おはようございます。 今週は変則の3日間開催で、10日の祝日は東京競馬のみの開催で、復興支援の意味を込めた『マイルチャンピオンシップ南部杯』が東京競馬場で行われます。 今週も3号に分けて『重賞レース』の有力馬情報・データ解析をお届けいたします。 ここではまず、伝統の『毎日王冠』から。 天皇賞の前哨戦として位置づけられる、大切な一戦です。 ★今週の重賞・有力馬情報★ ☆10/9(日) 第4回東京第2日11R 第62回毎日王冠[G2] 芝1800m 国際・別定 【有力馬情報】 ダークシャドウ 自己条件除外で回った大阪杯2着。 ヒルノダムールとハナ差、エイシンフラッシュにクビでも先着した。 前走エプソムCは力の差が歴然。 アッサリ抜け出し、余力残しで後続に2馬身半の差をつけた。 東京は4戦4勝。 キャリアはまだ8戦、完調とまではいえない状態での活躍だったし、ひと夏越して大きな成長を見込める。 G1を目指すためにもまずは緒戦から。 ナリタクリスタル 新潟記念連覇。 新潟外回りは流れに乗りやすいようだ。 同様に広い東京も向くはず。 抜け出すと遊ぶので、逃げた馬を交わすのを待ったが、クビ差でも完勝といえる内容。 重賞3勝すべて2000mだが、3勝を挙げている1800mも守備範囲。 夏2戦のあとレース間を開けて、いい状態で出走できそうだ。 リアルインパクト 安田記念で4kgの斤量差が大きかったが、積極的なレース運びで、ストロングリターンをクビだけ抑え込んだ。 あの渋太さが本領。 2勝目が遠かったが、G1は2.3.1着の成績が物語る高い能力の持ち主。 初距離でも当然要注意。 アクシオン 札幌記念でトーセンジョーダンとハナ差の接戦。 休み明けを叩かれながら確実に上向いている。 昨年は札幌記念3着のあと天皇賞9着と案外だった。 レース間を詰めたのはプラスに出そう。 サンデーサイレンス産駒最後の世代。 8歳でもまだまだ長い活躍を望みたい。 シルポート 安田記念8着。 Vマイルの3F33.5秒、1000m通過55.9秒と比べれば無理のないペース。 それでも35.4秒で上がって0.4秒差なら力は出したといえるだろう。 案外休み明けで動けていないが、開幕週の馬場を味方に。 シンゲン 昨秋11カ月ぶりのオールカマーでドリームジャーニーを負かした。 実戦タイプで鉄砲が利く。 東京6勝の巧者。 いきなりでも目が離せない。 ダノンヨーヨー 安田記念で後手に回り、宝塚記念の2200mは長過ぎた様子。 昨年4連勝してマイルCS2着。 休み明けは苦にしていないので、巻き返しに注意。 【データ解析】 ◎実績は? 過去10年の連対馬20頭中12頭にはG1連対歴があり、そのうち9頭はG1馬。 残りの8頭も、6頭はG2・G3で2回以上の連対歴あり。 最低でもG2連対歴が1回はほしい。 ◎距離適性は? 過去の連対馬20頭のうち、11頭にマイルのG1連対歴があった。 残りの9頭も、全馬にマイル以下の連対歴があったように、中距離実績よりも短距離の実績が必要。 ◎ローテーションは? 過去の連対馬20頭のうち、14頭が前走から3カ月以上の間隔で挑んだ馬。 基本的に実力があれば、休み明けでもじゅうぶん通用するレース。 尚、3カ月未満の間隔で出走した6頭は、前走重賞3着以内に好走していた馬。 夏競馬を使って凡走しているような馬はここでは通用しない。 ◎脚質は? 超一流馬が集まるだけあって、逃げから追込までそれほど差はなく、有利不利はない。