この時間は、札幌記念(G2)の分析をお届け致します。 ☆8/19(日) 第2回札幌第2日11R 第48回札幌記念(G2) 芝2000m 定量 【有力馬情報】 ◎ダークシャドウ 帰国後ここから始動。 ドバイ戦こそ不本意な結果に終わったが、まだ準オープンで挑んだ昨春の大阪杯以降、国内重賞で(2.3.0.0)。 秋の天皇賞でもキッチリ連対を確保しており、G1級の素材であることは明らか。 休養明けは過去(1.2.0.1)、G2で(1.1.0.0)だから、鉄砲駆けにも自信満々。 秋に向けて、上々の滑り出しを見せるだろう。 ◎トーセンジョーダン 昨年のこのレースの覇者。 秋の天皇賞ではダークシャドウを抑えてG1制覇を飾った。 7番人気での勝利だったが、続くジャパンCでブエナビスタからクビ差の2着。 今春の天皇賞でも2着を確保しており、その実力は本物。 逃げても控えても競馬ができる自在味があるし、力のいる馬場も望むところ。 連覇の可能性も十分。 ◎ヒルノダムール 春はもうひとつ精彩を欠いたが、それでもG2レベルなら格好はつけてきた。 天皇賞(春)を制した当時の勢いになくても有力候補に違いないし、立ち直ってくればアッサリ勝てるだけの力はある。 2カ月半以上の休養明けは過去3回。 一昨年の札幌記念4着、昨年仏G2で2着、有馬記念6着なら、こちらもブランクが大きな減点材料にならないはず。 ◎ヒットザターゲット 2連勝の余勢を駆ってG1の宝塚記念にチャレンジ。 一線級を相手にさすがに完敗を喫したものの、G1の厳しい経験が、更なるステップアップにつながる可能性は十分。 課題だった気性面の難しさも着実に解消されてきただけに、改めて注目したい。 ◎ロジユニヴァース 一昨年の2着馬だが、それ以来の実戦になる。 2〜3歳時に休養明けで重賞3勝の実績があるとはいえ、今回はブランクの長さが違うので評価は微妙なところ。 コース適性の高さとダービー馬の底力でどこまでやれるかだろう。 ◎ネオヴァンドーム 函館記念は直線で挟まる不利が痛かった。 休養明けで臨んだ昨年のこのレースで0.5秒差6着。 順調度では今年の方が上だし、春先の充実ぶりを考え合わせると、昨年以上の結果が期待できる。 ◎フミノイマージン 春先からスムーズさを欠く競馬が続いているが、まともに走れば牡馬にもヒケを取らない決め手を発揮してくる。 うまく捌いてこれれば侮れない存在に。 ◎ミッキーパンプキン 函館記念は4角で先頭に立ち、見せ場十分の3着。 舌を括った効果が大きかったようだ。 ここも展開ひとつで流れ込みの目が出てくる。 【データ解析】 ◎馬齢は? 過去10年で勝利を挙げたのは、すべて5歳以下の馬。 6歳以上の馬は延べ60頭が出走して、2着が3回、3着が3回と劣勢傾向になっている。 ちなみに3歳で連対した3頭には、春のクラシック2レースに出走し、いずれも単勝3番人気以内だったという共通点があった。 ◎人気は? 札幌記念で人気別成績は単勝1番人気馬が3着内率80.0%と上々の成績を挙げている。 また、単勝2番人気馬が同50.0%、単勝5番人気馬も勝率20.0%、連対率40.0%と健闘している。 単勝3〜4番人気馬は3着に5頭入っているものの2着以内はゼロとなっている。 ◎前走は? 過去10年で、前走を勝って臨んできた馬がいずれも敗れている。 前走2着から臨んだ馬が3勝、前走3着馬は3着内率が61.5%と好成績を挙げている。 また、前走が6〜9着だった馬も5勝しており、前走からの巻き返しを狙う存在に警戒が必要だとも言える。 ◎実績は? 過去10年では、5走前までにG1で7着以下と重賞で連対の経験がある馬が、09年以外毎年連対している。 今年もそういった戦歴をもつ馬が出走してくるならば、注目したい。 ダービーエクスプレス HP URL http://fhp.jp/derbyexp/ Mail derbyexp@docomo.ne.jp (c)デックス