こんにちは。 ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 この時間は今週日曜・函館競馬最終日を飾る『函館記念』について分析します。 ☆7/15(日) 第2回函館第6日11R 第48回函館記念(G3) 芝2000m ハンデ 【有力馬情報】 ◎トウカイパラダイス 5歳を迎えて充実。 2連勝のあと、初オープンでいきなりG1に挑んだ天皇賞こそ完敗に終わったが、その経験を糧に目黒記念では正攻法の競馬で2着を確保。 巴賞では激しい追い比べを制して初のオープン勝ちを飾った。 その巴賞で一気の距離短縮に対応できたが、本質的には長距離がいいタイプ。 1Fでも距離が延びるのは確実にプラス材料。 ◎ネオヴァンドーム 3歳時にきさらぎ賞を制し、クラシック候補の一頭に挙げられた逸材。 その後は伸び悩んでいたが、ジックリと時間をかけて、ようやく立ち直ってきた。 前走の都大路Sは自分から動いて出る競馬。 その分、最後に詰め寄られただけで、内容的には横綱相撲と言っていい。 確かな手応えを掴み取って、2年半ぶりの重賞勝ちを狙う。 ◎マイネルスターリー 一昨年のこのレースの覇者。 昨年は大外枠と発馬での躓きが響いて8着に終わっているが、前哨戦の巴賞は快勝だった。 通算8勝中7勝を函館と札幌で挙げているように、洋芝の適性は抜群。 一時期のスランプから復調の兆しを見せての臨戦だけに期待。 ◎ロードオブザリング 準オープンを勝ち上がったばかりだが、これまで3度、重賞に格上挑戦して京都記念で5着の成績を残している。 末脚の持続力に長け、ロングスパートをかけられるタイプだから、函館へのコース替わりも不安はない。 弾みをつけての参戦だけに注目。 ◎コスモファントム G3・2勝のほか、G2でも差のない競馬をしてきた馬だから、このメンバーなら勝ち負けできる力は十分。 休養前の2戦が物足りない内容だったが、放牧で立て直した効果さえあれば、巻き返してくる。 ◎トランスワープ 実績では一歩譲るが、休養明けの前走では出遅れながら3着まで伸びており、力をつけていることは間違いない。 芝1800mが(0.0.2.1)なのに対し、芝2000mは(3.2.1.2)。 ひと叩きと距離延長で、確実に上積みが見込める。 ◎ゴールデンハインド 厳しい逃げとなった天皇賞でも7着と、大きくは崩れなかった。 2000mでは確かに距離不足だが、このメンバーでスンナリと先行できれば、前残りの目は十分にある。 【データ解析】 ◎ハンデは? 過去10年の勝率では55〜56.5kgのグループが12.1%でトップとなり、連対率、3着内率では57kg以上のグループがそれぞれ22.2%、33.3%でトップだった。 54.5kg以下で勝利したのは、11年のキングトップガンのみで、55kg以上の優勢は明らか。 ◎人気は? 過去10年における前走の単勝人気をみると、優勝馬の半数となる5頭が前走・7番人気馬から送り出されている。 勝率でも33.3%と断然トップの数値をマークしていた。 また、3着内率のトップ数値は前走・1番人気馬の46.7%だが、2位につけるのが33.3%で並ぶ前走6番人気・7番人気馬。 しかも、優勝馬は前走1〜2番人気・6〜7番人気馬からしか出ていない点から、前走で上位人気に推された馬だけでなく、6〜7番人気だった馬にも注目したい。 ◎枠順は? 09年の札幌開催を除いて、01年以降に函館競馬場で行われた過去10回をチェックすると、優勝馬は2〜5枠からしか出ていない。 3着内率でも20%を超えたのは2〜5枠だけ。 内枠と外枠は減点材料となるか。 ダービーエクスプレス http://fhp.jp/derbyexp derbyexp@docomo.ne.jp