【ダービーエクスプレス】 今週から重賞レースのデータ面からの分析を配信します。 ご参考になれば幸いです。 『マイルチャンピオンシップ』(G1) 過去10年の結果を見ると、1番人気の成績は[4・2・0・4]。 4着以下が4回あるとはいえ、ここ4年で見れば、昨年のカンパニーを筆頭に[4・2・0・0]と連対率パーフェクトの成績を収めている。 今年も素直に1番人気から入るのがいいかもしれない。 まずはローテーションから。 前哨戦は、スワンSと富士Sだが、スワンSは過去10年で[0・1・5・39]。 07年のスーパーホーネットしか連対馬を出しておらず、はっきりいって狙いづらい。 富士S経由は[1・2・0・41]。スワンSよりはマシだが、こちらも前哨戦のわりに3連対というのは寂しい成績だ。 しかも、唯一の優勝馬である02年のトウカイポイントは、中山施行だったときの富士S組だった。 つまり、東京施行の富士S経由は実質、連対馬を2頭しか出しておらず、しかも、富士S優勝馬の本番での成績は[0・0・0・10]と3着すらない。 まったく無視するわけにはいかないが、買い目に入れるなら、3〜9着に負けた組がいい。 ローテでの狙いは、7連対の天皇賞・秋経由だ。 07年ダイワメジャー(9着から本番1着)のように、2ケタ着順にさえならなければ、本番で好走する可能性はじゅうぶん。 もちろん、天皇賞・秋を勝っていればさらにいい。 2頭しか該当馬はいないが、本番での勝率は100%だ。 続いて狙えるのが毎日王冠経由。 ここ経由の馬は、過去10年で6頭が出走して4連対もしている。 好走条件は2番人気以内かつ7着以内。 それ以外のローテでは基本的に重賞で2着以内に入っていることが条件となる。 距離実績は過去の連対馬20頭中17頭に芝・ダートを問わず1600m以上の重賞勝ち経験があった。 例外3頭のうち、2頭はG1馬であり、このような実績馬は別にして、マイル以上の重賞優勝経験が必須条件といえよう。 『東スポ杯2歳S』『福島記念』は後ほど。