13年までハンデ戦、昨年からは別定戦の本レース。これまで毎年波乱決着のレースであり、過去5年、毎年5番人気以上の馬が2頭以上3着内に入線、二桁人気の馬も良く馬券に絡むなど、穴党好みの難解なレースです。 近走二桁着順の夏馬、オープン昇級直後で通用せずに評価を落としている馬、函館巧者の巻き返し、休み明けの馬でも馬券になるなど予想が難しいのですが、基本は「前に行ったもの勝ち」が基本パターンであり、後方からの馬は捲る脚がなければまず届きません。 今年は小頭数であるが、出走各馬の厩舎や騎手の面々を見ると、波乱が期待できる面白い組み合わせになりました。 ここに狙いを定めてきた勝負気配を感じる厩舎も多い一方で、人気馬には勝負気配の低い馬や休み明け、後方からの脚質など信頼が置きづらい印象です。 実績上位の2頭ですが、ソロルは能力的には突出しているが、冬場に良積が集中しており、休み明けより叩き良化型、57キロの信頼度もイマイチなど不安材料が揃っている印象です。エアウルフは近走は反応がズブいとの事での距離延長の様ですが、過去の戦歴から、脚質や小回りの機動力はやや不安があり、今回の気配なら付け入る隙はありそうです。 観戦料程度の勝負をおすすめしますが、波乱期待で穴狙いなら面白いレースだと思います。 三連複も良さそうですね。 ■大沼Sの推奨馬 ◎候補 11カチューシャ スタートが早く、この面々であれば楽に先頭集団で追走が出来そうであり、コース特性からも展開利が見込める。一息入って臨んだ前走を勝利し、中間の稽古の動きからも、更なる上積みを期待出来そう。滞在競馬が肌に合っており、条件の違いはあるが、過去に函館と札幌で6走して連対を外していないのも心強い。牝馬で56キロの斤量面のみ気になるももの、ここは頭で狙いたい。もう少し人気がないと思っていたので、前売り1番人気(22時現在)だけ残念ですが。 ☆推奨穴馬 2レッドグランザ 3走前からブリンカーを装着し、行きっぷりが一変している。使い詰めではあるものの、中間の動きから出来落ちは感じられない。枠順も良いところを引き、函館得意な主戦の四位騎手に鞍上が戻るのもプラス材料。すんなり前で競馬できれば、頭までありそう。