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4月29日（日曜）※会員様公開予定
〇京都11R　天皇賞・春（☆強力惑星馬）

マイラーズCはレコードタイムでの決着となった。今の京都の芝コースは高速馬場だと言っても、間違いではないだろう。
だが、その京都の芝コースも、今年の正月開催の頃はやや時計がかかる馬場状態だった。
原因は、昨年の秋が天候不順で雨続きだった点に尽きる。特にコンディションが悪かったのは、菊花賞の頃だった。
不良馬場で行われた菊花賞に出走した馬たちの多くは、その後にダメージを被る結果となっている。
しかし、菊花賞に出走した馬たちの中で、その後の回復が驚くほど早かった馬がいる。
今年の天皇賞・春に登録がある、「サトノクロニクル」である。
菊花賞では10着だったが、その後、年末のチャンレンジCに出走し、牡馬相手に完勝。そして、今年に入り、阪神大賞典で2着。至って順調である。
菊花賞を制したキセキが、その後は精彩を欠くレースが続いている点とは対象的だ。
キタサンブラックが引退し、本来なら跡を継ぐ存在となる筈のサトノダイヤモンドの名前がない。
そして、注目のクリンチャーは手綱を取る筈だった武豊騎手が騎乗停止となってしまう事態になるなど、早い段階から、混戦ムードとなっている今年の天皇賞・春。
「本命馬」と「軸馬」となり得る存在の馬は何頭もいるが、どの馬を選んだ場合でも、相手候補としてこのサトノクロニクルは必ず押さえておくべき1頭ではないだろうか。
サトノクロニクルの他にクリンチャー、チェスナットコートと、「4歳馬」は3頭登録しているが、最も順調にこのレースに挑むことができるだけに、軽視出来ない 1頭と言えそうである。
半兄のサトノラーゼンは、2015年の日本ダービーで2着。地力のある母系でもある。サトノラーゼンの父はディープインパクトだが、サトノクロニクルはハーツクライ産駒である。
半兄よりも「晩成型」と言っていいだろう。本格化するのは、古馬となった「今」かもしれない！！
順調さも、血統も、全てこの馬にとっていい流れになっていることだけは間違いない。

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