なぜ複勝か？その１


さて，前回の続きです。

こういう稼業をしていますので，私はそれなりの人脈を持っていますが，その私の
知っているある馬券師の方ですが，その人が用いる馬券は「複勝」のみで，他の馬
券には一切見向きもしません。

ただ，その方も競馬を始めた最初からではなく，ありとあらゆる予想法，馬券にト
ライしたようですが，１０年を経過した時点で複勝オンリーに方向を定めたとのこ
とでした。
因みにその方は競馬で年間１０００万を稼いでおられるとのことで，当然私はその
ノウハウを盗むべく探りを入れましたが，さすがにその核心部は教えてもらえませ
んでした。

しかしヒントだけは授かり，それを解析してＳＰ指数オッズ競馬の予想に取り入れ
たのが実は一ヶ月前，先月１０月２７日からだったのです。
前回もご報告しましたが，１０月２７日を境にして，その前と後では結果が雲泥の
差であることがお分かりいただけると思います。

２点の成績
【１０月２１日以前】
全１６レース，４勝１２敗，的中率２５％，回収率６５％
【１０月２７日以降】
全１５レース，１０勝５敗，的中率６７％，回収率１４９％

３点の成績
【１０月２１日以前】
全２８レース，１１勝１７敗，的中率３９％，回収率４７％
【１０月２７日以降】
全１９レース，１２勝７敗，的中率６３％，回収率１２７％

今でこそ明かしますが，ＳＤＨコースが先月２７日から飛躍的に的中率がアップし
たのには，このような秘密があったからです。

さて，話の本題ですが，なぜ複勝なのかです。

それは一言で言えば，競馬はそんな簡単にバンバン当てることのできる競技ではな
いということが根底にあるからです。

例えば，１６頭立ての的中確率は以下の通りです。

３連単：０．０２％
枠連：２．８％
単勝：６．３％
複勝：１８．８％

最も的中率の高い複勝ですら１８．８％，１頭だと５レースに１回当るか当らない
かです。
仮に３連点で複勝と同じ確率に持っていこうとすれば，実に９４０点を必用とする
ことになります。
連勝馬券で最も確率の高い枠連でも７点を要します。

こんなことは競馬をされている方なら常識かもしれませんが，これをみても連勝馬
券を的中させることが，いかに困難であるかがお分かりいただけると思います。

本日はこのくらいで，続きは次号で。



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