こんばんは。 前回の配信で10Rの7ー10人気の複勝率が60.8%とお伝えしました。 この数字についての私の予想スタンスについて説明します。 私はオッズ理論で穴馬が来そうなRを抽出し、その中で前走成績等の表の成績とサイン理論等の裏データを活用し予想をしていくスタイルを取っています。 また、確率論に基づき勝負するかどうかも検討しています。具体的には、例えば直近の対象5R全てで7ー10人気の一頭のいずれかが3着内に来ていれば、次の6R目には7ー10人気が来る確率はかなり下がるということは直感的に理解いただけると思います。 いくらオッズで荒れそうなRでも1人気ー2人気ー3人気で決まることもあるのです。(ほとんどありませんが。。) 逆に、例えば直近3R連続で7人気以下が全く来ていなければ、次の4Rめには7人気以下が来る可能性が高くなることも理解いただけると思います。 これを簡単な確率の計算でお示しします。計算を単純化するため7ー10人気の複勝率を60%とします。 まず対象1R目で7ー10人気が来る確率は60%です。2連続で7ー10人気が来る確率は0.6×0.6=0.36で36%、3連続では0.6×0.6×0.6=0.216で21.6%となります。同様の計算で4連続では12.96%,5連続は7.776%まで低下します。6連続は4.66%まで低下することになります。 では、複勝率60%の馬券が2連続で外れる確率はどうなるでしょうか。 複勝率は60%なので、1R目でこない確率は1-0.6=0.4となり40%です。2連続で来ない確率は0.4×0.4=0.16と16%となるため、2Rめに7ー10人気が来る確率は84%となります。 同様の計算で、3連続で外れる確率は6.4%なので、3R目に7ー10人気が来る確率は93.6%、4R目に7ー10人気が来る確率は97.44%となります。 複勝率60%とはこういうことなのです。実際、2020年1月から11月までの対象になった10R、全69Rでは、対象Rで7ー10人気が4回以上連続で来なかったことは1度もありませんでした。また、対象Rで7ー10人気は最大6R連続で来ています。 あとは大体2ー3R連続で来た後に1Rもしくは2R連続で来ないというような状態を繰り返しています。 いかかでしょうか。確率通りに穴馬が来ていることに納得いただけましたでしょうか。 次回は具体的な対象Rと人気をお示しします。ご期待ください。