「ここ2ヶ月の回収率は200%超!!!」 こんな宣伝見かけませんか? 私は余りにも見過ぎて正直ウンザリしています。 この宣伝は嘘でしょうか? 確かに「2ヶ月で200%」は本当かも知れない。 しかし、ここに巧妙な罠が隠されています。 短期よりも長期で高回収率のほうが会員が集まります。 ここを突いて「2ヶ月」という期間を掲げているのです。 (なお、「2」という数字に特別な意味はありません ので、あしからず) 1発大きいのを当ててしまえば、長期にわたって高回収を宣伝できてしまうのです。 具体的に言いましょう。 例えば、毎週2レースで各1,000円づつの購入を推奨する有料予想があったとします。 第一週に、たまたま3万馬券を当てたとしたら、投入金額2,000円、払戻し30,000円で回収率は1500%、驚異的な数字です。 第二週は、払戻しが1,000円だったとしたら、投入金額2,000円、払戻し1,000円で回収率は50%、酷い結果です。 しかし、予想提供者は次のように宣伝します。 「今週は申し訳ありませんでした。しかし、ここ2週の回収率は775%!!」 確かにそうなのです。 投入金額4,000円、払戻しが31,000円ですから回収率は775%。 もはや説明は要らないと思いますが、続けます。 第三週も払戻しが1,000円だとすると、第二週と回収率は同じ。 しかし、予想提供者は次のように宣伝します。 「今週はパッとしない結果で申し訳ございませんでした。次週は頑張ります。ここ3週の回収率は533%!!!」 まだまだ高い回収率ですね。 これが第八週(2ヶ月)まで続くとしたら・・・ 「今週もダメでした。申し訳ございません。しかし、次週は自信があります!ここ2ヶ月の回収率は231%!!!」 投入金額16,000円、払戻し金額37,000円なので回収率は231%。 見事に「2ヶ月で200%超」が実現しました。 何も知らない読者は、すごい有料予想だと勘違いするでしょう。 有料の申込をしても、時すでに遅し。 まともに当たったのは第一週のみ。第二週〜第八週は酷い結果なのです。 でも、2ヶ月の回収率は200%超。 単なる一発屋なのに、コンスタントに回収しているような錯覚を起こさせるマジックなのです。