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2012年09月13日 12時00分 発行
【重賞情報・2】ダービーエクスプレス
ここでは、月曜(祝日)中山・セントライト記念をお届け致します。

☆9月17日(月・祝) 第4回中山第5日11R 第66回セントライト記念(G2) 芝外2200m 馬齢

【レース概要】
セントライト記念は、次週に阪神・芝2400mで開催される神戸新聞杯とともに、3着以内の馬にクラシック三冠の最終戦となる菊花賞の優先出走権が与えられるトライアルレース。
春のクラシック二冠を戦ってきた実績馬と、夏場に力をつけた“上がり馬”の対決が最大の見どころ。
今年も様々な臨戦過程からバラエティーに富んだ顔ぶれがエントリーしており、本番の菊花賞を占ううえでも絶対に見逃せない一戦。

【有力馬情報】
◎フェノーメノ
皐月賞は不出走だったが、青葉賞を制して臨んだダービーでは、馬体が離れた外から追い込んで上がり33.9秒の切れ味。ディープブリランテとタイム差なしハナ差の2着。
タイトルには手が届かなかったものの、世代トップクラスの実力を示した。
夏場は放牧で英気を養い、ここは約3ケ月半ぶりの実戦になるが、美浦での1週前追切りでは、ひと夏を越しての成長を感じさせる素晴らしい動きを披露。
東京(3.1.0.0)に対し、中山では7、6着だが、小回りが不向きなことから外回り2200mは歓迎。
ステイゴールド産駒で更に成長を見込める血筋。
クラシック三冠の最終戦・菊花賞に向け、始動戦から存在感を示すか。

◎ベストディール
京成杯で鮮やかな差し切り勝ちを収めた。
その後は体調が整わず、春のクラシック二冠には不出走。
じっくりと時間をかけて立て直され、ここで再び復帰する。
美浦南Wコースでの1週前追い切りでは、6F80秒台の好時計をマーク。
着々と臨戦態勢を整えてきている。
大きくレース間が開くことになったが、底を見せていない点が魅力。

◎エタンダール
青葉賞2着で出走権を手に入れた日本ダービーで、勝ち馬から0.6秒差の8着。
13番人気と前評判は低かったが、上がり34.0秒だから渋太く脚を使っている。
中団追走から直線でジワジワと味のある伸び脚を見せて善戦した。
山吹賞は上り33.3秒の逃げ切りで、展開に恵まれた点は否めないが、現実にこのコースで勝っている。
自在性が大きな武器になる。
前走時436kg。
父同様に牡馬としては小柄だが、スタミナは豊富で勝負根性も相当なものがある。
夏を越して馬体はひと回り成長した印象がある。
1週前追い切りでもパワフルな動きを披露。
仕上がりは早そう。
春以上の走りが期待できるだろう。

○ニューダイナスティ
京都新聞杯で10着に大敗したが、約2ケ月半の休養を経て出走した前走の佐渡特別を鮮やかに逃げ切り。
コースレコードをマークし、再びクラシック戦線に戻ってきた。
持続するスピードと豊富なスタミナを活かした先行力がこの馬の最大の持ち味。
このセントライト記念と同じ芝2200mの前走で強い競馬を見せていることは大きな強み。
京都記念で揉まれて大敗したように、脆さ同居だが、当時より成長しているようだ。
2週目でまだ馬場状態がいい中山。
自分の競馬ができれば。

○ラニカツヨシ
初勝利がデビュー6戦目と遅く、前々走の500万下、前走の有松特別も連勝。
いずれも1番人気に応えて力強く差し切るという、堂々たる勝ちっぷりを披露した。
敗れた8戦もすべて1着馬とは0.5秒差以内と大きく離されていない。
相手なりの競馬ができるタイプと言えるだろう。
ひと息入れたが調整は進んでいる。
勢いに乗った今なら、重賞でもチャンスが十分にありそう。
ゴール前、確実に脚を使えるようになり、中山に替わっても注意が必要。

○アーデント
クラシック候補と騒がれた逸材だ。
3歳を迎えた今年も京成杯4着、弥生賞3着と世代屈指の強豪を相手に接戦を演じたが、皐月賞では11着に敗退。
前走のラジオNIKKEI賞でも12着と大敗を喫した。
デビュー当時の走りから、潜在能力は今回のメンバーの中でも上位にランクされるものがあるはず。
2ケ月半の休養でどこまで復調してくるか。

○サンレイレーザー
ホッカイドウ競馬でデビュー。
2歳時に9戦3勝の成績を残して、今年2月にJRAへ移籍してきた。
3歳の初戦となった500万下を優勝。
プリンシパルS6着、白百合S4着とオープン特別で善戦止まりだったが、初めて古馬と対戦した前々走・小豆島特別で2馬身半差の圧勝。
JRAで挙げた2勝はともに1600m。
今回は芝2200mの距離に対応できるかどうかがポイント。

○ダノンジェラード
デビューが今年の3月と遅れたが、中山・未勝利1800mでいきなり2着に好走。
2戦目できっちりと勝ち上がると、約3か月半の休養を挟んで出走した前走の500万下も、1:47.7の好タイムで連勝。
スタートは遅いが、外を回っての勝ちっぷりは、相当な能力の持ち主。
一気に相手関係が強化されるが、キャリアが僅か3戦で、能力の底を見せておらず、大物いうムードが漂っている。
2連勝の勢いに乗って、菊花賞を目指す。
成長途上、上昇の余地は計り知れない。
重賞でも同世代同士なら注目したい。

○ラウンドロビン
デビュー3着に敗れたあと、5戦連続して2着と勝ち切れず、歯がゆいレースが続いた。
7戦目でようやく初勝利を飾ると、前走の500万下を2馬身差で快勝。
目下2連勝中の上がり馬。
距離が延びたことで、それまでの詰めの甘さが払拭された感がある。
芝2000m以上の距離では負けておらず、脚質に自在性があるのも大きな強み。
3連勝でスター候補に躍り出る可能性も。

○エキストラエンド
デビュー戦とあすなろ賞を連勝。
その後も弥生賞5着、京都新聞杯ではレコードの3着と、ハイレベルな重賞で差のない競馬に持ち込んだ。
4ケ月半の休養明けになるが、レースを使うたびに減っていた馬体重が回復し、好調時の雰囲気に戻ってきた。
連勝時のように、好位でスムーズに流れに乗ることができれば、上位争いに加わってくるだろう。
ローエングリン、ブレーヴハートの下で素質十分。いきなり勝ち負けすればこの秋が楽しみに。

○カナロア
前走・瓢湖特別で堂々の1番人気に支持され、好位追走から直線で叩き合いの末、2着馬に1・1/4差をつける快勝。
芝でもダートでも力を発揮できる万能型という印象だが、芝の良馬場に限れば(1.2.0.0)と連対率100%。
最も適性が高いのは、芝の中長距離である可能性が高い。
デビュー当時よりも馬体はひと回り大きくなった印象。
成長力という面でも高い評価を与えられるディープインパクト産駒。
未知の魅力に溢れている。

【データ解析】

◎人気は?
セントライト記念では単勝2.9倍以下の人気馬の勝率が50.0%となっている。
連対率・3着内率においては単勝3.0-3.9倍の馬が85.7%と上回っている。
単勝4.0-4.9倍の成績はいまひとつだが、5.0-6.9倍は好成績となっている。
さらに、単勝7.0〜9.9倍がすべてのカテゴリーにおいて低い数字だが、10.0-19.9倍組と20.0-29.9倍組は、7.0-9.9倍組を上回る成績を残している。
単勝オッズ別成績は、好成績のエリアとそうでないエリアが交互になっている。

単勝オッズ
成績
2.9倍以下
2-0-0-2
3.0〜3.9倍
1-4-1-1
4.0〜4.9倍
1-1-1-6
5.0〜6.9倍
2-1-1-2
7.0〜9.9倍
0-1-0-10
10.0〜19.9倍
1-3-2-26
20.0〜29.9倍
2-0-2-13
30.0〜49.9倍
0-0-0-24
50.0〜99.9倍
1-0-3-27
100倍以上
0-0-0-24

◎前走人気は?
過去10年における前走の単勝人気別成績を調べると、前走で2番人気だった馬が好走率のすべてのカテゴリーにおいて、最も高い数値となっていた。
前走で6番人気以下だった馬がまずまずの成績を挙げているのに対して、前走で4-5番人気だった馬は、29頭が出走して、3着以内に入ったのが03年2着のニシノシンフォニーと不振が顕著となっている。


前走の単勝人気
成績
1番人気
1-3-1-32
2番人気
4-2-3-12
3番人気
2-1-2-20
4〜5番人気
0-1-0-28
6〜9番人気
1-3-3-19
10番人気以下
2-0-1-24

◎前走の距離でみると?
前走2100-2200m・2300-2400m組がすべてのカテゴリーにおいて1、2番手となっている。
前走1900-2000m組は過去10年で勝ち馬を出していない。
前走が1800mだった馬が3勝を挙げている。

前走の距離
成績
1700m以下
1-0-0-9
1800m
3-0-3-31
1900〜2000m
0-5-2-46
2100〜2200m
3-1-2-16
2300〜2400m
3-3-3-20
2600m
0-1-0-13

◎近走は?
過去10年02、04年を除いて、5走前までに、勝ち馬(2着馬)とハナ、クビ、アタマのいずれかの着差で連対していた経験があった。
ここ3年は1、2着馬がともに該当馬であり、僅差で優勝争いをした経験をもっている馬が有利か。


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