こんにちは。 『ダービーエクスプレス』をご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 ここでは日曜の東京メイン『府中牝馬S』の解析です。 ★今週の重賞・有力馬&データ解析2★ ☆10/16日(日) 第4回東京第5日11R 第59回府中牝馬S(G2) 芝1800m 牝馬・国際・別定 【有力馬解析】 アパパネ ブエナビスタを相手にVマイルを勝ち、牝馬G1完全制覇へ残すはエリザベス女王杯だけとなった。 安田記念6着は激戦のあと中2週。 流れも向かず、0.2秒差なら評価を落とす必要はない。 昨秋緒戦のローズS4着。今春5カ月ぶりのマイラーズCも4着。 休み明けに不安を残すことは確かだが、春連戦の疲れを癒すには当然休養が必要だった。 57kgでも力の違いで。 イタリアンレッド 七夕賞はハンデ52kgでの勝利だったが、3kg増の小倉記念をレコードで制して、堂々サマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。 1800mでも2勝を挙げ、距離短縮に問題はない。 差し馬でも小回りでの良績が目立ち、初の東京は課題になりそうだが、うまく末脚を残せれば。 レディアルバローザ Vマイルでアパパネ、ブエナビスタ相手にクビ、クビ差3着。 その前の中山牝馬Sで重賞も制し、フィリーズR3着の素質馬が本物になった。 クイーンSから始動。朝日CCでハナ、クビ差の3着して上昇の兆し。 順調度で上回る分、怖い存在に。 アニメイトバイオ Vマイル7着だが、当時は鼻出血明け。 昨秋緒戦のローズSでアパパネを負かしているように、本来鉄砲は利く。 対アパパネ1勝6敗だが、小差の競馬はしており、前2走3着と近況も悪くない。 逆転を目論む。 コロンバスサークル 強敵相手のオールカマー4着。 立ち直りの兆しは見せているし、牝馬同士なら勝ち負けまで期待できる。 セラフィックロンプ 2000m中心だが、昨年のこのレースで2着している。 マーメイドSは案外だったが、休み明けでトップハンデの不利な条件だった。 立て直して別定戦なら反撃十分。 フミノイマージン 今春、福島牝馬S、マーメイドSの2重賞を制した。 牡馬相手、不良馬場の金鯱賞こそ6着と崩れたが、地力強化目覚ましい。 新潟外回りで楽勝しており、東京の長い直線で目が離せない存在になりそう。 ブロードストリート 昨年の府中牝馬Sが5カ月ぶりで6着。 着差は0.4秒だから大きく崩れていない。 クイーンSの馬体減が気になるところではあるが、ひと息入れて立ち直ってくれば。 【データ解析】 今年からG2に昇格した本レース。 エリザベス女王杯の主流ステップだけに、出走馬のレベルはなかなか高い。 ◎実績は? 過去10年の連対馬20頭中13頭は、重賞勝ちの経験がある。 残りの7頭にしても、6頭は重賞2・3着の経験があり、ここが重賞初出走というような条件馬では通用しづらい。 ◎ローテーションは? 中山施行だった02年を除く過去9回のなかで、もっとも多かったのが6連対のクイーンS経由。 好走条件は1着が基本なのだが、G1連対経験のある馬だけは着順不問でいい。 他に5連対の芝2000m以上の牡馬混合重賞経由も注目。 そこで3着以内に好走しているような馬は押さえておきたい。 その他2連対のマーメイドS経由とポートアイランドT経由まで。 前者は2着以内、後者は4着以内が好走の目安だ。 ◎距離実績は? 02年を除く過去9回の連対全馬に芝1800m以上の1着経験があった。 中山施行の02年の連対馬もこの条件を満たしており、マイルにしか良績がない馬では厳しい。 ダービーエクスプレス http://fhp.jp/derbyexp