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2012年10月11日 08時00分 発行
【重賞情報・1】ダービーエクスプレス
おはようございます。
ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。

さあ、今週末からG1連戦が始まります。
今週は牝馬ウィーク。
土曜日に府中牝馬S。
そして日曜日はクラシック3冠最終関門・秋華賞の開催です。

本日・木曜日はいつもの通り重賞情報を以下の順番でお届け致します。

お役に立てば幸いです。

8時 土曜東京 府中牝馬S(G2)
10時 日曜京都 秋華賞(G1)
   有力馬情報
12時 日曜京都 秋華賞(G1)
   データ解析

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

10月13日(土) 第4回東京4日目11R

第60回 府中牝馬S (G2)
芝1800m 牝馬・別定

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【レース概要】
府中牝馬Sはエリザベス女王杯の重要な前哨戦であると共に、マイルCSへ向かう牝馬の参戦も少なくない。
秋のG1制覇を目指すトップクラスの牝馬たちが顔を揃えるだけに、注目度の高い一戦。
昨年にG2へ格上げされ、今年から別定の基礎重量(3歳53→52kg、4歳以上55→54kg)が1kg減じられ、実績馬が出走しやすい条件になった。
昨年は、優勝馬から7着までが0.4秒差にひしめきあう大激戦となった。

【有力馬情報】
◎ホエールキャプチャ
今春のVマイルで悲願のG1制覇を達成。
3歳時は、桜花賞2着、オークス3着、秋華賞3着と、ビッグタイトルを惜敗してきたが、今年は成長した姿をみせた。
前走・宝塚記念は牡馬の一線級が相手で14着と大敗を喫したが、牝馬同士のG2なら、好勝負は必至。
夏場は休養。
約3か月半の休明けとなるが、乗り込みは熱心。
1週前追切りは好タイムをマークし、上々の仕上がりで出走できるはず。
東京・芝では重賞2勝の実績があり、舞台は最適。

◎ドナウブルー
前走・関屋記念を1分31秒5のコースレコードで優勝。
1月の京都牝馬Sに次ぐ2度目の重賞制覇。
抜群のスタートから難なく2番手をキープして、直線でも力強い末脚を発揮。
一旦はエーシンリターンズに交わされたものの、ゴール前で差し返す勝負根性も披露。
5月のVマイルでは、勝ち馬から半馬身差の2着に好走しており、今年に入っての充実ぶりは目を引くものがある。
以前は輸送すると馬体が減少する傾向にあったが、今ではそれも払拭。
全妹ジェンティルドンナに続くG1 制覇も十分視野に入ってきた。
1800mでも勝ち鞍があり、牝馬同士なら。

◎マルセリーナ
昨年の桜花賞馬。
後方待機から直線で馬群を割って一気に抜け出し、ホエールキャプチャの追撃を3/4馬身退けて優勝。
着差以上に強い内容だった。
その後は勝星から遠ざかっているものの、4歳を迎えた今年は阪神牝馬S2着、Vマイル3着の良績を残し、切れ味は依然として健在。
安田記念17着以来約4か月ぶりの実戦になるが、帰厩後は順調に乗り込まれており、仕上がりは上々。
長い直線で自慢の末脚を発揮できれば、勝機も十分にある。
1400〜1600mが向くが、オークスでは崩れていないので1800mでも。

◎オールザットジャズ
福島牝馬Sで重賞初制覇を達成。
中山牝馬S2着に続く重賞での好走で、秘めた素質が花開いた。
2番人気に支持された前々走のVマイルは、スタートで後手に回って流れに乗れず、16着に大敗。
今夏は北海道シリーズに参戦し、前走・クイーンSでは5着に敗れたが、勝ち馬とは0.2秒差で、斤量差が3kgあったことを考えれば、レース内容は悪くなかった。
全5勝中4勝を挙げている得意の芝1800mなら、有力な優勝候補に数えられる。

○エーシンリターンズ
前走・京成杯AHで1番人気に応えることができず7着に敗退。
終始外を回る形になって伸び脚を欠き、好位をキープして脚を溜める競馬ができなかった。
前々走・関屋記念では、ドナウブルーと直線でマッチレースを演じ2着に好走。
コースレコードに同タイムと、走破時計も優秀だった。
前走の敗戦だけで見限るのは早計。
左回り(2.2.0.3)は連対率57.1%で、右回り(3.2.3.6)の連対率35.7%を大きく上回り、条件は好転。

○アドマイヤセプター
父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴという超良血。
前走・札幌スポニチ賞は1000万下クラスのレースとはいえ、2着馬に4馬身差をつける圧勝。
ここにきての地力強化が目立つ。
2歳夏の札幌2歳Sと3歳のフェアリーSでともに3着の実績があり、潜在能力ではまったく引けを取らない。
東京・芝の適性も十分。
準オープンの身で、重賞に格上挑戦する今回は大幅な相手強化になるが、前走で完勝した勢いを追い風。

○メーヴェ
1000万下→オープン特別を連勝。
この夏の上がり馬の1頭。
前走・丹頂Sは、50kgの軽ハンデが味方したとはいえ、準オープンの身でオープンに格上挑戦しての鮮やかな勝利。
本格化を告げた一戦と言える。
東京・芝1800mは2戦2勝とベストの舞台。
相手はさらに強化されるが、2連勝の勢いを活かせば、チャンスも見出せそう。

○スマートシルエット
前走・新潟記念で勝ち馬から0.1秒差の6着に健闘。
牡馬を相手に2番手追走と積極的な競馬でゴール寸前まで粘った内容は高評価。
前々走・NST賞では、2着馬に1馬身1/4差をつけて快勝、ここ2戦での充実ぶりが目立つ。
左回りに好成績を残しており、東京・芝は3戦1勝3着2回と3着内率100%。
2000mに比べ走り慣れている1800mは歓迎。

○マイネイサベル
今年に入って好位からの競馬に脚質転換して、中山牝馬S4着、福島牝馬S5着、Vマイル6着、関屋記念4着と、前走・新潟記念17着以外は大崩れしておらず、堅実性が増した。
新潟2歳Sを制覇、クイーンCとローズSで共にホエールキャプチャと接戦を演じて2着に好走した。
この中間の調教でも力強い動きを披露しており、状態面の良さが目立つ。

○アニメイトバイオ
昨年のここで勝ち馬のイタリアンレッドとタイム差なしの2着に好走した。
牝馬限定重賞での好走実績が豊富。
ローズSを制したあと、秋華賞でも2着に好走。
また、京王杯2歳Sと阪神JFで共に2着と好走しており、秋シーズンでの活躍が目立つ。

○エリンコート
昨年のオークス馬。
今年に入って京都牝馬S11着と前々走・マーメイドS7着でともに勝ち馬から1.3秒も離されたが、前走・クイーンS7着では、後方待機でじっくりと脚を溜めて、4角12番手から勝ち馬に0.4秒差まで追い上げており、ようやく復調の兆しを感じさせる内容。

○アプリコットフィズ
3歳時クイーンCとクイーンSを優勝。
秋華賞でも3着に好走した実績の持ち主。
東京・芝は、クイーンC制覇以外に、昨年の富士Sで勝ち馬にアタマ差の2着と接戦を演じており、コース適性は非常に高い。
今春の不振は気掛かりだが、休養で立ち直ってくれば。

○レインボーダリア
例年通り、北海道戦で活躍。
昇級のクイーンSでも4着と好走した。
昨年のエ女王杯でホエールキャプチャに次ぐ5着。
勝ち鞍こそないが、東京で掲示板を外したのはVマイルだけで侮れない。

【データ解析】
◎実績は?
過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、重賞・オープン特別において優勝経験あり。
一方、重賞・オープン特別において優勝経験のなかった馬は、3着内率5.2%と苦戦している。
重賞・オープン特別において優勝経験があった馬のうち、2000m以上の重賞・オープン特別において優勝経験のあった馬は3着内率38.6%。
オープンクラスのレースを制したことがある馬同士を比較する際は、今回よりも長い距離に実績がある馬を重視?

◎前走は?
過去10年の3着以内馬30頭中28頭は、前走で重賞・オープン特別に出走していた。
条件クラスのレースなどを経由して参戦する馬は、割り引きが必要?
また、前走が重賞・オープン特別だった馬の内、そこで5着以内だった馬は3着内率39.0%と優秀。
その中でも2着以内だった馬は、(6.6.1.14)=3着内率48.1%とさらに堅実。
前走でオープンクラスのレースに出走していた馬を比較する際は、そのレースの着順が良かった馬を素直に評価。

◎キャリアは?
過去10年の3着以内馬30頭中29頭は5歳以下の馬。
6歳以上の馬はやや評価を割り引きたい。
また、過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、通算出走回数が20回以下だった。
5歳以下であっても、既に21回以上のキャリアがある馬は割り引きが必要?



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