【展開】 G1会員様限定の展開解説動画 https://youtu.be/ZAXcVV8HmQo 【予想】 ◎2・キタサンブラック ギャンブル論的に言うと、この馬の出走してきた大阪杯・天皇賞春・宝塚記念 ・天皇賞秋・ジャパンカップにおいて、敗れた宝塚記念は1.4倍、ジャパンカ ップは2.1倍であり、その他の勝ったレースは220円・230円・310円 である。この馬を今年本命を打ち続けているように、完成した現在のこの馬に勝 てる馬はいないと判断できた人だけが儲けることができているのに対し、宝塚記 念やジャパンカップの敗戦だけで気持ちが揺らぐようでは、この先ずっと勝ち組 にはなれないと確信している。もはや耄碌爺と化してしまった柏〇集〇などは悲 惨な成績であり、ドツボに嵌り続けてた上に、穴狙いの無謀な策に走らざるを得 なくなり取返しに付かないことになっていくのである。仮に、今回の有馬記念で 負けたとしても、注視すべきは回収率126.7%である。 前走はまさかの3着に敗れた訳だが、勝った馬は強かったということを前提と して、まずは落鉄の状況について触れる。これはゴール入線後に落鉄していたの は間違いないが、落鉄というのは急にスポンと落鉄するのではなく、何かの拍子 で釘が1本抜けるとパワーバランスが崩れて落鉄する。蹄鉄は左右にパワーバラ ンスを取って3本の釘を打ち込んでいる。これが1本でも抜け落ちて2:3の割 合になるパワーバランスが、落鉄はしないまでも蹄鉄のバランスは崩れてしまう ので、馬の走る面で違和感が生じる。2:3になるとバランスが崩れるので芝を 噛むことも多い。武豊騎手が『レース中から何か違和感を感じた。』とコメント しているように、おそらく蹄鉄のバランスが微妙に崩れたことで芝を噛んでいた 可能性がある。最後の伸びを欠いたのはこのためだと推測しており、競走馬とし ての衰えのために失速したのではないと見ている。 ジャパンカップに挑む際の追い切り本数が2本だったことに対し、今回は4本 に増やしてきたことで乗り込み量を確保してきた。1週前の追い切りもキッチリ と強めの追い切りを消化して、今週は軽目の調整で仕上げてきている。コメント で『80秒くらいが〜』という話もあったが、これはおそらく煙幕と判断。実際 にセンサーの付いている坂路以外のコースのタイムはそもそも信用ができないも ので、2秒くらいの誤差なら新聞社だけでも起きうる誤差である。一部では1週 前追い切り後に歩様がおかしくなって筋肉注射を打ったなどの噂も出ているが、 これまでにも筋肉注射を打ったと不安視された人気馬が普通に何事もなく楽勝し ているシーンも何度となく見てきた。また喉の調子が・・・などなど、要はこの 手の不安話は内部から漏れる話ではなく、単なる煙幕として使用しているのであ る。(こういった煙幕を出す効果として、色気着いた陣営が力で負かしに行った 挙句、ボコボコにされるという図式) 最後に週初めの競馬ラボさんの馬体写真を見たが、2015年・2016年・ 2017年と有馬記念前のキタサンブラックの写真を見たが、正直な感想として 3歳時と4歳時のキタサンブラックの馬体はそれほど変わった所を見せていた訳 ではないが、今年5歳のキタサンブラックだけは、筋肉の付き方から明らかに違 っていた。それは5歳の今年が本格化して馬が完成した証拠であり、3・4歳時 はまだ成長途上であったということ。今の調教技術は20年前と違い、2歳馬を 仕上げるのも早くなったと同時に、晩成の馬を長持ちさせる技術も確立できてい る。過去10年5歳馬の勝利が3勝しかないという人もいるが、10年も前の調 教技術を今の調教技術と比べること自体がおかしなことである。年々調教技術は 進歩しており、キタサンブラックも2年前より1年前より今が最も強くなってい る時期と見て自信の本命に推奨する。 ○13・ミッキークイーン 相手1番手に指名するのがこの馬で、展開面を予想した上での対抗評価としたが、 その展開面を予想した際、キタサンブラックが後続を潰しにかかる競馬をすると 読んだ。前走はエリザベス女王杯に使ったが、状態は今一歩であったと記憶して いる。そんな中で内々を通る馬が有利な馬場状態の中を、この馬が唯一頭だけ飛 んできたのは驚いた。せめて普通の状態なら差し切っていたのにと思えるほどで あったが、その後の状態は1度使われたことで急上昇している。今回は中山コー スで基本は上がりの掛かる競馬になることが予想される。早い時計での上がり勝 負よりは、上がりの掛かる競馬での決め手勝負の方が強いだけに、少なくとも今 回の方がエリザベス女王杯よりも競馬はしやすくなる。一番最後までじっくりと 脚を溜めることができるこの馬が2着争いに最もチャンスがあるとみた。 ▲12・サトノクラウン キタサンブラックが抜けて強いと予想した以上、いずれにしても恩恵を受けるの が展開を上手く利用できた馬である。ジャパンカップは天皇賞・秋の不良馬場の 影響で疲れが出たためか、直線半ばではもう鞍上も追うのを諦めていたほどで、 前走の疲れ自体はないとみる。今回は東京コースから中山コースに替わるが、時 計が速くなりやすい東京よりは歓迎材料で、上がりの掛かる競馬になりやすい中 山2500mというレース自体は合っている。コーナーを6回のコースになるた め、レースへの集中力は鍵になりそうだが、すくなくとお前走のジャパンカップ で楽をさせた分だけ上積みは大きいとみて評価を上げる。 ☆10・シュヴァルグラン 前走は完璧な競馬をした上にキタサンブラックを負かしたことは素直に評価すべ きであり、昨年から明らかに力を付けている。その昨年はアルゼンチン共和国杯 ⇒ジャパンカップ⇒有馬記念というローテーションで挑んだことで過密ローテー ションの影響は少なからずあったが、今年は京都大賞典⇒ジャパンカップ⇒有馬 記念と、ゆとりを持ったローテーションで挑める分だけ疲れは溜まっていないと 見ている。それでも今回は前走の〇評価と違って評価を落としたのは、中山コー スの適性に疑問があり今回は外枠に入ったことも評価の割引対象とした。 △4・ブレスジャーニー 週初めの当初は全くノーマークだったが、追い切りでガラリ一変した状態から押 さえておく必要があると判断した。菊花賞で11カ月ぶりの出走となり12着と 敗れたが、前走のチャレンジCでは復調気配を見せての3着と徐々に状態が上向 いてきている。この馬の場合は、内々での競馬もできるし大外からの競馬もでき る。かなり器用な面を兼ね備えているので展開的にもキタサンブラックの作り出 すペースを臨機応変に対応できるはず。内枠から一発の競馬に期待したい。 △8・レインボーライン 今年の秋は天皇賞・秋とジャパンカップに出走しているように王道路線を歩んで きた。常に差のない位置で好走しているように実力を付けている。春先にも宝塚 記念で5着と好走しており、今年唯一崩れたのは時計の速い決着となった天皇賞 ・春だけである。距離的にも少し長かった印象を受けたレースであり参考外と見 る。有馬記念は上がりの掛かる競馬になりやすく、この馬に向いたコース形態で もある。渋太く差してくるこの馬の末脚にも期待する。 ×1・ヤマカツエース 今年の秋は夏の札幌記念から始動し、間隔を開けて天皇賞・秋とジャパンカップ へ出走してきた。得意の中山コースへの出走となるので押さえておく必要はあり そうだ。昨年のローテーションが押せ押せだったことを考えれば今年はまだゆと りを持ったローテーションで出走できる。昨年より前進を期待したい。 【結論】 キタサンブラックの現役最後のレース 単勝も1.8倍くらいで落ち着きそうである。 個人的には1.8倍なら単勝を買いたい。 馬券はそれぞれの券種を買われる場合の買い目を提示しています。 <単勝・複勝なら> 2・キタサンブラック 100% <馬連・馬単・ワイドなら> 2−13 30% 2−12 20% 2−10 20% 2−4 10% 2−8 10% 2−1 10% <三連複・三連単なら> フォーメーション 1着2 2着13・12・10・4・8・1 3着13・12・10・4・8・1 【切った馬の評価】 7・シャケトラ 中山芝2500mの日経賞で強い買い方をしているので怖い一頭ではあるが、こ の秋はどうも気性面で難しい面が出過ぎている印象がある。ここ2戦は凡走して いるので得意の中山でそろそろ怖い面はあるが切り評価とする。 14・スワーヴリチャード やはり右回りには不安があるということで切り評価とした。調教は確かに右手前 から左手前に替えることに成功している。ところが直線へ向いてから100mほ ど走ってからようやく左手前に替えている。コーナー6回の中山芝2500mと いうコース形態を考えれば、手前を即替えることができないこの馬は差し遅れる 可能性がある。2番人気ということもあり是非切り評価としたい。