昨日(土)のレース結果を見ましたが、東京の芝レースは予想以上に時計や上がりが掛かり、内枠の先行馬が残り、後方一気では届かないレースが多い印象でした。今回も馬場の読みが、予想と完全にズレてしまった。 ジョッキーのコメントを見ても、良馬場発表であるのに関わらず「緩い馬場だった」「馬場が乾いていれば・・・」という表現が、勝敗コメントで散見されている。プリンシパルSで、18番人気でまさかの3着入線を果たした「マイネルシュバリエ」は、洋芝で行われた『札幌2歳S』の2着馬。この適性を持つ馬が、東京のこの条件で馬券になるなど、想像すら出来なかった・・・。 昨日明け方の降雨の影響?又は中間の散水量が多いのでしょうか? 9日夜間も東京は雨予報です。 いずれにしても、NHKマイルCは、いつものGI仕様の高速馬場ではなく、多少の「緩い馬場」を前提にするのであれば、狙いが大きく変わります。 オッズは割れに割れ、かなりの混戦模様。かなり難解なレースです。 人気馬を大別すれば、「新潟2歳S好走組」「朝日杯FS好走組」「近走重賞好走組」に大別できますが、緩い馬場を前提に予想をするのであれば、もっとも評価できるのは、「朝日杯FS好走組」になるかと思います。この様な混戦では、僅かな適性の差で、大きな結果の違いが生まれるものです。稍重ぐらいの馬場の好走歴、中京コースなどパワーを問われる馬場の好走歴や距離短縮組などが狙いになりそうです。 この2年間は大荒れのレース結果であり、昨日の東京メインは今年も荒れる予兆か!? 波乱も想定した上で、手広く仕掛けていきたい。 ◎候補 7クラリティスカイ 皐月賞や朝日杯で見せたスピードとパワー、東京マイルでレコード勝利の経験、距離短縮の参戦過程、本質的には良馬場向きだが、朝日杯では稍重馬場をこなしていることなど、総合的に見て弱点が少ない印象である。大きな上積みこそ感じないものの、G1の2走と同じだけ走れば、自ずと結果がついてくるのではないか。 ○▲候補 1アヴニールマルシェ 昨日のレースから、内の前残りのイメージにもっとも合致するのはこの馬。共同通信杯でも前目でレースをする予定であったし、今回この枠であれば、前半から出してポジションを取ってくるのではないか。ロス無く回り、枠順を最大限生かした粘り込みに期待したい。 10アルマワイオリ 常に折り合いの難しさがあるものの、それでも折り合いを欠きながら常に重賞で上位入線を果たすなど、絶対能力は相当に高い。折り合うことが出来れば、能力は十二分に足りるはず。枠順も差し馬としては、良いところの偶数枠に収まった。今度こそ折り合いをつけ、直線の爆発力を期待したい。 △候補 9アルビアーノ 土つかずの3連勝で重賞制覇の後、牝馬クラシックには目もくれず、早々とここを目標にじっくりと調整されている臨戦過程が不気味。 2グランシルク 大きく出遅れた前走の末脚があまりに衝撃的であった。あの一瞬のすさまじい切れ味は東京向きでない印象もあるが、前走を見たら切るのは正直難しい。出遅れなければ、内枠であるし好位での競馬になりそう。 ☆穴候補 15フミノムーン 重賞のファルコンSで1番人気4着、前走のOPでは不良馬場で強い競馬。この人気であれば、直線まで死んだふりもあり得る。稍重、重馬場で2度の連対実績もあり、馬場が緩くても不安がない。穴のイメージが最も似合う一頭と考える。 17ニシノラッシュ 出走全5走の内4走が左回りで、すべて3着内の成績。これまでNHKマイルでも、後の左回り巧者が何頭か絡んでいるレースである。順調さは欠いたが、仕上がりは良好。まだ底を見せていない能力に期待したい。