■高松宮記念 見解 今年の高松宮記念ですが、例年Aコースで開催されてきましたが、今年からBコースの実施に変更されています。つまり、例年の今頃だと馬場の内側がかなり痛み、外枠有利、差しも届く状態であった馬場バイアスが、今年は大きく傾向が異なることになります。枠順についても、内目の枠順も不利にはならないでしょう。 土曜のレースを見る限り、予想通り逃げ・先行馬の活躍が目立ち、同距離となる中京10R岡崎特別(1000万以下・ハンデ)では、勝ち時計1.07.4の逃げ切りレコード勝ち。逃げ・先行有利を印象づけました。恐らく、高松宮記念で過去の傾向は、今年は通用しないでしょう。 ちなみに、土曜日に実施された中京芝レースと4角3番手以内の馬の着順は以下の通り。 中京5R2000m 1着 4角2番手 2着 4角1番手(13人気) 中京8R芝2000m 1着 4角1番手(5人気) 2着 4角2番手 中京10R芝1200m 1着 4角1番手(9人気) 3着 4角3番手 中京11R芝2200m 1着 4角3番手 3着 4角1番手 コース替わりだけでなく、G1仕様なのか、中京の芝コースは完全に「高速馬場化」しています。G1でこれだけのメンツが揃えば、予測される勝ち時計は1分6秒台のレコード決着になるのではないかと思われます。条件馬ではありませんし、Hペースで飛ばしてもそう簡単には止まらない馬場であると想定したい。 差し馬は、後方一気のタイプは軽視し、好位~中団前目でチョイ差し出来る馬を考慮したい。予想の基本ファクターには、「持ち時計」と「スピード能力」を重視し、1分6秒台の決着にも対応可能な馬を中心に予想を組み当てたい。 上記の視点で考えると、個人的には、(比較的)人気を集めている馬の中で評価を落としたいのは、距離短縮で道中のポジションが悪くなりそうなウリウリ、追い込み脚質のスノードラゴンです。臨戦過程からは、ウリウリよりも前走にスプリント戦を使われているアルビアーノを上位に取りたい。 ■高松宮記念 予想 よろしければご覧ください↓↓ http://umaguri.com/race_expecteds_ditail.php?race_expecteds_id=17190 印以外の馬で、大穴で狙ってみたいのが1番ブラヴィッシモ。内枠を生かした川田騎手の好騎乗も目立ったが、オープン2戦目、初重賞レースの挑戦で重賞常連馬を相手に、大きく持ち時計を詰めて3/4+ハナ差の3着は立派の一言。 中間は出走馬中最多タイとなる9本の時計を出し、正にメイチの仕上がり。前走は初重賞でも3番手の好位を追走する競馬ができるなどテンのスピードもある。逃げ馬を見ながら最内の好位で競馬ができれば、3着候補狙いで面白い存在と考えます。