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11月2日（土曜）※会員様公開予定
〇東京11R 京王杯2歳S（☆強力惑星馬）

今週末の11月2日（土）は2歳馬限定の重賞競走、東京と京都でそれぞれ組まれている。
東京では「京王杯2歳S」（Ｇ２）が、京都では「ファンタジーS」（Ｇ３）がそれぞれ行われる。
どちらも2歳馬による重賞競走である。「芝1400メートル戦」という条件も同じである。
だが京王杯S歳SがＧ２戦・ファンタジーSがＧ３戦という以上に大きな違いがある。
京王杯2歳Sは「牡馬も出走可能」なのに対し、ファンタジーSは「牝馬限定戦」なのである。
京王杯2歳Sには6頭の牝馬が登録している。そのうち5頭はファンタジーSにも登録がある。
この5頭は、恐らくファンタジーSに回ることになるに違いない。単に京王杯2歳Sでは「牡馬を相手にしなければならないから」という理由だけではない。
その牡馬の中には、函館2歳Sを制したビアンフェ、同2着のタイセイビジョン、小倉2歳Sを制したマイネルグリットといった強力な存在もいる。
一方のファンタジーSで重賞競走に出走経験があるのは、新潟2歳Sで5着に入ったエレナアヴァンティ1頭である。
馬券の組み立ては非常に面白い組み合わせになるが、ファンタジーSの方が相手関係が楽なのは明白だ。
だが、京王杯2歳Sには、その「ファンタジーSに登録していない牝馬」が1頭だけいる。
美浦・伊藤大士厩舎の管理馬で、ヨハネスブルグ産駒の「セイラブミー」である。
前走の札幌で未勝利戦を勝ち上がったばかりという馬だ。この馬自身も相手関係を考えれば、本当はファンタジーSという選択肢もあった筈だ。
恐らく、直近の目標は「阪神ジュベナイルF」だろう。その先を考えても来年「桜花賞」が目標になるのだから、この時期に関西への輸送を経験しておくのは間違いではない。
では何故、牡馬が相手となる京王杯2歳Sを選んだのか？私がここで書くわけにはいかないが、当然、陣営には何らかの計算があってのことである。
出走するからには、それなりの実利も得たい筈だ。そんな計算もあるからこそ、ファンタジーSではなく、京王杯2歳Sなのだ。
人気もかなり薄くなると予想される今回は、穴党なら買い目に入れておくべき存在ではないか？出走する狙いが私の読み通りとなれば、非常に不気味な1頭である。
その母カハラビスティーは、現役時代にオープン特別勝ちもある実績馬でもある。その血が牡馬相手に開花するとしたら・・・。要注意の1頭である！！

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