こんにちは。 ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 ここでは、日曜のG1・スプリンターズSの有力馬情報を配信します。 データ解析は12時に配信となりますので、もう少しお待ち下さいませ! ☆9月30日(日) 第4回中山第9日11R 第46回スプリンターズS(G1) 芝外1200m 国際・定量 【レース概要】 下半期の芝の短距離王を決める。 99年までは暮れの開催で行われていたが、00年からは初秋の中山開催に移行。 秋のG1シリーズ開幕を告げる一戦という位置付けに。 05年にスタートした『グローバルスプリントチャレンジ』に組み込まれてからは海外馬の参戦も目立つよう。 過去7年で外国馬3頭が優勝している。 今年も、香港とシンガポールから計3頭の強豪が参戦を表明。 一方、迎え撃つ日本馬も芝・短距離部門のトップクラスが一同に集結した。 【有力馬情報】 ◎カレンチャン JRA史上初となる芝のスプリントG1・3連覇の大記録を狙う。 4歳時の昨年に本格化し、1600万下→阪神牝馬S→函館スプリントS→キーンランドC→スプリンターズSと、破竹の5連勝でG1初制覇を成し遂げた。 国際G1・香港スプリントは5着に敗れたが、11年度のJRA賞最優秀短距離馬のタイトルを獲得。 5歳を迎えた今年は、オーシャンSは4着に敗れたが、続く高松宮記念では一変した走りを見せてG1・2勝目。 5か月半の休み明けで臨んだ前走のセントウルSは4着に敗れたが、プラス22kgと大幅な馬体重の増加が響いた。 ひと叩きされた今回は確実に調子を上げてくるだろう。 ◎ロードカナリア カレンチャンと同じ安田隆行厩舎所属。 通算成績は(6.4.1.0)とすべて3着以内の堅実な成績。 11年の京阪杯、今年のシルクロードSと、芝1200mの重賞を2勝。 唯一、連対を果たせなかった3走前の高松宮記念も、優勝したカレンチャンから僅か0.1秒差の3着という大接戦。 まだ底を見せていない。 約3か月ぶりの実戦となった前走のセントウルSでは、アタマ差の2着惜敗ながら、カレンチャンに先着した。 同厩舎の偉大な先輩をG1 の大舞台でも破り、スプリント界の新しい王者として君臨する可能性は十分にある。 ◎エピセアローム 前哨戦のセントウルSを鮮やかに差し切り、一躍、有力候補に躍り出た。 春は牝馬クラシック戦線を歩み、チューリップ賞で2着に好走。 桜花賞は15着、オークスも16着と、大舞台で好結果を出すことはできなかった。 今夏から芝の短距離に路線変更しブレーク。 前々走の北九州記念では後方待機から直線で大外を豪快に伸びて3着。 前走のセントウルSで昨夏の小倉2歳S以来となる重賞2勝目を飾った。 芝1200mは(2.0.1.0)の好成績で、まだまだ成長が見込める3歳馬。 ○パドトロワ 今年の『サマースプリントシリーズ』チャンピオンに輝き、勢いと充実度なら一番。 昨年暮れに遠征した国際G1・香港スプリントで14着に大敗して以降はやや成績を落としていた。 前々走のアイビスサマーダッシュでは初の直線競馬を克服して重賞初制覇を達成。 続く前走のキーンランドCも1分07秒6のコースレコードで連勝。 昨年のスプリンターズSは、キーンランドC3着からの臨戦で、9番人気の低評価を覆し1着馬カレンチャンから0.3秒差の2着に好走。 その当時よりも明らかにパワーアップした今なら、善戦以上の結果も期待。 ○ダッシャーゴーゴー 10年のセントウルS、11年のオーシャンS、CBC賞と、芝1200mの重賞を3勝。 10年のスプリンターズSでは、優勝馬ウルトラファンタジーからハナ差の2位で入線したが、走行妨害で4着に降着。11年のCBC賞を制して以降、1年3か月以上も勝ち星から遠ざかっている。 近3走は高松宮記念4着→CBC賞3着→キーンランドC2着と、強敵相手に接戦の連続。 いつG1 制覇を飾ってもおかしくない実力の持ち主。 ○マジンプロスパー 3歳7月にJRAでデビューしたものの4戦して勝てず。 名古屋に転出し、3戦2勝の好成績を挙げて同年11月にJRAに転入。 4歳春に復帰したあとはグングン力を付けて勝ち星を積み上げ、秋にはオープンまで出世。 特に今年に入ってからの充実ぶりは目を見張るものがあり、4走前の阪急杯、前々走のCBC賞と、芝の短距離重賞を2勝。 CBC賞はコースレコードでのV。 約2か月の間隔を取って臨んだ前走のセントウルSは、前半3Fが12.0−10.3−10.9という速いラップで逃げる形になって11着に大敗したが、この1戦だけで見限るのは早計。 ○ドリームバレンチノ 5歳を迎えた今年の春に素質が開花した。 4走前の福島民友C→3走前の安土城Sとオープンを連勝した後、前々走の函館スプリントSも勢いに乗って差し切り勝ち。 3連勝での重賞初制覇となったこのレースでは、ロードカナロア、パドトロワというトップクラスに先着している。 前走のキーンランドCでは7着に敗れているが、外枠からのスタートで後手を踏み、終始外を回る競馬になった。 うまく立ち回れば、G1でも上位に食い込むチャンスはある。 ○フィフスペトル 11年の京成杯オータムH1着、08年の朝日杯フューチュリティSと11年のマイルチャンピオンシップでともに2着と、芝1600mでの好走歴が目立つ。 芝1200mも(2.0.0.1)の好成績。 新馬と函館2歳Sを連勝しており、昨年のスプリンターズSも4角で包まれて追出しが遅れるロスがあって0.5秒差6着。 スプリントレースにも高い適性を示している。 ベテランの域に入ってきたが、地力はまだ健在。 スムーズな競馬ができれば、侮れない。 ○サンカルロ 高松宮記念で、11年・12年と2年連続2着の実績を持つ。 いずれも中団追走から直線で素晴らしい末脚を繰り出し、勝ち馬を際どく追い詰めた。 決め手の鋭さは、間違いなく現役トップクラス。 前哨戦のセントウルSでは直線で伸び脚を欠いて14着と大敗を喫したが、当時は約4か月の休養明け。 ひと叩きされた今回は、直線で追われてからの反応が変わってくるはず。 ○エーシンヴァーゴウ 11年の『サマースプリントシリーズ』チャンピオン。 その年はセントウルS1着でシリーズ優勝を決めたあとにスプリンターズSへ駒を進め、カレンチャンから0.3秒差の3着に好走した。 今年は3走前のアイビスサマーダッシュで3着と地力健在をアピールしたものの、その後は前々走の北九州記念8着、前走のセントウルS6着と、ひと息の成績。 昨年ほどの勢いは感じられないが、ここ2戦でも1着馬とのタイム差は0.4秒、0.3秒と、大きく離されていない。 能力が衰えた訳ではなく、今回も善戦は十分に可能。 ★外国馬 ○香港・ラッキーナイン 昨秋・セントウルSで2着後、続くスプリンターズSは0.5秒差5着に敗れたが、直線でまともに前が詰まってブレーキをかける不利があってのもの。 香港に帰国して約2か月の休み明けで臨んだ香港スプリントではカレンチャンに雪辱、国際G1初勝利を飾った。 通算成績は(9.7.5.5)で、3着内率80.8%を誇る。 日本の芝コースへの高い適性も示しているだけに、V争いに加わってきそう。 ○リトルブリッジ 前走、『グローバルスプリントチャレンジ』の第5戦に組み込まれている国際G1・キングズスタンドSを制して、ここに挑む。 通算成績は(10.2.1.7)で、目下重賞3連勝中と上昇度は海外馬の中ではナンバー1。 日本の芝コースへの適性はまったくの未知数だが、勢いと底力は侮れない。 ○キャプテンオブヴィアス シンガポールからの遠征となる。 国際グレード競走での優勝歴がないために格的には見劣るが、相手なりに走れて大崩れはないタイプ。 通算成績は(15.4.3.8)で、勝率50%をマーク。 初めて経験する日本の芝コースで、隠れていた才能が発揮されるケースも考慮しておく必要はあるのか。 ダービーエクスプレス HP URL http://fhp.jp/derbyexp/ Mail derbyexp@docomo.ne.jp (c)デックス