競馬TVトップ
[競馬専門] 無料メールマガジン配信スタンド!競馬TV
メルマガ検索 
2019年05月26日 13時05分 発行
日本ダービーレース予想2019
【展開】
 
日本ダービー解説動画

https://youtu.be/ZR1glqxoMNg

 
 
【予想】
◎13・ヴェロックス
 皐月賞はかなり厳しい競馬であった中で、上位3頭が差のない競馬の決着となっ
た。昔から皐月賞が終わると、どの馬も普通はガタっと一旦は状態が下がる馬と、
そこから立ち直る馬に振り分けられる。そして立ち直った馬の中からダービー馬の
栄誉に輝く訳だが、このヴェロックスの場合、前走の皐月賞を使ってから、ガタッ
と来るどころか、大きく状態を上げてきている可能性がある。というのが、まず追
い切りの動きがこれ以上にないほど攻めに攻めている点である。1週前でもピーク
じゃないかと思えたが、さらに強めてきた調整はダービーを勝つ馬の調整過程に思
える。
 今回この馬を選んだ最も大きなポイントが、府中の予想される気温が32~33
度になある点である。これだけ暑い気温になった場合、暑さだけで大きな消耗とな
るのだが、この馬はデビュー戦で34.5℃という猛暑日に近い気温の中で快勝し
ている。その後、野路菊賞と東スポ杯2歳Sは案外の内容が続いたように、徐々に
寒くなってきたことで好パフォーマンスが出せなかったのではないだろうか。(東
スポ杯2歳Sの左回りでの走り自体は好評価している。)厩舎の選択としてはこの
後が良かったと思えるのが、若駒Sと若葉Sの2レースで消耗を押さえることを選
んだ点である。
 今年のこの2戦はとにかく相手が弱かったことで、半分公開調教していたような
ものである。その中で着実に消耗度を押さえて賞金を加算、あるいは皐月賞への出
走権利を取ったことに価値があった。重賞レースを1度走らせるより、OP特別を
2度走らせる方が消耗度が少ないとも言われるのは、メンバーレベルが落ちるため
でもあり、過去にはトウカイテイオーのようにOPだけ走らせて消耗を少なくして
本番を迎えた馬もいる。クラシックはいわば消耗戦での戦いでもあるので消耗度の
少ないローテーションを選んできた点も好感が持てる。弱い相手に無理をせずに勝
ち消耗度は少なく、少なくともG1を2戦走ってきたサートゥルナーリアよりは消
耗度は少ない。結論として暖かくなる毎に調子を上げてきている点からも夏馬の可
能性が高く、サートゥルナーリアを逆転できると見て本命とする。


○7・ダノンキングリー
 今回はギリギリ内ラチ沿いを取ることができる枠に入ったと思う。この馬自身は
体形を見る限りは距離的に不安があるが、今回は3歳馬同士の一戦であれば240
0mはこなせると見た。その上で、少しでも距離李ロスなく走ることが条件となる
だけに、ラチ沿いをキープすることができるかどうかが好走の要件ともいえる。土
曜日の競馬を見る限りは、Cコースに替わった影響がモロに出ていたようで、内ラ
チ沿いを通ってくる馬に有利な馬場状態であった。それらを踏まえて考えればラチ
沿いを通るこの馬の末脚の切れをいかんなく発揮できるのではないかと見る。ダノ
ンキングリーはこの暑さに耐えられるかどうかであるが、牡馬にしては小柄な造り
であることから馬体の消耗度は大きな馬と比べると少ないタイプで、ディープイン
パクト産駒ではあるがこなせると見た。

▲10・クラージュゲリエ
 暑い夏を経験している馬が実はもう一頭いる。それは完全な盲点だと思うが、7
月29日の札幌競馬でデビューしたクラージュゲリエである。札幌でデビューとい
うことでほとんどの人は涼しい土地と思うかもしれないが、この7月29日前後は
札幌ではありえないほど暑い夏日であり30度を超えていた。今回迎える暑いダー
ビーにおいて、この暑い日に競馬をしたという経験が大きく生きてくる可能性があ
る。この馬自身も過去5戦のキャリアの中で、暑い札幌での競馬が最もパフォーマ
ンスとして高かったことからも夏馬の可能性がある。父キングカメハメハも暑いダ
ービー(31.7度)の勝ち馬である。共同通信杯は切れ負けした内容であり、皐
月賞も5着とそれほど負けてもいない。距離が伸びた方が競馬もしやすいはずで、
一発大駆けがあってもおかしくないと見る。

☆6・サートゥルナーリア
 皐月賞馬であるが今回のダービーでは思い切って評価を下げることにした。当日
のパドック次第では切りでも良いかと思っている馬が皐月賞馬である。確かに皐月
賞は強い内容ではあり上がりタイムも後傾ラップで走っていることからも能力の高
さが伺える。ただ、皐月賞後に馬自身もガタッと状態が下がったという話があり、
そこから状態を立て直してきたようだが、今回は例年のダービーと違うのが、当日
府中の気温が32~33度くらいになるとも言われている点である。
 この馬は6月にデビューした後は萩Sに出走して勝ったが、本来は札幌2歳Sへ
の出走を表明していた。ところが球節の不安が出て札幌2歳Sを回避したのだが、
出れないことはないが無理をする時期でもないのでというコメントがどうも気にな
った。基本的に球節炎を起こす馬は繋ぎが長い馬であり、サートゥルナーリアのよ
うに2歳時に繋ぎが極端に短かった馬に球節炎が起きるのは考えにくい。暑さに弱
いのを隠したかったという穿った見方をすれば、夏負けの兆候があって出せなかっ
たのではないかという点である。これだけ暑い時期の競馬は経験がない点はどうし
ても気になる。血統はあまり詳しくないが、ロードカナロア産駒が夏場の成績がイ
マイチであるとのことで、この辺りも遠からず当て嵌まっている可能性があるだろ
う。夏に弱い可能性を考えた。
 今回、デビューからずっと間隔を開けてレースを使ってきているのは、もちろん
仕上げに定評がある陣営だから休み明けは大丈夫であるが、見方を変えれば間隔を
開けないことには体調が上がってこない何かがあるとも見れる。詰めて使えない弱
い所があるともいえるだけに、皐月賞で6・7割で勝ったと言われていることから
ダービーへの詰めた間隔になると、前走からいきなり100%に持っていけるか?
色々不安が残る中で敢えて敗れる方に賭けてみたい。

△18・シュヴァルツリーゼ
大トビの馬で小回りの中山は全く向かない競馬となったが今回は東京の舞台へ戻る。
大きな完歩を広くとって走るという意味では馬群の中よりかは、多少の距離をロス
しても距離を大きく取るコース取りの方が圧倒的にこの馬の能力を発揮できるのは
間違いない。土曜日の競馬は外を回る馬が伸びてこない馬場だったが、力を発揮で
きるという意味では馬券圏内に浮上してもおかしくないと見る。展開待ちな面があ
るが、こちらも暑さに強い父ハーツクライは完成が遅く、皐月賞では17着に敗れ
た中から京都新聞杯を経てダービーで2着に来た。同じようにキャリアの浅さで皐
月賞を経験し、ダービーまでガラリと変わったこの馬の激走があってもおかしくな
い。

△12・アドマイヤジャスタ
前走の皐月賞は8着に敗れたが出遅れが響いて外から差す競馬となった。後方から
の競馬で新味を見せたことが功を奏した形である。8着ではあるが上がりの脚を使
えている点は評価でき、本来はスタートを決めて前々で流れに乗る競馬ができる馬
でもある。ただ東京ということを考えれば差し脚を生かす競馬の方が良さそうで、
溜めれば末脚は切れると見る。父はジャスタウェイであるが、その父はハーツクラ
イであり、やはり暑さに強いと見る。

△14・ランフォザローゼス
前走はフラフラになりながらも追い込んできた内容は現状は勝ち切れるまでは厳し
いと思うが、今回は自ら勝ちに行く競馬をする必要がないという点では競馬の仕方
は楽になる。勝ち切れない面はあるものの前々で流れに乗る競馬はできるはず。脚
質的に楽しみな一頭である。

×15・リオンリオン
横山武史騎手に乗り替りとなったため評価は下げることにした。追い切りを見る限
りは現状は、まだ腕で馬を動かそうとしている乗り方に見えたからである。とはい
え、いつの時代も穴をあけるのは逃げ馬。3着候補とする。



【結論】
本日の日本ダービーはダービー史上で最高気温になる可能性がある。
猛暑日で競馬を経験している点は、他の馬にはない最も運が向いた過程であったはず。
ヴェロックスの逆転勝利を信じて今年のダービー馬として指名する。

馬券はそれぞれの券種を買われる場合の買い目を提示しています。
 
 
<単勝・複勝>
13・ヴェロックス     50%

 7・ダノンキングリー   50%


<馬連>
13-7   30%
13-10  20%
13-6   20%
13-18  10%
13-12  10%
13-14  10%


<三連複・三連単>
フォーメーション
1着13・7
2着13・7・10・6
3着13・7・10・6・18・12・14・15


【切った馬の評価】
1・ロジャーバローズ
輸送に弱く今回も輸送をクリアできるかが鍵。手は出し辛い。

3・エメラルファイト
一頓挫明けで動きがまだ硬さが残っている。一線級には見劣る実力という評価。

4・サトノルークス
広い東京コースに替わるのは好材料だが、本質的に2400mの距離は長いと見ている。

8・メイショウテンゲン
弥生賞は馬場に恵まれた勝利で、まだ馬自身は押さなく完成は先。

9・ニシノデイジー
前走は全く競馬になっていなかった。本質的に左回りの東京はベストの舞台でここは怖い存在。印が回らなかったので余裕があれば追加をしたい馬。

11・レッドジェニアル
前走は強い内容であり今が力を付けている段階。さすがにこの相手にはまだ通用するほど完成されていない。
          
無料購読  購読解除  
バックナンバー
2019年07月06日22時30分
2019年07月05日22時30分
2019年06月29日22時30分
2019年06月28日22時00分
2019年06月22日22時30分
2019年06月15日22時30分
2019年06月01日22時00分
2019年05月31日22時30分
2019年05月26日13時05分
2019年05月26日13時00分
最初へ  前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 次へ  最後へ