おはようございます。 ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 毎週木曜日は、その週に行われる重賞レースの【有力馬情報】と【データ解析】の配信曜日です。 今週は4鞍もあるので、2鞍ずつ2回に分けて配信しますね。 8時(今号)は ・中京 ファルコンS(G3) ・中山 フラワーC(G3) 12時には ・阪神 阪神大賞典(G2) ・中山 スプリングS(G2) の順でご紹介いたします。 ☆3/17(土) 第1回中京第5日11R 第26回ファルコンS(G3) 芝1400m 別定 【有力馬情報】 ◎トウケイヘイロー 朝日杯FSでは速いペースながら引っ掛かっていたが、シンザン記念でも同様で4角まで掛かり、直線でピリッとした脚が使えなかった。 もう少し落ち着きが出れば距離もこなせるのだろうが、今は1200〜1400mがベストなのかも知れない。 とはいえ、1600mの前2走ともに4着と崩れてはいないし、時計も優秀。 くるみ賞1400mではレコード勝ち、当時2着のレオアクティブを寄せつけずに圧勝。 1400mに戻り、強烈差しが見られるか。 ◎ローレルブレット あとワンパンチ利けばという内容が続くが、強力馬相手だから伸び負けてしまったのも仕方なかったか。 脚質に幅が出ており、久々の短距離となるが、タメて末脚を生かすパターンがここで生きるかも知れない。 メンバー構成からも大駆けの可能性を秘める。 ◎レオアクティブ 緩い流れではかなり力んで走るタイプで折り合いが鍵になるが、朝日杯FSは鞍上が最後まで我慢、直線大外から一気に伸びての3着。 1600mを克服したとはいえ、やはり適性は1400mまで。 京王杯2歳Sの勝ちっぷりは印象的だった。 左回りの東京が合うし、ワンパターンの追い込みも爆発的。 くるみ賞では2着確保とはいえ、トウケイヘイローに完敗した。 同じ左回りとはいえ、今度は草丈が長く力を要す中京の芝、トウケイとの比較でどうか。 並ぶところまで行けばしめたものだが。 ◎ブライトライン 今回が初めての1400m。 いつも折り合いに専念しながらのレース。 アーリントンCでも動くのを我慢したが4角で外からダローネガがきたら、ハミを噛んでしまった。 1600mでも行きたがるのだから、もっと短縮なら新境地を開くかも知れない。 持てる素質には相当な評価、変わる要素は多分にある。 ◎ネオヴァンクル ひと息入れての出走となったアーリントンCはイレ込んでいたし、1600m戦で最後は止まって6着。 大型馬でひと叩きの効果があるはず。 加えて今度は得意と思える距離で好位差しの器用さに注目。 ◎レオンビスティー シンザン記念はやはり距離が長過ぎた。 ソロッと行かせても行きたがり、内に入れて前に壁を作り、何とか我慢させて直線一瞬いい脚を使ったが長続きしない。 1F短縮で今度は見直すべきか。 ◎サドンストーム 京王杯2歳Sで2着。 左回りの方がモタれる面を見せずに向いている。 朝日杯FSは勝負どころで少し包まれ気味、直線で前が開いてそれなりに伸びてきたが6着まで。 ここはコース・距離1400mともベストの条件。 楽しみな存在。 ◎エクセルシオール クリスマスローズSが6着と案外。 しかし気分良く行かせペースが速くなり過ぎ、しかも中山の坂が影響したか、ゴール前で甘くなってしまった。 同じ坂があるが、中京はマシか。 1F延長でも楽に行けるようならスピードは魅力。 【データ解析】 3月施行になってからの06年以降を参考にし、コース替わりに影響のないポイントを挙げて検証すると。 ◎実績は? 過去に重賞連対歴があったのは2頭、オープン特別連対歴があったのは4頭。 過去の連対馬の半数しかオープンでの実績がなかった。 昨年、新馬勝ちしたばかりのヘニーハウンドが優勝しているように、実績は必ずしも必要ではない。 ◎距離適性は? 過去の連対馬12頭中8頭がマイル以上の出走歴があった。 最低でも1400mの出走歴はほしいところ。 ☆3/17(土) 第2回中山第7日11R 第26回フラワーC(G3) 芝1800m 牝馬・別定 【有力馬情報】 ◎メイショウスザンナ セントポーリア賞ではレースぶりが一変。 素早く先手を奪うと終いを11.2秒−11.2秒−11.7秒でまとめてハナ、クビ、クビ、クビ差の激戦を制した。 牡馬相手の勝利は自信につながる。 パララサルーの2着した菜の花賞では外から追い込んでおり、どんなレースでもできる。 重賞でも牝馬限定なら主力視できる。 ◎オメガハートランド 中山マイルの外枠が不利だったフェアリーSでクビ、ハナ、ハナ差。 クイーンCは自身の上がりが33.7秒だから、流れが落ち着き過ぎた。 ここまで不利な競馬が多かったが、新馬勝ちした1800mならゆとりを持ってレースを運べるか。 ◎ブリッジクライム 中山で新馬を大楽勝。 牡馬の強敵揃いの2戦目は6着だったが、牝馬限定の前走4着と上向いてきた。 右回りはスムーズ。 カリバーンの下で今後力をつけて行く馬だろう。 重賞でもこの顔ぶれなら差は感じない。 ◎アイスフォーリス フェアリーS7着でも0.2秒差。 牝馬重賞で十分通用するレベル。 安定した先行力が魅力。 不良馬場の葉牡丹賞で伸びを欠いた。 近頃週末は雨続きで馬場状態が鍵になりそう。 ◎ウイングドウィール 中山牝馬Sを勝ったウイングレットの仔。 前走で2着し、重馬場での好走も収穫だった。 使い減りするが、休み明け2戦目ならまだ大丈夫だろう。 当日落ち着いていれば。 ◎ミッドサマーフェア 後手に回ったクイーンCで2着イチオクノホシとは0.4秒差。 自己条件の黄梅賞で勝ち切れなかったのは不満だが、牡馬相手にハナ、クビ差なら。 末脚強化して要注意の存在。 ◎ヘレナモルフォの前走は牝馬限定とはいえ、メンバーが揃っていた一戦。 現状ハナを切った方が良さそうだ。 馬場悪化なら渋太さを行かせる場面がありそう。 ◎ハイリリー 葉牡丹賞でコスモオオゾラ、メイショウカドマツ相手の3着が光る。 その後は少し不振だが、クイーンCで4着とは時計差がなかった。 中山に替われば。 ◎マイネボヌール 紅梅S2着。 阪神JF3着のサウンドオブハート相手に0.1秒差に健闘した。 このメンバー構成なら実績上位。 未勝利勝ちはマイルの不良馬場で2馬身差の楽勝。 距離延長に耐えるスタミナはありそうだ。 【データ解析】 ここでは中山で施行された過去9回の結果をもとにしていく。 ◎ローテーションは? 主力は8連対の芝1600m以上の500万経由で、好走の目安は1着。 ほかでは、4連対の芝1600m以上のG3経由と、2連対のホープフルS経由も注目しておきたい。 前者は7着以内、後者は2着以内に入っていることが好走条件だ。 ◎距離実績は? 過去9回の連対馬を見ると、マイル以上で勝ち鞍がなかった馬は1頭もいなかった。 ここが最低条件で、さらに1800m以上の連対経験があれば、好走する可能性は高まる。 ダービーエクスプレス http://fhp.jp/derbyexp