菊花賞の見解 上位人気馬も含めて、どの馬にも死角ありという意味で、とても馬券予想が難しいレースです。 リアファル 中京のレース振りから阪神で行われる神戸新聞杯では本命を打ったが、先週の秋華賞の結果から京都の馬場レベルを見るとかなりの高速馬場であり、バワー寄りの適性からも馬場状態への対応力に全幅の信頼は寄せづらい。 スタミナ面から距離の心配はないこと、前に行ける脚質からも安定して掲示板は確保出来そうだが、勝ち負けまでを絶対視はできない印象である。 リアルスティール ダービー直後の印象は、上位3頭とスタミナ面での開きを強く感じたのが率直な感想。調教での時計、馬体、反応の良さなどを見ると、本質的には2000mぐらいが本来の距離適性だろう。今の馬場適正は高そうだが、絶対能力の高さでどこまでスタミナ面をカバーできるのか不安が残る。 サトノラーゼン 前走は4角で外に持ち出す際の小さなロスがあったが、あまりにだらしない結果であった。馬体重含めて、春からの成長がさほど感じられないことが心配であり、夏を越した他馬の力量との比較検討が正直難しい。 一叩きされて調教の動きはやや上向きだが、大幅な上昇までは感じさせない。センスの高さと京都コース変わり、内枠の岩田騎乗で前進は可能と思われる。 今回はスタミナ勝負の菊花賞というよりも、素軽さのあるタイプで、3000mを我慢できるスタミナの裏付けがある馬から考えたい。 ◎2サトノラーゼン 〇17リアファル ▲3タンタアレグリア ☆4キタサンブラック △7スティーグリッツ,11リアルスティール,8ミュゼエイリアン 最も死角が少ない馬として◎はサトノラーゼンに期待したい。高速馬場への対応力で、最も参考になるのがダービーの結果ではないか。デュラメンテとサトノクラウン不在なら、春に最も強かったのはこの馬の筈である。 内枠の好位で流れに乗れれば・・・・と期待していたところ、2番枠という絶好枠を引き当て運も持ち合わせている。 〇にリアファル、京都の下り坂と高速馬場への対応に期待込みで。 ▲にはタンタアレグリアを狙ってみたい。スタミナがあり、馬体のつくりにも重苦しさがなく、折り合いの不安がないことから、京都の3000Mというレース条件はダービーよりも上位進出が期待できそうだ。 休み明けの前走は、外を回して進出して最後伸びきれないという如何にも休み明けの競馬であったが、残り200mまでは見せ場もあった。 まだまだ緩さが残っていた春の段階でダービー7着であり、リアルスティールから1馬身も放されていない。この間の調教の動きでは、マッサビエルに2週続けて先着し、WCでかなり早い時計を馬なりで計時するなど馬体面での成長と調子の良さを感じさせる。 かなりの混戦。個人的には、◎▲の単勝 、◎からの馬連、▲からのワイドを狙ってみたい。