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2010年11月25日 16時00分 発行
ダービーエクスプレス◇データ分析その1
【ダービーエクスプレス】
こんにちは。
ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。

この時間ではこれまでご紹介した『京阪杯』『WSJS』のデータ面での分析をお届けします。
毎度長文の配信となり恐縮ですが、お役に立てましたならば幸いです。

◎◎『京阪杯』◎◎

★コース実績
過去4年の3着以内馬12頭中、08年2着のファリダットを除く11頭は、京都競馬場で開催された特別レースにおいて優勝経験のある馬だった。
該当馬は、3着内率30.6%と優秀だ。
なお、06年の2着馬コパノフウジンは05年の飛梅賞を優勝、また、07年の1着馬サンアディユは2006年の貴船Sで優勝経験があった。
京都競馬場の芝の特別レースで実績がなくても、ダートの特別レースで優勝経験がある馬は注目しておきたい。

京都・特別戦優勝経験
(過去4年)
あり  [4-3-4-25]
なし  [0-1-0-33]

★前走
過去4年の3着以内馬12頭中、7割以上にあたる9頭は、前走で『スワンS』か『京洛S』に出走していた。
なお、『スワンS』は京阪杯の4週前に開催されている京都・芝1400mのG2レース。
『京洛S』は10月以降に開催されている京都・芝1200mの特別レースである。
開催時期も距離も近いこの2レースを経由してきた馬は、京阪杯で好走する確率が高いようだ。

前走レース別成績
(過去4年)
スワンS [1-2-2-7]
京洛S  [2-1-1-11]
その他  [1-1-1-40]

ちなみに、前走が『スワンS』だった馬のうち、京阪杯で3着以内に入った5頭は、いずれも『スワンS』で6着以下に敗れていた。
前走の「スワンS」で上位争いに食い込めなかった馬の巻き返しを警戒したい。

前走が「スワンS」だった馬の、スワンSの着順別成績
(過去4年) 
5着以内 [0-0-0-2]
6着以下 [1-2-2-5]

また、前走が『京洛S』だった馬のうち、京阪杯で3着以内に入った4頭は、いずれも『京洛S』で2着以内に好走していた。
前走の『京洛S』で連対を果たした馬は素直に評価すべきだろう。
 
前走が「京洛S」だった馬の、京洛Sの着順別成績
(過去4年)
2着以内 [2-1-1-2]
3着以下 [0-0-0-9]

★戦法
過去4年の3着以内馬12頭中、7割以上にあたる9頭は、4角を5番手以下で通過していた。
好走率に大きな差はないものの「差し」「追い込み」で好走する馬が目立っている。

4角の位置別成績
(過去4年)
4番手以内 [2-1-0-17]
5番手以降 [2-3-4-41]

また、前走がJRAのレースだった馬について、そのレースでの4角の位置別成績では、京阪杯の3着以内馬12頭中10頭は、前走の4角を5番手以下で通過していた。
前走の4角を4番手以内で通過した馬のうち、京阪杯で3着以内に入ったのは、06年2着のコパノフウジン(前走・4角2番手)と07年1着のサンアディユ(前走・4角3番手)だけである。
前走内容を比較する際は、道中で中団から後ろのポジションを進んでいた馬に注目してみよう。

前走がJRAのレースだった馬の、そのレースでの4角の位置別成績
(過去4年)
4番手以内 [1-1-0-24]
5番手以降 [3-3-4-33]

◎◎WSJS◎◎

★騎手の所属・国別成績
勝利数を見ると、7勝でトップを走るのが関西所属と地方競馬所属。
それに1勝差で続くのが関東所属と香港所属。
しかし、JRA勢は騎乗数が多く、勝率では地方競馬所属と香港所属が共に15%超と、断然の成績を残している。
連対率でも20%を超えるのは、地方競馬所属と香港所属にフランス所属だけで、今年もこの3地区の騎手に注目できるだろう。
また、JRA勢を率のうえで比べると、阪神競馬場で行われた結果にもかかわらず、率の上では関東所属がすべてのカテゴリーで関西所属を上回っていた。
東京競馬場で行われる今年は、例年以上に関東所属にマークが必要か。

騎手の所属地区・国別成績
(過去10年)
JRA関東 [6-8-4-62]
JRA関西 [7-8-7-112]
地   方 [7-1-2-29]
香   港 [6-2-1-31]
豪   州 [4-5-4-38]
米   国 [4-7-4-56]
仏   国 [2-7-2-33]
英   国 [2-2-5-27]
愛   国 [1-0-5-22]

★単勝人気
単勝人気順の成績では、05年以降と04年以前とで、顕著な変化が見られた。
00〜04年の5年間(計20レース)では、単勝7番人気以下の優勝馬が11頭で、6番人気以内の優勝馬9頭を上回っていた。
なお、1番人気馬はこの5年間で優勝ゼロと不振を強いられていた。
しかし05年以降の5年間(計20レース)では、単勝7番人気以下の優勝はゼロ。
これに対し、1番人気馬が5頭の優勝馬を送り出しているのをはじめ、6番人気以内の馬からすべての優勝馬が出ているように、上位人気馬の活躍が目立っている。

単勝人気別成績
    (〜04年) (05年〜) 
1番人気 0-6-3-11 5-4-2-9
2番人気 4-3-1-12 4-2-3-11
3番人気 0-1-4-15 1-2-1-16
4番人気 2-3-1-14 3-0-1-16
5番人気 2-2-2-14 4-2-0-14
6番人気 1-2-2-15 3-4-2-11
7〜9人 7-3-4-46 0-2-5-53
10番以降 4-0-3-87 0-4-6-102
          
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