☆10/30(日) 第5回東京第9日11R 第144回天皇賞[G1]芝2000m 定量 【データ解析】 ◎重賞実績は? 芝1600〜2500mにおいて、G1勝ちかG1に2度以上連対、またはG1連対とG2・2勝以上の3点のいずれかをクリアしていること。 ちなみに、1着馬は10頭中9頭、2着馬は同7頭、3着馬は同6頭が該当。 少なくとも、連対に関しては大きな条件と考えたい。 ◎近走は? まず、過去1年以内で重賞勝ちがあることが大きな条件。 1着馬は10頭中9頭が、また、2着馬と3着馬もそれぞれ10頭中8頭がこれに該当する。 また、優勝候補に関しては過去1年でG1連対があることも条件で、1着馬10頭中8頭がこれに該当する。 ただ、2着馬でこれに該当する馬は6頭、3着馬は5頭なので、2着・3着候補に限定するのであればこの限りではない。 ◎コース実績は? 中山で代替された02年を除くと、1着馬、2着馬、3着馬それぞれ、9頭中7頭がこれに該当する。 東京芝コースでの成績に関しては、G1・5着以内、重賞連対、オープン勝ちのいずれかをクリアしていることが条件。 ◎ステップは? 毎日王冠組が5連対で3着3回。 宝塚記念からの直行組が同じく5連対で3着は1回。 この2組が他をリードしている。 特に毎日王冠組は最近5年で5連対と、一時期の不振から完全に脱した感がある。 一時は主要ステップだった京都大賞典組は3連対にとどまり、最近6年では連対はおろか3着も皆無となっている。 ◎前走は? 前走がG3以下の場合は大きな減点が必要で、この例外は連対馬にはなく、3着馬に2頭いるだけ。 前走成績に関しては、1着候補なら前走がどんなレースでも連対を確保していること。 例外は1着馬10頭中1頭だけ。 また、2〜3着についても前走で5着入着は果たしていること。 2着馬にこの例外はなく、3着馬も例外は1頭いるだけ。 ◎ローテーションは? 2カ月半以上の休養から秋1戦というのが以前の好走パターンだったが、現在はかなり多様化してきた。 特に休養馬の台頭は見逃せず、極端な長期休養でない限り、休養明けでも減点の必要はない。 ただ、秋シーズン2走馬は相変わらず劣勢だ。 ◎年齢・性別は? 年齢別の最多連対は4歳の8頭。 5歳が1頭差でこれに続く。 一方、連対率では3歳が最も優秀で、以下、年齢が上がるに連れ、成績は右肩下がりに。 特に6歳や7歳以上の落ち込みは激しく、狙えるのは5歳まで。 なお、3着を含めた入着数や入着率の比較でも、概ね同じような傾向となる。 性別成績は、牝馬の連対率の高さは特筆もの。 それだけでなく、出走した14頭のうち実に11頭が着順掲示板に上がっているのだから、牝馬有利は明らかだろう。 ◎1番人気は? 1番人気は2.13.1.1.2.5.1.1.3.1着。 1番人気としての責任はまず果たしている。 なお、伏兵の健闘があったとしてもせいぜい7番人気あたりまで。 ◎枠順・決め手は? 外枠不利が通説の東京芝2000m。 馬番別成績では16〜18番あたりになるとやはり割引が必要になる。 ただ、極端に外でなければ内外は不問。 枠順をあまり強く意識する必要はない。 また、決まり手にもさほど大きな偏りは認められない。