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2011年11月17日 12時00分 発行
ダービーエクスプレス【重賞情報】・3
☆11/20(日) 第6回京都第6日11R 第28回マイルチャンピオンシップ[G1] 芝・外1600m

【有力馬情報】
リディル
前走のスワンSで2年ぶりの重賞制覇。
安田記念の0.3秒差は、直線で完全に脚を余してのもの。
レコードに0.1秒と迫る時計で完勝した前走こそが本来の姿。
京都外回り1600mはエイシンアポロンを下してのG2勝ちを含む(2.1.0.0)の得意コース。
好時計で好走した反動も窺えない。

リアルインパクト
安田記念の覇者。
当時は斤量が古馬より4kg軽かったが、今秋緒戦の毎日王冠は、同斤量57kgで、次走・天皇賞(秋)で2着するダークシャドウからクビ差の2着。
その実力は本物だ。
叩き2走目で、斤量も1kg減、G1=2.3.1着のマイルへ。
条件は今回の方が断然いい。

エイシンアポロン
毎日王冠でリアルインパクトから0.1秒差。
当時が11カ月ぶり。
地力の高さを示す結果で、2走目の富士S勝ちは順当。
唯一、1600mで崩れたのが超高速決着だった昨年のNHKマイルC。
持ち時計がないのが心配材料だが、反面、道悪は大得意。
ひと雨あれば信頼度はグンと増す。

ミッキードリーム
毎日王冠でリアルインパクトにクビ差まで迫った。
2000mよりはマイルが良さそう。
注意したい。

イモータルヴァース
夏に急上昇を果たし、層の厚い欧州1600m戦線の中心勢力の一角を占めるまでになった3歳牝馬。
特にBCマイル3連覇の名牝ゴルディコヴァを破ったジャックルマロワ賞の殊勲の星は光る。
1分32秒台の勝負は未知の領域だが、その対応さえできれば、格上の力がモノを言う。

グランプリボス
昨年の2歳王者で、今年のNHKマイルCの覇者。
リアルインパクトとは4度対戦して、1度も先着を許したことがない。
この世代の筆頭格だ。
スワンSは洋行帰りの久々で本調子になく、当日のテンションも高かった。
これは参考外。
500kg超の大型でもあり、大きな上積みが見込める。
変わり身を期待して当然。

サプレザ
3年連続の出走となる。
一昨年がカンパニーから11/2馬身差の3着、昨年がエーシンフォワードからタイム差なしの4着。
いずれも外枠からそのまま外を回らされ、よく追い上げながら内から抜けた勝ち馬を捉えられなかった。
距離損がなければもっと際どい勝負ができていただろう。
今回も過去2年と同じサンチャリオットS勝ちをステップに挑む勝手知ったる準ホームでの戦い。
スムーズならアッサリのケースも。

エーシンフォワード
昨年の覇者。
今季緒戦のスワンSは伸びを欠いたが、もともと叩き良化型だし、59kgで内有利前有利の馬場のなか、外枠で終始外を通らされたのも応えた。
叩いての上積みは大きそう。
57kg、外差しの利く馬場もいい。
前走以上にやれそう。

フィフスペトル
前走は久々の1200mでG1。
0.5秒差なら悪くない。
マイルでは(2.2.0.4)。
好時計で勝った前々走を見ても、2F延長は間違いなくプラス。

【データ解析】
◎年齢は?
4〜6歳まで勝率はほぼ同じだが、連対率は4、5歳が圧倒的。
6歳以上馬の3勝中2勝は天皇賞馬(07年ダイワメジャー、09年カンパニー)によるものなので、6歳以上に相応の実績馬がいない場合、馬券の対象は3〜5歳から、特に勝ち馬は4歳か5歳から選ぶのが妥当だろう。

◎牡牝は?
性別では母数に差はあるが、連対率に大差は見られない。
牝馬の3着以内馬6頭中5頭はG1勝ち馬、あとの1頭もG1・3着のある実績馬だった。

◎ステップは
『天皇賞・秋』
3着以内馬のべ8頭に天皇賞での着順には特に共通点は見られず、1〜11着までさまざま。
05年のハットトリック以外の7頭はG1勝ち馬で、うち6頭は同年にG1を勝っていた。
また、8頭中6頭は同年の毎日王冠の1〜3着馬だった点でも共通している。

『スプリンターズS』
3着以内馬のべ4頭はスプリンターズSではいずれも1〜5番人気。
うち3頭はG1馬で、いずれもマイルでの3着内入着率は7割近かった(03年デュランダル=66.7%、04年デュランダル=75.0%、07年スズカフェニックス=71.4%)。
01年のゼンノエルシドにさえ目を瞑れば、キツめの条件設定ができる。

『富士S』
出走数は最多のステップだが、その成績は低調。
長目の距離に使われていた02年のトウカイポイントを別とすれば、あとの2頭はマイルで驚くほど安定しており、09年のマイネルファルケが3着内入着率88.9%、10年のダノンヨーヨーが90.0%。
着外もともに1回だけだった。
このくらいの実績は欲しい。

『スワンS』
3着以内馬7頭のうち5頭はスワンSの連対馬。
該当しなかった2頭(08年ファイングレイン=5着、10年エーシンフォワード=8着)は、同年の高松宮記念のそれぞれ1、3着馬だった。
年内に短距離G1で3着以内があれば、着外でも狙える。
ただ、この組は僅か1勝。
回収率364%の「スワンSの連対馬の複勝」狙いがベターか?

『毎日王冠』
6頭が出走して2.2.4.5.2.2着と、勝ち馬こそ出ていないが、抜群の安定感を誇る。
2着の4頭と他の2頭のハッキリした違いは、G1連対経験の有無。
特に3頭にはG1勝ちがあり、あとの1頭にもG1・2着が2回あった。
毎日王冠での着順にはこれといった共通点が見られないので、この実績を重視したい。

『秋華賞』
過去に4頭が出走し、馬券に絡んだのは05年の桜花賞馬ラインクラフトだけ。
ただ、ラインクラフトは秋華賞でも2着は拾っていた。
あとの3頭に桜花賞2着馬(01年ムーンライトタンゴ)やNHKマイルC覇者(07年ピンクカメオ)がいた点を考えると、重視すべきは、マイル実績よりも直近の秋華賞かも。

◎外国馬は?
国際競走となったのは98年だが、未だに[外]の連対馬は1頭も出ていない。

◎人気は?
以前は成績が不安定だった1番人気馬がここ5年、毎年連対して3勝2着2回と崩れなくなってきた。
しかしここ2年はヒモ荒れの結果。
荒れるか堅いか、一貫した傾向は見られず、馬券の組み立てが難しいレース。

ダービーエクスプレス
http://fhp.jp/derbyexp
          
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