おはようございます。
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木曜日は週末の重賞レースについての解析を配信いたします。
8時 札幌 エルムS
10時 新潟 新潟2歳S
12時 札幌 キーンランドC
の順に発行いたします。
お役に立てれば幸いです。
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☆8月25日(土) 第2回札幌第3日11R 第17回エルムS(G3) ダ1700m 別定
【有力馬情報】
◎ローマンレジェンド
ダートで通算(6.1.0.0)。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いにある。
特筆すべきオープン初挑戦の前走。
残り300m付近で先頭に立つと、2着を突き放すこと実に6馬身、3着はそこから更に8馬身ち切ったのだから強いの一語。
ダート王の座も見えてくる圧勝だった。
その王座に向けて、これから更なる強豪が待ち受ける。
重賞初挑戦の今回も難敵との対戦になるが、今の勢いなら、不安よりも期待の方が高まることは間違いないだろう。
◎エスポワールシチー
勝ち馬には離された前走の帝王賞だったが、圧勝したかしわ記念を含め、春の王者テスタマッタにはここ2戦続けて先着。
7歳にして力の衰えは感じさせない。
札幌コースは初めてだが、脚質的に見て小回りの1700mはベストといえるし、たとえ59kgでも、G1級6勝の底力を見せてくれるはず。
◎サイレントメロディ
この春に重賞初制覇。
着実に力をつけているだけに、しらかばSも当然の勝利といえるだろう。
過去の札幌での勝利は条件クラスで先行してのもの。
小回りをものともせずに、後方から鮮やかに差し切った内容には、一段と成長が窺えたことも事実。
展開ひとつで、ここでも末脚が脅威となってくる。
◎ヤマニンキングリー
昨秋、ダート転向緒戦のシリウスSを完勝した。
その後は強敵相手に苦戦が続いたが、英気を十分に養い、G3からの再始動となれば見直しの必要がある。
距離もコースも初めてだが、前記シリウスSでは楽に2番手で運べただけに、小回りの対応に苦しむことはないだろう。
◎エーシンモアオバー
前走は大外枠のうえにスタートがひと息。
ハナは切れたが、前半で多少の無理はあったろうし、他馬とは斤量差もあった。
本来、スムーズに先行できれば簡単にはバテない馬。
別定戦で他に強力な同型が見当たらない今回は巻き返して当然。
◎クリールパッション
一昨年の優勝馬。
当時の勢いには欠けるものの、仕上がり途上と思わせた前走がマズマズの内容だった。
叩き2戦目で状態面の上積みが見込めるだけに、圏内進出は十分に可能と見ておきたい。
◎セイリオス
丸1年、連対を外していない。
その手堅いレースぶりが魅力だし、ダートでは初オープンとなった前走でアタマ差2着なら優秀だ。
重賞のここでも上位争いの期待がかかる。
◎サイオン
前走がダートで初のオープンだった。
こちらもクラス慣れが見込めるし、その前走はひと息入っていただけに、前進があってもおかしくない。
【データ解析】
◎馬齢は?
過去10年の優勝馬延べ10頭中、06年のヒシアトラス(6歳)を除く9頭は5歳以下の馬。
また、5歳以下だった馬の好走率は、6歳以上だった馬のそれを大きく上回っている。
比較的年齢の若い馬に注目。
◎関東vs関西は?
過去10年の連対馬延べ20頭中11頭は関東馬だった。
関東馬は3着内率31.1%と好走率の面でも優秀。
近年はとくにこの傾向が強く、08年以降は関東馬の好走率が関西馬・地方競馬所属馬のそれを大きく上回っている。
近年の傾向を重視するなら、今年も関東馬からは目が離せない。
◎距離実績は?
札幌競馬場で行われた過去9回(02〜08年、10〜11年)の連対馬延べ18頭中、03年1着のアドマイヤドン、06年1着のヒシアトラスを除く16頭は、いずれも1000万下(900万下を含む)から上のクラスのダート1700mで優勝した経験のある馬だった。
該当馬は3着内率33.9%と好走率の面でも優秀だ。
ダート1700mの距離で行われる唯一のJRA重賞だけに、今年もこの距離に実績のある馬を重視するべきだろう。
◎脚質は?
札幌競馬場で行われた過去9回(02〜08年、10〜11年)の連対馬延べ18頭は、いずれも4角を4番手以内で通過した。
一方、4角を5番手以下で通過した馬は、3着となったのも07年のロングプライド(4角5番手)が最後である。
差し馬・追い込み馬は評価を下げるべきかもしれない。
ダービーエクスプレス
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