入った馬の人気は次の通りです。

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 年度|1着馬|2着馬|3着馬|
 ━━━━━━━━━━━━━━━
 10年|3人気|1人気|10人気|
 ―――――――――――――――
 09年|2人気|3人気|4人気|※
 ―――――――――――――――
 08年|13人気|16人気|2人気|
 ―――――――――――――――
 07年|2人気|11人気|6人気|
 ―――――――――――――――
 06年|5人気|3人気|9人気|
 ―――――――――――――――
 05年|6人気|9人気|1人気|
 ―――――――――――――――
 04年|2人気|3人気|7人気|
 ―――――――――――――――
 03年|9人気|1人気|3人気|
 ―――――――――――――――
 02年|1人気|7人気|5人気|
 ―――――――――――――――
 01年|5人気|3人気|9人気|
 ―――――――――――――――

 ※09年以前は中京ダ2300メートル戦


 1番人気【1-2-1-6】

 2番人気【3-0-1-6】

 3番人気【1-4-1-4】



――【レース傾向とデータ】――――――――――――――――――――――



 堅い時と荒れる時の差が激しく、かなりの両極端傾向のレースですが

 今回と同じ京都1900m戦で行われた昨年は上位人気同士での決着でした。


 このレースで1番人気馬が連対を果たしたのは7年振りのことですので

 やはりコースや距離の変更が順当決着へプラスに働いたかもしれません。


 「コース傾向」(後述)をご覧いただければお分かりのように

 2〜3番人気の連対率は平均値を大きく上回っており

 中京コース開催時よりも、上位人気の信頼性は高いと見ていいでしょう。


 また、3番人気以内が揃って馬券圏内から消えたことは1度もなく

 少なくとも3連系馬券では1頭でも上位人気を絡めておいてください。



 ただ、その昨年も3着には2桁人気馬が喰い込んできていますし

 基本的に荒れ模様傾向が多いダート重賞ということもあって

 やはり人気薄馬の激走にはかなりの警戒が必要です。



――【好走データ】――――――――――――――――――――――――――



 過去10年で比較的好走率の高いデータを集めてみました。



 ◆ 該当データなし


 好走率の高いデータは特にありませんでした。



――【消去データ】――――――――――――――――――――――――――



 過去10年で連対例が殆どないというデータを集めてみました。



 ◆ 前走が10番人気以下だった馬 【0-1-2-22】


 5番、10番、16番の3頭が該当。



 ◆ 前走が10着以下だった馬 【0-0-0-22】


 10番、14番、16番の3頭が該当。



 ◆ 前走が非重賞のOP戦だった馬 【1-0-0-25】


 1番、5番、10番、14番、15番の5頭が該当。



 ◆ 地方戦を除き、前走で1.0秒以上負けた馬 【0-0-2-31】


 4番、10番、11番、14番、16番の5頭が該当。



 ◆ 8番人気以下の4歳馬 【0-0-0-20】


 前売段階では4番マストハブが該当。



 ◆ 10番人気以下の馬 【0-1-1-53】


 前売段階では1番、4番、10番、11番、14番、16番の6頭が該当。



 以上、今回どのマイナスデータにも該当せず減点ゼロだった馬は

 前売オッズを参照した段階ですと、次の7頭となりました。


 ・2番シルクメビウス

 ・3番キングスエンブレム

 ・6番バーディバーディ

 ・8番ワンダーアキュート

 ・9番テスタマッタ

 ・12番メダリアビート

 ・13番ゴルトブリッツ



――【買えるオッズ】―――――――――――――――――――――――――



 これといって強調できるようなオッズゾーンはありませんが

 単勝オッズ10倍台(10.0〜19.9倍)の馬は過去10年で3勝の実績があり

 ここをアタマに据えて狙うと美味しい馬券をゲットできそうです。


 尚、前売段階では、5番人気のバーディバーディがここに該当。



――【買えないオッズ】――――――――――――――――――――――――



  ・単勝オッズ帯 ⇒ 4倍台(4.0倍〜4.9倍)

  ・実績 ⇒ 【1-0-2-3】


 ・09年ワンダースピード 【単勝オッズ4.2倍・2番人気】1着

 ・08年フィフティーワナー【単勝オッズ4.4倍・2番人気】3着

 ・06年ヒシアトラス   【単勝オッズ4.6倍・2番人気】5着

 ・05年クーリンガー   【単勝オッズ4.4倍・2番人気】5着

 ・03年ディーエスサンダー【単勝オッズ4.4倍・3番人気】3着(降着)

 ・03年ワンモアマイライン【単勝オッズ4.1倍・2番人気】4着


 全て3番人気以内という高い支持を受けながらも

 連対(優勝)例がたった1例のみという、この単勝オッズ4倍台の馬。


 ここは軽視すると妙味が十二分ですが、前売段階では該当馬不在です。



――【コース傾向(京都ダ1900メートル)】―――――――――――――――



 上位人気馬の連対率実績は次の通りです。


  ・1番人気 46.7%

  ・2番人気 55.6%

  ・3番人気 35.6%


 50%を割り込んだ1番人気はやや低迷している感じですが

 それ以外は平均値を遥かに上回っている数値を記録しており

 ここの信頼性はかなりのものでしょう。



――【今回の結論】――――――――――――――――――――――――――



 消去データではそれほど絞り切れませんでしたし

 それに人気に推されている馬の大部分が残る結果となりました。


 これを全部買ってしまうと収益性が落ちてしまいますので

 ここから更に対象馬を絞ってみることにしましょう。



 まず真っ先に軽視したいのが、2番シルクメビウス。


 昨年の覇者で、現在3番人気に推されている同馬ですが

 今回の武豊騎手への乗り替わりが大きなマイナス点と見ました。


 ここ最近の武豊騎手はかつての名手振りが影を潜め

 人気馬を飛ばすケースがかなり多くなっていますし

 何より差し・追い込み馬を好走させた例があまりありません。


 腕っ節が弱くなった、追える体力が低下したのかは定かではないものの

 ダートの重賞クラス馬では屈指の追わせる馬だけに

 やはりこの乗り替わりは同馬を軽視させる要因にはなりそうです。



 あと、12番メダリアビートは前走準OPを勝ちあがってきたばかりで

 前走1600万下戦だった馬は【0-2-1-15】と優勝例がありませんから

 ここは買ってもヒモまででしょうか。



 尚、オッズ的には前走重賞を勝ってきた2頭の一騎打ちムードですが

 前走グリグリの人気で2着に負けて人気を落としたワンダーアキュートや

 G1戦で連続3着の実績が光るバーディバーディを中心に狙うと

 結構美味しい思いができるかもしれません。



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  今、枠連の人気が再燃してきています
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 このところ、枠連の人気が再沸騰してきており

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 今号も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。



 次回は05月29日開催の、東京『日本ダービー』を展望する予定です。


 どうぞ、来週もお楽しみに!



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