おはようございます。 ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 今週から年末の「有馬記念」まで7週連続G1開催です。 気合を入れて頑張ります。 今週も「エリザベス女王杯」をはじめ、重賞レースの有力馬情報です。 ★11月13日(土) 5回東京3日目11R 第46回京王杯2歳S(G2) 芝1400m リアルインパクト 注目のディープインパクト産駒で、兄姉にはアイルラヴァゲインを筆頭に活躍馬の名が並ぶ。 新馬にありがちなスローで勝ち時計は平凡だが、上がりは開催最速のレースで3馬身突き放した。 しかも余力十分。 有り余るほどのパワーがあり、重賞の速いペースの方がレースはしやすいだろう。 東京1400mの同じ舞台。 実戦を使われての上積みを見込めば、いきなり主役の座に躍り出す。 ロビンフット いちょうSで3勝目を挙げオープン特別2勝。 実績は大きくリードしている。 その前走は追い出しを我慢、スローで逃げた2着馬を楽に捉えた。 自身の上がり33.6秒と、瞬発力勝負で強さを見せたのは収穫だった。 モタれる面は左回りで大分解消された。 1200mで連勝したくらいで、距離短縮にも対応できる。 エーシンブラン いちょうS2着。 勝ち馬に目標にされたのが痛かったが、注文をつけて速い上がりの勝負に持ち込んだのだから、作戦としては成功だろう。 現時点での完成度が高く、自在味が魅力。 新潟のダリア賞ではいい切れ味を見せていた。 1400mが良さそう。 オルフェーヴル 2戦とも出遅れ、レースぶりもいかにも若い。 芙蓉Sではマイペースの勝ち馬にクビ差に迫り、秘める能力は相当なものだ。 キャリアを積むに連れて良さが出そうなタイプ。 更なる前進を見込んで良さそう。 サンライズアバカス 減量起用で新馬勝ち。 全姉に短距離重賞3勝、スプリンターズS2着のサンアディユがいて短距離色が濃いが、終い突き放す勝ちっぷりの良さで、将来性も十分に感じられた。 スピードがあるのは間違いないので、キャリアの浅さをいかに克服するかが鍵になりそう。 スカラブレイ 自己条件の前走が案外だが、ききょうSでエーシンブランに先着している。 落ち着きが鍵。 長距離輸送克服なら。 ブラウンワイルド 3戦2勝で小倉2歳S勝ちの実績馬。 前走後、ひと息入れたことで馬体の成長を見込めそう。 あれだけの脚を使えるのなら東京の直線はプラス。 ライステラス 牝馬限定のサフラン賞で2勝目を挙げた。 折り合いをつけ、終いキッチリと差したレース内容にセンスの良さを感じさせる。 今年も牝馬のレベルが高そうだし、怖い存在になる。 ★11月14日(日) 5回東京4日目11R 第15回武蔵野S(G3) ダ1600m ユノゾフィー 東京ダート1・2・3・2・1・2・1着。 春、オープンの欅Sでナムラタイタンに敗れたが、3着オーロマイスターが南部杯に優勝し、価値も上がろうというもの。 休み明けの秋嶺Sを58kgのトップハンデで鮮やかに差し切り、得意の舞台で重賞制覇の好機。 ケイアイガーベラ JBCスプリント勝ちのサマーウインドにプロキオンSで4馬身差の圧勝。 続くエニフSも後続に5馬身差をつけた。 スピードは圧倒的。 1600mのマリーンCで4着と失速しており、距離延長と東京の長い直線が課題になりそうだ。 エアマックール 休み明け、昇級の不利な条件だったブラジルC2着。 安定した先行力の持ち主で、コースを問わずに大崩れすることがなくなった。 先週のみやこSを除外されたが、走り慣れた東京1600mは好条件。 バーディバーディ 古馬との初対戦となった南部杯5着。 3カ月ぶりだったことを思えばマズマズだろう。 ユニコーンS、ヒヤシンスS勝ちした東京1600mはベスト。 まだ成長の余地を残しており、叩いた上積みを見込めば。 バトードール ユニコーンS2着にJDダービー3着。 世代トップクラスには違いないが、前々走でバーディバーディに完敗だった。 大型の休み明けで、古馬と初対決。 メドの立つ競馬を。 グロリアスノア 東京で根岸Sを勝ち、フェブラリーS5着。 プロキオンSは先行有利な馬場状態で、後手に回ったことが応えたが、コース替わりで見直す手。 根岸Sを勝ったのが4カ月半ぶりだったし、休み明けは苦にしない。 スズカコーズウェイ ペルセウスSが初めてのダート。 スタートで挟まれ位置取りを悪くしながら7着まで盛り返していた。 適性は高そうだ。 不振脱出のキッカケは掴んだと見て良さそう。 ★11月14日(日) 6回京都4日目11R 第35回エリザベス女王杯(G1) 芝2200m アパパネ 史上3頭目となる牝馬三冠を達成し、今度は古馬との初対決に臨む。 秋華賞は、内でゴチャつくのを嫌って終始馬群の一番外を運ぶ距離ロスの大きな形。 それでも自分から早目に動いて出ると、直線半ばで先頭に立って押し切る強い内容。 時計も上等だし、これなら古馬相手でも勝負になる。 オークスで距離は克服しているし、直線の長いコースにも不安はない。 中間も栗東に滞在し、調整は順調そのもの。 メイショウベルーガ 前走の京都大賞典では、一昨年の菊花賞馬オウケンブルースリを抑え切った。 G2・2勝がいずれも京都外回りコースの牡馬混合戦。 同じ外回りで牝馬同士なら大きな期待を持てる。 昨年が休養明け6戦目、自己条件を勝った直後で5着。 当時より力をつけているのは明らかだし、休養明け3戦目の今年の方が臨戦過程はいい。 太目の前走を叩いての上積みも大きそう。 スノーフェアリー 英・愛オークスを連勝。 このレースでは過去にない大物といえる。 地元の英チャンピオンSからここに目標を切り替えジックリ調整されてきた。 3歳を迎えて長い距離を使うようになってから素質が開花し、英オークスで馬群を縫って突き抜け、 愛オークスでは直線で後続を引き離す一方の圧勝劇を演じた。 その後はヨークシャーオークスで古牝馬のトップであるミッドデイ(BCフィリー&メアターフで2着)に突き放され、 英セントレジャーでも牡馬に歯が立たなかったが、いずれも3馬身差だから、悲観すべき内容ではない。 速い時計に対応できるかどうかは未知だが、英オークスで見せた瞬発力は日本でも威力を発揮しそう。 アニメイトバイオ 秋華賞の2着馬。 道中のコース取りを考えればアパパネには完敗だったが、ピタリと折り合ってスムーズに運び、直線も目につく伸び。 高い地力は示した。 オークスで距離にはメドが立っているし、タメればタメただけ切れる脚を使うので、直線の長いコースもプラスに出そう。 アパパネ同様、前走後も栗東に滞在して調整されており、引き続きデキは良さそう。 アーヴェイ 前走でレッドディザイアを破ってG1初制覇。 北米に移籍した4歳の今年、控える競馬を覚えて着実に地力強化。 道悪の前走で示した末脚の威力もさることながら、速い時計の決着を外から残り1Fでハナ差まで追い込んだ7月のダンススマートリーSの内容は高く評価しておくべき。 上昇一途の勢いが怖い。 サンテミリオン アパパネと勝利を分け合った、もう1頭のオークス馬。 当然、能力的にアパパネと互角といえる一頭。 それだけに前走の18着は予想外だったが、久々だったし、レースでもアクシデントがあってのもの。 参考外としていいだろう。 叩いての上積みは大きいはずで、攻めにもそれが窺える。 距離延長も望むところ。本調子なら好勝負になるはずだ。 他に 先行して手堅いプロヴィナージュ 一昨年の覇者で、休養明けからの気配がいいリトルアマポーラ ヴィクトリアマイルでブエナビスタに肉薄したヒカルアマランサスにも注目。