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12月23日（日曜）※会員様公開予定
〇中山11R 有馬記念（☆強力惑星馬）

「2分20秒6」という、想定外の世界レコードタイムが出てしまった「ジャパンC」。
そのジャパンCを制したアーモンドアイの名前は、今年の有馬記念にはない。
そのジャパンCに出走した馬たちの中で、その後すでに何らかのレースを走った馬は1頭もいない。
「これ程の時計勝負が出走馬のその後にどんな影響を及ぼすのか？」については、何とも言えない。
だが、ジャパンCから更なる上積みを求めるのは酷というものではないだろうか？
ジャパンCに出走しなかった馬たちも、多くは天皇賞・秋やエリザベス女王杯などといったＧ１レースに出走している。
この前走で一度は目一杯に仕上げている筈だ。前走がＧ１ではなかった馬たちも全て、前走は11月、または12月だ。
注目のオジュウチョウサンの前走も11月である。果たして、上積みを期待していいものだろうか？
有馬記念に向けて、上積みが見込めるとすれば「レース間隔が空いている馬」ということになる。
前走からの間隔が最も空いているのはクリンチャーだが、その前走は凱旋門賞である。
海外帰りという「別のハンデ」があることを考えると、強気に推す訳にはいかない。
では、2番目にレース間隔が空いているのはどの馬か？菊花賞4着馬「ブラストワンピース」である。
新潟記念で古馬勢を破った実績がある。菊花賞で一度は目一杯に仕上げてはいるが、2ヶ月以上の間隔があれば、当時の疲れからは回復しているに違いない。
後は「未経験の中山がどうか？」だが、当日輸送で挑むことが可能な関東馬である。これもプラス材料となるに違いない。
この秋のＧ１戦線において、「３歳馬」はキーワードになりつつある。成長力が見込める分、怖い存在と言えるかもしれない。
有馬記念に登録がある３歳馬はこのブラストワンピースと道営のハッピーグリンの2頭だけ。
ハッピーグリンのジャパンC７着は軽視できないが、高速決着のレースを使ってしまった点と、乗り替わりとなる点はプラス材料とは言えないだろう。
ならば、注目すべきは「ブラストワンピース」ということになる！！
ここまで、通算成績は6戦4勝。敗れた2戦は、日本ダービー（5着）と菊花賞（4着）。まだ掲示板は外していない。
この堅実さが消耗戦を強いられる今年の有馬記念では、案外怖い存在となるかもしれない。
穴党なら、絶対に買い目に入れておくべき1頭ではないだろうか？

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