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2011年10月13日 16時00分 発行
ダービーエクスプレス【重賞情報】
こんにちは。
重賞解析の最後は『秋華賞』です。

★今週の重賞・有力馬&データ解析3★

☆10/16(日) 第5回京都第4日11R 第16回秋華賞(G1) 芝2000m 牝馬・馬齢・国際

ホエールキャプチャ
春は桜花賞2着、オークス3着とともに僅差で涙を呑んだ。
秋緒戦のローズSを完勝といえる内容で制し、雪辱を期して最後の一冠へ臨む。
もともと発馬に難はなく、オークスで後手を踏んだのはたまたま。
五分に出れば、前走のように2、3番手で運んで、速い上がりを使うこともできる。
ゴチャつきやすい京都内回りでは、この脚質は特に強み。
前走後も栗東に居残り、態勢は万全。
タイトル奪取は目前。

アヴェンチュラ
桜花賞馬、オークス馬が秋緒戦で物足りない結果に終わったことで、一躍注目を浴びるのが、クイーンSで古馬を一蹴した。
負かした相手がG1で勝ち負けしてきた馬だし、フワフワしたり行きたがったり、若さを多分に残したうえでのもの。
高い素質を秘めている。
そんな現状だけにアテにしづらくもあるが、伸びしろもまだまだある。
ここ2走の内容なら1F延長も問題なさそうだし、安定して前で運べるようになってもいる。
気配もいい。

マルセリーナ
桜花賞馬。
ローズS6着からの臨戦。
ほぼ同じ位置で運んだホエールキャプチャに0.4秒離されたが、休み明けの分、やや余裕残しだったし、道中ではちょっと行きたがった。
ひと伸び欠いたのはやむをえないだろう。
使った分の上積みは大きいはずで、攻めにもそれは窺える。
内回り2000mを迎えるにあたって、前で運んで崩れなかった点も収穫といえる。
決め手は世代随一。
うまく前でタメて運べれば、今度は伸びが違うはず。

マイネイサベル
ローズSでホエールキャプチャにクビ差まで迫った2着。
こちらもオークス以来の実戦だったし、展開を考えれば額面以上の評価ができる。
少なくとも、3、4着馬との力差は着差ほど僅かなものではないだろう。
2400mのオークスで小差なら2000mは問題なし。
右回りで結果を出せたのも収穫。
上がりが速くなりがちな京都も合う。
中間は栗東滞在。順調だし、上積みがあるだろう。

エリンコート
オークス優勝馬。
ローズSを叩いての臨戦。
1.0秒差は物足りないが、直線半ばでモタれて失速したあたりはいかにも休み明け。
春は使いつつ調子を上げてG1にまで昇り詰めた馬だし、叩いた今回、改めて注意する必要があるだろう。
上積みは見込める。
ただ、4勝とも比較的上がりを要してのもの。
京都で切れ味を要求されると少し心配。

ビッグスマイル
春はチューリップ賞で、桜花賞4着のメデタシと0.1秒差。
前走のローズSの0.1秒差も、ホエールキャプチャとは道中の位置取りとコース取りの内外の差。
通用の力はありそう。
敗れはしたが、3走前の上がり3Fが32.5秒、ここ2走も33.6秒。
ここに入っても決め手は上位。
夏場からコンスタントに使われてきたので上積みは薄そうだが、デキは維持。
あとは少し展開が向けば。


【データ解析】

◎ローテーションは?
1〜3着馬30頭のうち、実に18頭がローズSからの臨戦。
このうち15頭がローズSで3着以内の着順を拾っていた。
4着以下から巻き返したのは3頭のみ。
ただ、ローズS1〜3着馬でも、6着以下が通算2回以上あると、本番で馬券に絡む率がガクンと下がる。
この点に注意。
春のG1連対馬に限って言えば、ローズSで4着以下だった馬は、2冠馬を除けばすべて本番でも馬券の圏外に消えている。
00年に1800mで創設された紫苑Sは、07年に距離が本番と同じ2000mに変更されたものの本番での不振に歯止めが利かず、10年間で35頭が出走し、01年レディパステル、02年シアリアスバイオの2頭が3着を拾ったのみ。
秋華賞1〜3着馬30頭中17頭に阪神JFか桜花賞で5着以内の実績がある。
該当しながら4着以下に終わった馬もいるが、
前走が条件戦だったのは05年3着のニシノナースコールだけで(0.0.1.25)。
これは大幅な割引が必要だろう。 

◎キャリアは?
勝ち馬10頭中9頭が芝で3勝以上を挙げていた。
唯一の例外は09年レッドディザイアだが、これは桜花賞でもオークスでも2着だった馬。
例外扱いできるだろう。
前述の02年を除けば、連対馬18頭はすべてクラシック出走馬。
クラシック出走経験がなく、かつオープン連対実績もなかったのは、05年のニシノナースコールだけだった。
勝ち馬10頭はキャリア4〜8戦。1〜3着馬30頭中29頭はキャリア10戦以内だった。 

◎関西滞在は?
03年から久しくなかった関東馬の栗東滞在だが、08年からは毎年、このパターンで調整される馬がいる。
相応の実績がある馬なら無条件で押さえておきたい。 

◎枠番成績は?
枠番別成績を見ると、複数回勝っているのは3勝の6枠と、2勝の7枠。
連対数でも8枠が5連対、5枠が4連対と、真ん中より外の枠の好成績が目立つ。
一方で、4枠は3着以内が1度もない。
4角でゴチャついて他馬の走行を妨害し、降着になった09年のブエナビスタが2枠3番。
4角から直線にかけて馬群がバラけにくい内回りコースとあって、内枠だと窮屈な競馬を強いられるようだ。 

◎配当は?
荒れるイメージのあるG1だが、実際はそれほど波乱は起きていない。
過去10年の馬連配当を見ると、万馬券決着は2回しかなく、逆に1500円以内の配当は6回。
今や荒れるG1ではなく、堅く収まるレース。

◎人気は?
人気面でも、1番人気は(3.2.2.3)、2番人気が(6.1.1.2)と人気馬が連に絡む可能性は高い。
また1番人気よりも2番人気のほうが信頼できる。


ダービーエクスプレス
http://fhp.jp/derbyexp
          
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