こんにちは。 度々失礼致します。 この時間はスプリンターズSの過去10年のデータから、馬券作戦に役立つかなぁ・・・、という情報をいくつかお届け致します。ただし、ほとんどが日本馬に対してのデータなのでご了承下さい。 【データ解析】 ◎距離実績は? まず芝1200m以下で2勝以上していること。 例外は1着馬にはなく、2着馬に1頭、3着馬に3頭いるだけ。 同じく芝1200m以下で50%以上の連対率を維持していることも条件。 例外は1着馬に3頭で、2着馬はゼロ。 ただ、3着馬の例外は6頭と過半数に上るため、これは連対のための条件として扱いたい。 ◎重賞実績は? 芝の重賞での実績は、「2勝以上」「1600m以下のG1勝ち」「1勝+1600m以下のG1連対」のどれかをクリアしていることが条件。 例外は1着馬に2頭、2着馬に1頭。 ただ、3着馬は5頭なので、これも連対のための条件となる。 ◎持ち時計は? 日本馬に限定すると、芝1200mの持ち時計が1分08秒を切っていること。 例外は1着馬に1頭、2着馬に2頭。 ただ、ここでもやはり3着馬は5頭が例外で、3着候補に関してはこの限りではない。 ◎ステップは? 最も優秀なのはセントウルS組で、4勝、2着3回、3着4回。 これに次ぐのがキーンランドC組が、1勝、2着3回、3着1回。 トータルでは水を開けられているが、そのすべてが最近4年でマークされたもの。 近年はセントウルS組とキーンランドC組がガップリ四つに組んでいる印象。 同じサマースプリント組でも、函館SSやアイビスSD組の好走例はごく僅か。 上記2組とは出走数で差があることも事実だが、レース間隔を開けてジックリ調整してきても、それがプラスに出る可能性は低い。 基本的には間隔を詰めて使ってきた馬が優勢で、休養馬で狙えるのはG1組だけ。 ◎前走成績は? 前走もG1だった馬ならともかく、G2やG3完敗から大きく巻き返してきた馬も少なくない。 特に近年は、前走完敗から一変したケースが増加傾向にあり、前走成績にはそれほどこだわらなくてもいい。 ◎年齢・性別は? どの世代からもコンスタントに優勝馬は出ている。 勝率、連対率、3着入着率のすべてで他をリードするのが4歳馬。 年齢通算成績 3歳 (1.0.1.12) 4歳 (4.1.5.16) 5歳 (1.6.2.33) 6歳 (2.2.2.32) 7歳上 (2.1.0.30) 一方、性別では勝率、連対率、入着率のすべてにおいて、牝馬が牡・セン馬をリード。 特に勝率ではその差が大きい(牡・セン馬が5.2%、牝馬が10.5%)。 少数精鋭の牝馬の存在には、くれぐれもご注意を。 ◎人気は? 1番人気は4勝、2着2回、3着0回。 ここ3年、5、7、4着に終わっていることもあり、大きな信頼は寄せづらい。 ただ、1番人気が連を外した4回はいずれも2番人気か3番人気のどちらかが連対しており、人気薄同士で決着したケースは、この10年ない。 ◎決まり手・枠順は? デュランダル以外の連対馬17頭中14頭は4角4番手以内で、残る3頭も7、6、6番手。 ある程度の先行力、機動力は不可欠。 末脚勝負に徹するようなタイプは、嵌まっても連対までは届かないと考えた方がいい。 馬番別の成績は新潟代替の02年、不良馬場の04年と07年の3回を除くと、外目の枠がやや優勢。 特に、優勝馬は7頭のうち5頭までが10番より外の枠から出ている。 僅かなロスが挽回不能になりがちな短距離戦。 それだけに、揉まれる危険性の高い内目の枠より、スムーズに運べる外目の枠の方がいいのかも知れない。 ◎外国馬は? 外国馬は10年で15頭が出走して(3.0.1.11)。 サンプル不足の感はあるが、出走があった6回(04、05、06、09、10、11年)のうち半数で勝利を飾っているのだから、軽く扱えないことは確か。 ちなみに、外国馬15頭の年齢別全着順は、 4歳=5着 5歳=13.16.5.16着 6歳=3.1.7.4着 7歳=11.1.4.7着 8歳=1.8着 4〜5歳勢の成績は今ひとつ。 また、昨年は初参戦のシンガポール馬が外国勢最先着だったが、過去の実績を振り返れば、やはり、信頼できるのは香港馬の方か。 ダービーエクスプレス HP URL http://fhp.jp/derbyexp/ Mail derbyexp@docomo.ne.jp (c)デックス