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7月9日（日曜）※会員様公開予定
〇福島11R　七夕賞（☆強力惑星馬）

芝1800メートル戦や芝2000メートル戦で、1000メートルの通過タイムが57秒台と聞くと、多くの人は何を考えるだろうか？
恐らく、「超ハイペース」だと思うだろう。58秒台でもきっと同じであるに違いない。
そして、そのレースで「逃げ馬は終いの脚を無くして馬群に沈む」と、思うのが一般的だろう。
だが、「七夕賞」の登録馬の中に、57秒台で逃げて、芝1800メートルを逃げ切ってしまった、という、トンデモナイ馬がいる。
その時のコースは七夕賞が行われる福島と似た、「小回りで直線が短いコース」だった。
確かにこの時の上がり3ハロンは36秒台だから、脚が上がった状態でゴール板を通過したのだろう。
だが、「道中のペースが速すぎて、他の馬は直後でマークすれば自分がバテるし、決め手を活かそうにも前が離れすぎているし・・・」
というレースになってしまい、「そのまま前にいたその馬が押し切ってしまった！」というのが当時のレース内容だった。
他の登録メンバーをから考えて、当時の再現は可能だろう。常識外れな逃げの手だが、波乱の決着となる時は常識では考えられない何かが起こるものだ。
この馬は福島でも勝ち星がある。福島競馬場という競馬場は、時々「伝説となる逃げ馬が出現する」競馬場だ。
かつて、ラジオたんぱ賞（現ラジオ NIKKEI賞）、七夕賞を制し後にオールカマーで中山のファンを驚かせた、あの馬の姿を思い出す人もいるだろう。
そんな韋駄天ホースがまた1頭、福島から誕生するかもしれない。
その馬の前走は、相手が悪過ぎた。それでもいつものように逃げたが後続の実力馬が気になったのか、1000メートル通過は59秒台。
これではこの馬の実力は発揮できない。相手など気にせず自分の競馬に徹してこそ、この馬は実力を発揮できるのだ。
鞍上も、前走でその点に気がついたに違いない！！今回は、迷わず強気で狙いたい1頭である。

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