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高松宮記念の解析と致しましょう。
「データ解析」はＧ１ですので、いつもより詳細に!!

◆3月24日(日)　第2回中京6日目11R
第43回高松宮記念　芝1200m左
Ｇ１　４歳以上、国際・定量

【登録馬】3/20現在、50音順
※◎○有力馬、△穴候補

　アイラブリリ
○アドマイヤセプター
○エピセアローム
　サクラアドニス
○サクラゴスペル
○サンカルロ
　シルクフォーチュン
△スギノエンデバー
△ダッシャーゴーゴー
△ツルマルレオン
◎ドリームバレンチノ
　ハクサンムーン
△フィフスペトル
○マジンプロスパー
　ミキノバンジョー
　メイショウデイム
　メモリアルイヤー
　モンストール
◎ロードカナロア

【有力馬寸評】50音順

○アドマイヤセプター
父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴという超良血。
スワンＳ3着、京阪杯2着と重賞で好成績。
その後は、前々走の阪神Ｃが0.4秒差の7着、今年の始動戦となった前走のオーシャンＳでは11着と大敗。
今回は評価が大きく下がりそうだが、大舞台に強い血統背景には注意が必要。

○エピセアローム
前走の阪急杯で直線半ばから失速して9着に敗れたが、前半からかなり行きたがる面を見せてのもの。
度外視してもいいだろう。
昨秋、セントウルＳで馬群の真ん中を鋭く伸びて優勝。
スプリンターズＳでは、勝ち馬のロードカナロアに逆転を許したものの、0.3秒差の4着。
G1でも通用する能力は既に証明。
前走から短縮となる1200mなら、巻き返しを期待。

○サクラゴスペル
昨秋奥多摩Ｓ、ラピスラズリＳをいずれも2馬身半差で快勝。
前走のオーシャンＳで重賞初制覇を決めた。
昨年は、重賞初挑戦がG1の大舞台と条件が厳しく9着に敗れたが、勝ち馬から0.5秒差。
本格化を感じさせる3連勝で勢いに乗っている。

○サンカルロ
昨年の高松宮記念2着の実績を持つ。
前走の阪急杯は4着に敗れはしたが、勝った阪神Ｃから10kg増の516kgで出走。
少し余裕が残っていた分、直線で弾け切れなかった。
スプリントG1では6回挑戦して、2着2回3着1回と、惜しいところでタイトルを逃してきた。

◎ロードカナロア
主役不在の時期が長かったスプリント界にようやく誕生した大型スプリンター。
今年の高松宮記念は、この馬一色のレースとなりそうだ。
昨秋のスプリンターズＳカレンチャンを差し切ってG1初制覇。
さらに、昨年12月の国際G1・香港スプリントで並み居る強豪を相手に2馬身半差で圧勝。
前走の阪急杯では、勝ち鞍のない1400mの距離が懸念されていたものの、終わってみれば1頭だけレベルが違う勝ちっぷり。
スプリントG1の秋春制覇に向けて視界は良好。

【データ解析】(過去10年)

◎馬齢は？
牡牝とも5歳馬が好成績で、ともに複勝率30%台。
特に5歳牝馬は勝率20.0%、連対率30.0%と、出走数は少ないながらも注目の欠かせない好成績。
また、6歳も牡・セン馬は連対率15.2%などまずまずの成績。
一方、4歳馬は苦戦を強いられる馬が多く、特に牡・セン馬は連対率2.9%にとどまる。
その4歳の好走馬3頭はいずれも1〜2番人気馬。
そして福永祐一騎手が手綱を取った馬だった。

◎ステップは？

阪急杯(6.6.4.42)と中心ステップ。
勝率10.3%、連対率20.7%、複勝率27.6%は他のステップと比べて非常に高い。
馬券に絡んだ16頭中14頭が阪急杯1〜5着馬。
6着以下から巻き返した2頭は「阪急杯が休み明け」の「G1連対経験馬」だった。
オーシャンＳは(3.0.2.57)。注目すべき着順はオーシャンＳよりも前々走で、5頭中4頭が前々走で重賞1〜3着の成績を残していた。
例外1頭は昨年のカレンチャンだが、香港スプリント5着なら許容範囲。
シルクロードＳの(1.0.4.15)は勝ちあぐねている印象も受けるが、出走頭数を考えれば健闘。
その他ではマイルＣＳ、阪神牝馬Ｓ、中山記念、スプリンターズＳから2着馬が1頭ずつ出て計4頭。
この4頭にはG1・1〜3着の実績があり、特に07年のペールギュント以外の3頭にはG1勝ちがあった。

◎距離適性は？
1〜3着馬30頭には、芝1200mで勝ったことのなかった馬が10頭、そのうち芝1200m未経験馬は4頭いた。
勝ち馬10頭のうち4頭が芝1200mで未勝利だった点を考えても、距離実績を重要視する必要はないだろう。
芝1200m未勝利馬10頭中6頭にはG1・1〜3着の実績が、あとの4頭は前走が阪急杯1〜3着だった点で共通している。

◎実績は？
1〜3着馬30頭に共通していたのが、芝で3勝以上、重賞勝ち、G1出走経験の３点。
また、阪神だった一昨年を除く1〜3着馬27頭のうち、左回り未経験だったのは04年デュランダルと昨年のロードカナロアの２頭。
左回り経験のない馬は2着までに。

◎Ｇ１実績は？
牝馬は複勝率では劣るが、勝率、連対率は僅かに牡・セン馬のそれを上回る。
馬券に絡んだ牝馬はすべてG1連対実績のある馬。

◎人気は？
1番人気から4番人気まで連対率40.0%で横並び。
特に勝率は3、4番人気が30.0%で一歩リードしており、配当面を考えても妙味がある。
勝ち馬はこの4番人気まで、2着馬も10頭中9頭が6番人気以内が占めている。
穴馬を狙うなら8番人気以下から4頭が出ている3着が中心。

◎枠順は？
新・中京芝1200mの枠番別成績で、連対率上位は7、8枠。
複勝率ではこれに加えて5枠と、全体的に中から外に好成績が目立つ。
ただ、1着馬は7枠の7頭に次いで4枠が5頭で、勝率はその4枠が唯一の10%台。
外優勢というよりは、2〜3枠が不振と捕らえた方が良さそう。

◎脚質は？
新・中京芝1200mの連対馬54頭中33頭が「差し」。
「先行」した馬の好走時は1〜2着に比べ3着が多い傾向にある。
このコース全体の傾向としては差し優勢。

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