こんにちは、朝に続き、今週の重賞レースの有力馬情報です。 3鞍まとめてどうぞご参考になれば幸いです。 ★今週の重賞・有力馬情報〜2★ ☆4/23(土) 1回新潟1日目11R 第8回福島牝馬S(G3) 左・芝外1800m シンメイフジ 牡馬相手に中京記念4着。 着差は大きかったが、得意と思えぬ荒れた馬場だったことを思えば光明が見えた。 阪神JF、桜花賞とも外枠に泣かされたが、ともに0秒4差で、間違いなく世代トップクラスの実力。 新潟2歳Sでは実に息の長い末脚を使っていたし、先行力が身についた今でもコース替わりはプラス材料になりそう。 開幕週の馬場で牝馬限定戦なら中心視できる。 ディアアレトゥーサ 過去休み明けで8→3着・2→1着。 叩き良化タイプと見て良さそう。 4カ月半ぶりの中山牝馬S4着は上々だし、当然叩いての上積みを見込める。 秋華賞6着健闘、軽ハンデだったとはいえ、福島記念2着も光る。 新潟でも勝ち鞍を残しているし、まず上位争いに。 コスモネモシン G1でこそ結果が出ていないが、それ以外で崩れたのは、新馬と上がりが速過ぎた前々走、京都牝馬Sくらい。 中山牝馬Sで先着を許したのは軽ハンデ馬だったし、別定戦なら条件は有利。 直線が長い新潟外回り。うまくタメが利くようなら。 イタリアンレッド デビューが遅く、ローズSのあと半年の休養もあったが、3連勝して一気にオープン入りを果たした。 愛知杯で4着し、重賞でのメドも立てている。 小倉で4勝。コース替わりは課題になりそうだが、同様に直線平坦の新潟は悪くないはず。 レース間は開いたが、最終追い切り次第で大きく台頭する。 ソウルフルヴォイス 昨春、3連勝目のエーデルワイスSでレディアルバローザ(中山牝馬S勝ち)を負かしている。 近走、詰めが甘いが、牡馬相手の準オープンで大崩れのない成績だし、牝馬同士なら侮れないところ。 オウケンサクラ 桜花賞2着、オークス5着。 フラワーCではコスモネモシンを負かしている。 復帰後2戦、負け過ぎの嫌いはあるのだが、昨秋の天皇賞4着が休み明け3戦目だった。 今回あたり変わり身があって驚けない。 フミノイマージン 軽ハンデの味方もあったが、末脚勝負に賭けた中山牝馬Sで2着に浮上した。 あの競馬なら外回りの長い直線は魅力になる。 別定でも注意。 レインボーダリア 秋華賞以来だが、乗り込み量に不足はない。さすがに前走は相手が強かったが、G3なら見劣りしない。 ☆4/23(土) 2回東京1日目11R 第46回フローラS(G2) 左・芝2000m マイネイサベル クイーンCでホエールキャプチャの2着。 続くフラワーCは4着止まりだが、勝ったのはトレンドハンターだし、2頭が桜花賞で2.3着したことで、自身の価値も高めた。 オークス目標にゆとりのあるローテーション。 右回りが9.6.4着なのに対して、左回りは1.1.2着。 本来の走りが見られそう。 マヒナ フラワーCで3着。 18Kg減の馬体に関西遠征の影響を感じさせたが、菜の花賞で見せた末脚は本物だった。 未勝利勝ちした東京は適コース。 馬体は回復した様子だし、ならば前走以上に。 ダンスファンタジア 阪神JF当時より落ち着いていたし、レースぶりも申し分なかった。 それで伸び切れなかったのは案外。 3勝はすべて圧倒的な勝ちっぷり。 良血で能力の高さは疑いようがないが、脆さも同居の現況。 関東圏のレースで見直す手はありそう。 セレブリティ ウオッカの妹。 初勝利に時間を要したが、今後良くなっていく馬だろう。 一挙に相手は強くなるが、開幕週に揉まれず先行できるようなら。 アドマイヤセプター 札幌2歳S、フェアリーSで3着。 自己条件の前走6着は不満だが、直線モタれて、あれでは力を出し切れない。 初の左回りがプラスに出れば。 ピュアブリーゼ 前走、クビ差の惜敗。 1勝の身だが、フェアリーS4着だから、重賞でもそう見劣りしない。 東京で未勝利を逃げ切った当時とは戦法が変わっているが、コースは向くはず。 モスカートローザ ディープインパクト産駒で兄も活躍馬。 休養前、不振が続いたが、ひと息入れたことで立ち直ってくれば。 ☆4/24(日) 3回京都2日目11R 第16回アンタレスS(G3) 右・ダ1800m バーディバーディ 昨年暮れからG1で4.3.3着。 特にJCダートとフェブラリーSでは、ともにドバイWC2着馬トランセンドから0秒2。 ダートならどこに入っても力上位だ。 3着だった東京大賞典が2000メートル、4着のJCダートも1800メートル。 距離延長はまったく心配ない。 前で運べる脚質とあって平坦な直線もプラスだし、時計勝負も望むところ。 ダイシンオレンジ 前走はG1でメンバーが揃っていたこともあるが、初めてのマイルで芝スタート、慣れない左回り。 大目に見られる面はある。 この京都1800mで(5.2.2.1)のコース巧者で、そのうち重賞(2.1.0.1)、着外は完調手前だった4走前だけ。 力は十分。間隔は開いたがポン使いは利くし、力は出せる。 ワンダーアキュート 重賞2勝を含むオープン4勝2着2回の実績馬。 前走は勝ち馬が強過ぎたが、自身も従来のレコードに0秒2と迫る時計をマークし、3着には8馬身差。 これも力は上。 時計勝負にメドがついたし、先行有利の京都のダートも合う。 56Kgで出られるのも大きな魅力だ。 ゴルトブリッツ 中央再入厩後ダートで4戦3勝、唯一の敗戦も、500万勝ち直後に挑んだJpn1東京大賞典なら度外視できる。 前走でも余力タップリの3馬身半差。前々走では、次開催のアルデバランSの4着に相当する時計を終い100mを抑えたままでマークした。 一気に相手強化するが、まだ底を見せていないし、勝ち負けできるだけの力はありそう。注目の一頭だ。 サクラロミオ 重賞に3回出走して4.3.3着。 特に京都では3.3着で、トランセンドからは0秒4差、ダイシンオレンジとはタイム差なしのハナ、クビ差。 オープン勝ちこそないが、力上位の一頭だ。 大型でトビも大きい分、ちょっと器用さに欠けるが、終いは確実。 少しでも展開の味方があれば上位に食い込める力がある。 ポン使いも利く。 タガノジンガロ 500万から3連勝で一気にオープン入りし、その緒戦でワンダーから0秒3。 前走では持ち時計を大幅に短縮した。 まだまだ伸びしろがありそう。 昇級後もスッと前で流れに乗れているし、終いもしっかり。 この競馬ができるなら、多少相手が揃っても大崩れはないはず。 舞台が京都に替わるだけに、更なる高速決着に対応できるかどうかが鍵に。