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2013年12月22日 10時00分 発行
有馬記念レース予想
【展開】
 逃げ馬不在のレースであり、JCと同じくトーセンジョーダンが逃げるか、
もしくは最内枠の利を生かしてダノンバラードが逃げるか、あるいは掛かっ
てテイエムイナズマが逃げるかになるだろう。個人的には復調してきたトー
センが鈴役を嫌って無理やり控える競馬をして、ダノンバラードが押し出さ
れるように逃げると見る。4番手の内からカレンミロティックが好位から追
走して、タマモベストプレイ・ラブリーデイが続く。中団からはウインバリ
アシオン・ルルーシュ・アドマイヤラクティ・トゥザグローリー・ナカヤマ
ナイトが続き、後方からオルフェーブル・ゴールドシップがスパートのタイ
ミングを伺う。
 残り1000mの地点でゴールドシップが一番最初に動く流れになると思
えるが、ブリンカー装着で尚且つ状態が戻っていれば動ける。状態が戻って
おらず馬も走る気がなければ、残り1000m地点でも動かないだろう。オ
ルフェーブルは末脚を溜めるだけ溜めるので、残り600m地点から大外へ
出し外から豪快に伸びてくる。内で器用に立ち回る馬の残り目には警戒したい。
 
 
【予想】 
◎3・カレンミロティック
 枠順・展開・脚質が最も有馬記念に適したのがこの馬だろう。中山コース
は初めてとなるが、時計の掛かる阪神の馬場を得意としていた馬であり、今
の中山の馬場を苦にしないはずだ。去勢してから馬が別馬のように真面目に
走り出した。ここ数走で崩れたのは特殊な馬場である函館だけであり参考外
といえる。前走の金鯱賞は久々のレースであったにもかかわらず安定したレ
ース振りを見せた。特に直線では手前を変えてからさらに伸びて後続を突き
放したように器用さが出始めてきた。左回りよりは右回りの方が良いタイプ
なだけに、前走かって得意の右回りであればさらにパフォーマンスを上げる
ことができる。
 今回の予想では展開面を最も重要視した。逃げ馬候補を探し出した際、や
はり最内枠のダノンバラードか大外のトーセンジョーダンが逃げる。もしく
は掛かってテイエムイナズマが逃げるかだろう。この馬の展開から言えば好
位4番手の競馬で、抜け出すタイミングが最も図りやすい位置取りが可能で
ある。人気のオルフェーブルとゴールドシップは共に後方の位置からの競馬
で、どの馬もマークは必然と後方を意識する。昨年オーシャンブルーが最内
を突いて2着したように、カレンミロティックも最内からロスの少ない競馬
ができる。この馬自身は瞬時に抜け出す脚はあり、4コーナーでゴチャつく
流れになる公算は大きい。そうなるとゴールドシップもオルフェーブルも大
外を回してくる。今回は大外へ回したらスローで前の馬も脚を溜めているた
め届かない。それで前が飲み込まれれば諦めもつく。前へ行っても息の長い
末脚を使えるこの馬に期待する。
 
○6・オルフェーブル
8割の状態であれば通常であれば勝ってもおかしくない。実際に昨年の宝塚
記念は8割以下の状態だと公言していたのだが力の違いで下した。ただ、こ
の時の8割の状態と、今の8割では同じようで全然違っている。というのは、
今年のオルフェーブルは妙に大人しくなっている。また、顔付きが気が抜け
たような顔つきとなって優しくなっている。この馬の走る原動力は、昨年の
阪神大賞典のような傍若無人の気性面にある。荒ぶる気性が走る原動力とな
っての強さである。しかし、その後の気性面の矯正を試みたことや、年齢的
なズブさが出始めたことを考えれば、妙に大人しくなってきた。この大人し
くなってきたことが、凱旋門賞の敗因と取れないこともない。昨年の状態で
あればトレヴにあそこまで負けなかったと思える。ピークが過ぎた下降気味
での8割の状態であれば、手放しにこの馬が勝つとはいえない。
 
▲4・ウインバリアシオン
前走は屈腱炎明けで馬体もプラス30kgと明らかに重目残りの馬体であっ
た。成長分を考えてもやはり太目であったのだが、まだ良化途上でありなが
ら、さらには前残りの展開の中であって、大外を回って3着まで追い込んで
きたのは、地力があってこそといえる。その後、長期休養明けの激走による
反動が出るどころか、ますます体調が上向いてきているのが調教に現れてい
る。中山2500mに変わるが、意外と器用さがある馬でもあり、最後の最
後でオルフェーブルに勝てるかもしれない。デキだけなら逆転は可能である。
 
△15・ナカヤマナイト
前走は1コーナーでヴィルシーナを激突して馬が怒ってしまい、終始力んだ
ままで走ってしまった。結果は着順こそ9着であったが、勝ち馬とは0.4
秒差でありジェンティルドンナとの天皇賞・秋からのタイム差を縮めている
ように、体調自体は間違いなく上向いている。今の時計が掛かる中山の馬場
は合うはずで、消化不良であった前2走から巻き返しも可能だろう。大外枠
に入ったのは正直痛い所だが、前々での流れに乗る競馬であれば差はないと
見る。
 
△9・ルルーシュ
東京巧者のイメージが強く、トビが大きいため小回りコースは不向きの印象
もある。ただ、それを補えるだけの素晴らしい調教の動き。ジャパンカップ
の後に疲れが出て坂路追いしかしていない点は気になるものの、動きを見る
限りは間違いなく過去最高のデキでここに出走できそうだ。
 
△2・ヴェルデグリーン
出走馬の中では1・2を争う中山巧者であり、今回は枠順にも恵まれた感が
強い。また前走の天皇賞・秋よりジャパンカップをパスして有馬記念に絞っ
てきた点も見逃せない。多頭数の中山コースにて4コーナーで大外に振られず
に末脚を発揮できるかが鍵となる。
 
△1・ダノンバラード
最内枠に入り、この馬としてはラチを頼って走ることができる絶好枠を得た
といって良い。ディープインパクト産駒にしては切れる脚がなく、重賞では
いつも惜しい競馬が続いているが、今の中山の時計が掛かる馬場なら宝塚記
念同様チャンスはある。
 
△10・アドマイヤラクティ
ここに来て本格化の兆しがある同馬。前走は直線で少し窮屈になった所があ
り、結果として少し脚を余した印象を受けた。ただ、G1で通用する目途が立
ったことに意義がある。少し人気し過ぎの感も強いが、鞍上込みの期待感も
大きい。
 
 
【結論】
オルフェーブルとゴールドシップが本来の力を発揮できるのであれば
6−14の1点で良い。
しかし、2頭共にウィークポイントを抱えたままの出走となってしまった。
今年最後のG1レース有馬記念は大胆な馬券でカレンミロティックに期待したい。
 
<単勝>
3     100%
 
<馬連> 
3−6   60%
3−4   10%
3−15  10%
3−9    5%
3−2    5%
3−1    5%
3−10   5%
 
<三連複・三連単> 
フォーメーション
1着3
2着6・4・15・9・2
3着6・4・15・9・2・1・10
 
1着6・4
2着3
3着6・4・15・9・2・1・10
 
 
【切った馬の評価】
5・デスペラード
前走の勝ち方は強かったが、言い方悪いがトウカイトリックが3着できる
レースで、レースレベルに疑問がある。
 
7・タマモベストプレイ
前走は途中までは勝つかと思える手応えを見せていたが、案外ジリジリと
しか伸びなかった。やはり本質的にはマイラーの可能性が高い。
 
8・ラブリーデイ
重賞連続2着と古馬OP相手でも通用の力を示してきた。3歳馬有利なレー
スであるが、この相手は厳しい。
 
11・ラブイズブーシェ
福島記念3着とここにきて地力強化は目覚しいが、さすがにこの相手に家
賃は高い。
 
12・テイエムイナズマ
走る態勢が整わない状態で、急遽抽選が通ってしまった。常識的に厳しい。
 
13・トゥザグローリー
冬場が得意な馬であるが、あまり攻め駆けしないトーセンジョーダンに煽
られた。年齢的にもピークは過ぎた印象がある。
 
14・ゴールドシップ
先週の坂路調教を見た段階では、とてもではないが走る態勢すら整ってい
なかった。ただ、コース追いをした今週はムーア騎手を背に後続を突き放
す走りを見せた。ブリンカー効果がガツンと出た印象を受けた。ただ、調
教とレースでは全く違う。個人的にはジャパンカップのレース回顧で記載
したように、急にすぐには馬が変わらない。走ることを拒否した馬が元に
戻ることはまずない。人気している馬でもあり、1着か大敗かのどちらか
だろう。人気面を考えればわざわざ危険を冒してまで買う必要はない。
 
16・トーセンジョーダン
前走で復調気配を見せ、今週の追い切りでもトゥザグローリーを煽り、完
全に立ち直った。ただ、今回は大外枠を引いてしまった。外を回らされる
競馬になれば厳しい。
          
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