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2014年05月19日 09時08分 発行
予想のポイント
(1)軸馬選び
 流し馬券で買う場合、軸馬が着外になってしまえば相手が何頭来ようとも馬券は紙くずと一緒です。それゆえに、軸馬選びが最も重要な意味を持つのです。ただし、軸馬選びで最も注意すべきことは以下の3点です。
1.複勝オッズに着目せよ。
 単勝よりも複勝のほうが売れています。総数が多い方がデータとして優れているのは自明のこと。分かりやすい例で言えば世論調査と選挙の出口調査の信頼度の違いでしょうか。全国1000人程度の世論調査での政党支持率と、投票日におこなわれる全国数十万人規模の出口調査では、後者の方がより正確な各党の得票予測・議席予測を可能にします。いわゆる「当確打ち間違い」が殆どなくなったのも出口調査の大規模化と無関係ではありません。
 また、単勝オッズは短時間で大幅に変動しますが、複勝オッズはそれほどの変動はありません。変動が少なければ少ないほどデータとしては信頼度が上昇します。
2.「買ってはいけない」のは複勝の過剰投票馬
 私は何が何でも1番人気馬は買わないということはありません。多くの競馬ファンの馬を見る目は確かと見えて単勝1番人気馬の複勝率は2番人気以降の馬と比べて突出しているのは自明のことです。私が軸にする馬は圧倒的1番人気の馬はなるべく避けておりますが、単勝オッズが2倍を切っていたとしても、買える場合は存在します。例えば単勝オッズが1倍台なのに複勝オッズが1.1~1.4倍と、ある程度の幅があるのであれば関係者による断続的な大口投票の可能性もあります。そもそもプロは1.0~1.1倍のような複勝馬券は選びません。10回に1回外れただけで負けになるからです。
 私も準プロとして馬券を購入して来ましたが、当てなくてはならないというプレッシャーほど大きなものはありません。すなわち「3回に2回当たればいい」ということと「10回全部当てなければならない」というのでは前者のほうがプレッシャーははるかに小さくなります。つまり本物のプロ(そういう方がいれば、という仮定ですが)は複勝ではなく配当が大きい単勝を好むのです。そして、本当に勝つ見込みのある馬だからこそ早い時間から断続的に単勝が買われてオッズが低下するのです。逆に複勝が1.1倍に張りついた状態でも単勝オッズが早い時間ではそれほど低くはない場合があります。これが複勝の過剰投票の最も顕著な現象であり、それに釣られるように単勝オッズも時間とともに一方的に下がります。特に締め切り前に大きく下がるのは「外したくない」心理が強く働いた多くの素人が群がるように単勝を買うからです。「複勝でこれしか付かないのに、単勝ではこんなに付くのか!」と。複勝の過剰投票は主に投資家気取りの素人によって行われているのが現実ではないでしょうか。

3.過去に複勝圏内に入った時の同時入着馬に注目せよ。
 レースは単純な能力比較の場ではありません。能力比較が正確におこなわれるのであれば、どのレースも堅く収まることでしょう。しかし実際には穴馬が激走して大波乱になるケースもかなりの程度存在します。抜けた能力がある馬がいるとして、その馬が抜けた勝ち方をしたとしても、2着3着には大穴が突っ込んでくることも少なくなりません。上位人気馬が揃って、その抜けた能力の馬を潰しに行くことで逆に潰されるとでも申しましょうか。そのような要因が重なり合って、たとえ1番人気馬が勝ったレースでも30倍以上のワイドや50倍以上の馬連が当たることもあるのです。
 科学的な根拠など一つもありませんが、「この馬が来る時はいつも相手に人気薄を持ってきている」、「この馬が来る時はいつも上位人気だけで収まる」という漠然たる「事実」は確実に存在します。毎回毎回同じような結果になるわけではありませんが、最近5年くらいの著名なG1馬が3着以内に入着した場合に同時入着した馬の人気の平均値を馬ごとに算出してみてください。私の言わんとしていることが分かるはずです。

(2)相手選び
 相手馬は殆どの場合で単勝オッズまたは複勝オッズが5番人気以降の穴馬です。上位人気馬を加えれば馬連の的中率は更にアップするでしょうが、その分、ワイドは的中しても配当は極めて安い傾向になります。穴馬7頭に本命馬3頭をプラスすれば10点にもなり、馬連でしたら何とかなるかもしれませんが、ワイドではダブル的中があったとしてもそれほどのプラスにはならずにトリガミの可能性が高くなります。それゆえ、不的中の可能性が高くなることを覚悟の上で相手馬は穴馬にこだわっているのです。
穴馬しか買わないのでワイドでは均等買いでもトリガミになることはあまり多くはありませんし、馬連であれば当たれば平均配当は40倍前後です。50倍以上が月3~4回程度の的中頻度だと考えてください。
          
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