【ダービーエクスプレス】 こんにちは。 ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 今週はひとまずG1はお休みですが、注目のレースが目白押し。 開催替りでもありますが馬場は同じ。 予想もしやすいです!? 今週の重賞は伝統のアルゼンチン共和国杯。 新規重賞のみやこS。 2歳牝馬の重賞ファンタジーSの3鞍です。 今週の有力馬情報をお届けいたしましょう。 ★11月6日(土) 第6回京都1日目11R 第15回ファンタジーS(G3) 芝1400m ツルマルワンピース デビュー戦は5番人気で6着。 レースぶりもそう目立つものではなかったが、キャリアを積みながら頭角を現してきた。 未勝利を逃げ切り、続くりんどう賞は2番手からアッサリと抜け出したように、流れに応じられるようになった点が成長。 前走後の調整も極めて順調で引き続き1400mならチャンスは十分。 マイネイサベル 新馬、重賞と連勝。 上りの速い決着となった新潟2歳Sは楽な展開ではなかったが、馬込みで揉まれる苦しい流れを克服して差し切ったのだから立派。 相当な能力を感じさせるし、勝負根性も非凡。 前走後の初時計は10月27日で、追走して楽々先着。 今週のひと追いでキッチリ仕上がりそう。 ケイティーズジェム 2番手から抜け出して新馬勝ち。 その気ならハナを切るだけのスピードがあり、追い出しての反応も上々。 センスの良さを感じさせたし、まだ伸びしろも十分。 グンと相手が強くなるここでも好勝負に持ち込めそうだ。 中間の攻めも入念。 サクラベル 札幌で未勝利、クローバー賞を連勝。 スピードがあって立ち回りもなかなか上手なタイプ。 短い距離ならそれなりの活躍が見込めそうだ。 当日輸送は初めてだが、近場の京都ならそう問題はあるまい。 帰厩後の乗り込みは入念、動きも悪くない。 ファーマクリーム 札幌デビューで3戦2勝。 未勝利と500万の平場を勝っているだけで成績そのものは地味だが、一戦毎にレースぶりが良くなっている。 怖がりで揉まれると心配だが、発馬を決めて流れに乗れば力は出し切れそう。 今回は1F延長が鍵に。 ホエールキャプチャ 芙蓉Sを逃げ切って2勝目を挙げた。 それも久々、初距離を克服してのものだけに価値がある。 本来は逃げ、差し自在で相手なりに走れそうなタイプ。 発馬に不安を抱えてはいるが、叩いての上積みは十分。 この距離も問題なさそうだ。 ★11月7日(日) 6回京都2日目11R 第1回みやこS(G3) ダ1800m 昨年までトパーズSの名でオープン特別として行われていた競走が、レースレーティングの高さが認められ、今年からG 3みやこSとして生まれ変わった。 キングスエンブレム 脚部不安明けだった休養前こそ案外だったが、5カ月ぶりに復帰した前々走から2連勝。 特に前走は、ハンデ戦だったとはいえ、重賞の上位争いの常連を完封。 能力の高さも確かだし、さすがヴァーミリアンの弟と思わせるレースぶりだった。 中間も坂路で調整されており、攻め気配もいい。 アドマイヤシャトル 夏に休養から復帰すると、1度叩いて3連勝。 自己条件だが、前走脚抜きのいい先行有利の馬場の中、後方から馬群の一番外を通り、直線で差し切り。 時計も悪くなかったし、オープンで通用するだけの能力は備えている。 同じコース、同じ斤量でやれるのは魅力だし、攻め気配も上々。 クリールパッション 2カ月ぶりだったマリーンSで3着すると、その後はまったく危なげのない内容で2連勝。 特に前走で破った相手が、次走南部杯でエスポワールシチーを下したオーロマイスターなのだから価値がある。 同じ京都1800mのアンタレスSで1:50.2。 時計勝負もコース替わりも何ら問題なし。 間隔は少し開いたが調整は入念。気配もいい。 トランセンド 京都1900mのレコードホルダーで、新潟とはいえ、1800mでも1:49.5の持ち時計がある。 時計勝負は望むところ。 2カ月半ぶりだったアンタレスSが案外だったのはちょっと気になるが…。 間も順調に乗り込まれ、1週前もポリトラックで好時計。 ここ2戦のデキはキープしていそう。 パワーストラグル 復帰後3連勝、前走の白山大賞典で重賞初制覇。 先行力を生かせる小回りでのものとはいえ、着差は6馬身。 なかなかの勝ちっぷりだった。 相手強化で1kg増、実績のない時計勝負と課題は多いが、デキは高いレベルで維持できている。 サクラロミオ 休み明けで初のオープン挑戦だったシリウスSで、唯一、後方から脚を伸ばしてキングスエンブレムから0.3秒差の4着だった。 ダイシンオレンジ 休み明けになるが、今年のアンタレスSを好時計で制した京都1800m巧者。 ★11月7日(日) 5回東京2日目11R 第48回アルゼンチン共和国杯(G2) 芝2500m トーセンジョーダン 準オープン、アイルランドT連勝で完全に軌道に乗った。 クラシック候補に名を連ねながら、爪の不安で出世が遅れたが、今はもう大丈夫。 前走、上り33.6秒の鋭さで、決め手に磨きがかかった。 初の長距離戦だが、ズブいくらいの行きっぷりだし、兄に3000mの万葉Sで2着したダークメッセージがいて、父ジャングルポケットの血筋。 更に良さが出る可能性がある。 ジャミール 初勝利に時間を要したが、その後掲示板を外したのは今春の天皇賞だけ。 4角で不利を受けながらの7着だったし、その前の阪神大賞典で2着と、G2で十分戦える。 今夏462kgで復帰して、前走オールカマーで444kgまで減ったのは誤算だった。 先週ハードな追い切りを消化できたので、体調面での上積みを見込める。 トリビュートソング 東京2400mで南武特別勝ち。 2500mでは中山でサンシャインSを勝ち、日経賞5着。条件はピッタリ。 休み明けのアイルランドTはもう少し距離が欲しいところだったし、速い上がりの決着で後手に回ったことが応えたが、それで5着なら。 3→2・3→3・5→1着と休み明けを叩いて着順を落としたことはないので、当然躍進機に。 マイネルスターリー 洋芝を得意にしており、例年北海道シリーズで活躍。 今夏はジャミール相手に函館記念を勝った。 前2走、スタートが悪くて、流れに乗れなかったが、距離を延ばして変わり身を見込む。 昨年のアイルランドTを勝ち、共同通信杯3着。 東京コース自体に問題はない。 ゴールデンハインド 芝で大きな変身を遂げた。 今夏2600mでの連勝が豊富なスタミナを証明している。 札幌日経オープンはハナを切れなかったことで見せ場がなかった。 自分の競馬でどこまで。 ゴールデンメイン 長期休養から何度も立ち直ってきた。 5カ月ぶりの京都大賞典では大逃げの2番手でうまく流れに乗れて5着。 積極的な競馬でスタミナを生かせれば直線が長い東京でも。 スノークラッシャー 準オープンの身だが、メトロポリタンS勝ちにダイヤモンドSで3着して、東京ではオープン馬としての扱いが必要に。 前走流れが落ち着いたことが響いたが、復調が窺えた。 トウショウウェイヴ 6勝も4度の2着もすべて東京。 今春、オープン特別とはいえ、ナカヤマフェスタ、ショウワモダン相手に健闘した。 毎日王冠は道悪の影響が残っていたし、良馬場なら。