こんにちは。 ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 この時間は日曜日に行われる重賞2鞍について配信します。 ☆3/18(日) 第1回阪神第8日11R 第60回阪神大賞典(G2) 芝3000m 別定 【有力馬情報】 ◎オルフェーヴル 昨年、クラシック戦線を大いに沸かせ、有馬記念では古馬を一蹴して4冠を制した、春の盾を目指して始動する。 幼さが着実に抜けてレースぶりに安定感が出て、持ち前の切れ味をフルに出し切れるように。 超がつくスローだった有馬記念でも折り合いを欠くことなく我慢が利いたし、すっかり不安材料がなくなった。 勿論、阪神も3000mも問題なし。 力を出せる仕上がりにもある。 ◎ヒルノダムール 昨春の天皇賞の覇者。 距離延長は望むところ。 京都記念は9頭立てとはいえ、大外枠だった分、終始外を回らされてしまったし、58kgを背負っていたことを考えても、悪い結果ではない。 皐月賞2着馬とあって、直線に坂のあるコースでも心配無用。 使われて中4週で臨めるのも強み。 ◎ジャガーメイル 一昨年の春の天皇賞馬。 明けて8歳だが、昨年暮れのジャパンCでもブエナビスタから0.3秒差の3着に差し込んでいるし、まだ衰えは感じられない。 距離延長は勿論大歓迎。久々で1、1、5、4、1、18、降着、4着と鉄砲も利く。 経験の浅い阪神がどうかだが、坂を苦にはしないし、問題はないだろう。 ◎ギュスターヴクライ 3歳春の青葉賞で、ダービー、菊花賞とも2着だったウインバリアシオンから0.3秒差4着のあった馬。 前走は昇級戦の重賞でいきなり2着した格好だが、もともと走れる下地は持っていた。 その前走よりグンと相手は強くなるが、実績馬とは斤量差があるし、使われてきた強みも。 ◎ナムラクレセント 昨年の覇者。 その次走・春の天皇賞では勝ったヒルノダムールと同斤量58kgで0.3秒差。 1kg差あれば、チャンスは十分にありそうだ。 昨秋の復帰後がもうひとつだが、昨年のここを勝った時が休養明け5戦目。 使って使って良くなるタイプのようで、4戦目ならむしろ走り頃では。 ◎ビートブラック 一昨年の菊花賞3着馬。 前走は道中で後ろの馬に乗りかけられる場面があり、その分、伸びを欠いたもの。 長丁場はプラスになりこそすれ、マイナスにはならないはずだ。 強豪揃いだった前々走、10kg増でも小差だったし、4勝中3勝がこの阪神でのもの。 気配も依然良好。 少なくとも、前走よりは走れていい。 【データ解析】 ◎実績は? 以前は実績重視だったのが、最近はその傾向が変わりつつある。 02〜07年の連対馬12頭中7頭はG1連対歴があり、残りの5頭にしてもG1・3着かG2連対歴があった。 しかし、08年以降の連対馬は、8頭中2頭しかG1連対歴がないのだ。 現在では、1600万を勝ち上がったばかりの馬でも通用するレースとなっている。 ◎距離実績は? 過去10年の連対馬20頭中14頭には、芝3000m以上の3着以内経験あり。 残りの6頭にしても、5頭は芝2400〜2600m以上で2勝以上か、複勝率100%をマークしている。 ☆3/18(日) 第2回中山第8日11R 第61回スプリングS(G2) 芝1800m 【有力馬情報】 ◎ディープブリランテ 共同通信杯のは休み明けで気負っていたのか、あっけなく敗退したが、逃げて上がり33.9秒なら決して悪くない内容。 勝ったゴールドシップの決め手を誉めるべきだろう。 スピルバーグの追撃を何とか凌いで連対確保。 次走弥生賞勝ちのコスモオオゾラに先着した。 12kg増を叩かれて、当然変わり身を期待できるケース。 流れに乗れる脚質なので、初の小回りも問題なさそう。 ◎グランデッツァ ラジオNIKKEI杯2歳Sで3着だったが、2着ゴールドシップとはハナ差。 弥生賞2着のトリップは突き放している。 休み明けで中間筋肉痛もあり、完調とまではいえない状態での好走。 札幌2歳Sでゴールドシップ、マイネルロブストを負かした実績は伊達ではなかった。 順調に仕上がって今度は本領発揮。 ◎アルフレード 3戦土つかずで朝日杯FSを制し、昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬に輝いた。 シンボリクリスエス産駒の中では最大級の大物に育つ可能性が十分。 3勝すべてマイル戦で距離延長が課題だが、1800mで好走できれば2000mの皐月賞へ展望が開ける。 中山で2勝している点は強みに。 ◎マイネルロブスト 朝日杯FS2着。 距離延長を懸念された京成杯ではピッタリ折り合いがついて、勝ち馬より1kg重い57kgで2着。 今後につながる一戦となった。 しばらく勝っていないが、掲示板を外したのは1度。 強敵相手に揉まれてきた経験が混戦で生きる。 ◎モンストール 新潟チャンピオン。 京王杯2歳Sは後手に回ったこともあり案外だったが、ノドの手術を施され、上昇は見込める。 初の右回りと距離延長が鍵。 ◎サトノギャラント ベゴニア賞で2勝目を挙げたあと、春に備えていた。 名牝スティンガーの仔で将来性は十分だが、先々を思えば賞金加算は必須条件に。 前走の末脚を見ると東京が良さそうだが、未勝利勝ちした中山1800mに問題はない。 楽しみな復帰戦。 ◎ゼロス 3連勝で若駒Sを制した。 すべて逃げ切りで、今回もハナを狙うことになりそうだ。 少頭数の前走とは相手も違うが、道悪でも問題ないので、前残りを警戒。 ◎ビービージャパン 初勝利まで時間を要したが、昇級のネモフィラ賞も制した。 小倉での連勝で、急坂の中山は課題になりそうだが、同型との兼ね合いがつけば。 【データ解析】 ここでは中山施行だった過去9回の結果を参考にしていく。 ◎キャリアは? 過去の連対全馬はキャリア3戦以上だった。 一昨年の3番人気に推されたキャリア2戦のサンライズプリンスが4着に負けているように、1、2戦しかしていない馬は通用しない。 なお、キャリア3戦の馬は全成績を通じて6着以下がないこと、キャリア4戦以上は2ケタ着順がないことが好走条件だ。 ◎ローテーションは? 4連対のきさらぎ賞経由と、3連対の共同通信杯経由が主力路線。 前者は2着以内、後者は3着以内に入っていることが絶対条件だ。 ダービーエクスプレス http://fhp.jp/derbyexp