おはようございます。 ご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。 今日木曜日は、毎週行われる重賞レースの解析を配信しております。 今週は札幌の「クイーンS」一鞍のみと寂しいのですが、この号で【有力馬情報】と【データ解析】をご紹介いたします。 お役に立てば幸いです。 ☆7月29日(日) 第1回札幌第4日11R 第60回クイーンS(G3) 芝1800m 牝馬・別定 【有力馬情報】 ◎アイムユアーズ ここまで通算(3.2.2.1)。 唯一の4着以下が前走のオークスだが、この時も1000m59.1秒のペースを4番手で追いかけ、2着とは0.1秒差の4着。 内容は濃かった。 重賞2勝に加え、阪神JF2着、桜花賞3着の実績から、世代トップレベルの実力馬であることは瞭然。 距離もコースも問題なくこなせるはずだけに、初の古馬相手でも主役を務めてくれるだろう。 ◎コスモネモシン 昨年のこのレースで2着。 3角過ぎからのロングスパートで、あのアヴェンチュラにクビ差で食い下がったのだから強い競馬だった。 勝ち味には遅い反面、安定感があり、特にこの芝1800mでは(1.6.1.3)。 自在に運べる脚質からも、まず確実に勝ち負けに絡んでくるはず。 ◎オールザットジャズ ヴィクトリアマイルで人気に反したが、相手関係以上に、マイルのペースで終始リズムを崩したことが一番の敗因に挙げられる。 過去7戦して(4.3.0.0)だから、こちらも芝1800mは望むところ。 重賞で連続連対と充実一途にあっただけに、巻き返しの可能性は十分。 ◎フミノイマージン これまでに重賞3勝。 そのすべてが芝1800〜2000mだった。 こちらもヴィクトリアマイルでは5番人気で15着と精彩を欠いたが、この距離でこの相手なら、黙っていない。 本質は叩き良化タイプでも、改めて注目の必要はありそうだ。 ◎ミッドサマーフェア 春の雪辱を期す一頭だ。 オークストライアルでは、鮮やかに弾けて2馬身半差の完勝。 突き放したアイスフォーリスが本番で3着だから、オークスの結果が実力のすべてではないはずだ。 古馬との斤量差を生かして巻き返しを狙う。 ◎サンキューアスク デビュー以来、休みなく使われてきたが、それでいて春後半から目を引く充実ぶり。 使い減りしないタフさがあり、他の有力馬よりレース間隔が詰まっても大丈夫。 オークスでは前記アイムに次ぐ5着だから、これも当然、有力候補の一頭だ。 ◎レインボーダリア 昨年夏の大倉山特別でレコード勝ち。 前走の五稜郭Sでは、男馬を底力で捩じ伏せてみせた。 函館と札幌の通算で(4.2.3.1)と、とにかく洋芝との相性は抜群。 得意とするこの舞台なら重賞制覇の可能性も。 ◎エリンコート 昨年のオークス馬。 復調の兆しが見えてこない現状ではあるが、叩き2走目で、少なくとも状態面の上積みは見込める。 あとはG1を勝ち取った時の闘志が戻ってくるかどうか。 【データ解析】 ◎位置取りは? 過去10年の4角の位置取り別成績を調べてみると、「先頭」グループが7勝を挙げ、その勝率は70.0%と高い数値をマークしている。 2着には4角「2〜5番手」のグループ。 同グループの連対率19.6%は、以下を大きく上回っている。 4角を前めの位置で通過したグループが、総じて上位をマークしている。 ◎前走は? 過去10年の前走の距離別成績では、前走・芝1600〜1700m組が、好走率のすべてのカテゴリーで最上位となっている。 ヴィクトリアマイルが創設以降は、3着以内にVマイルに出走した馬が毎年入っており、2006年以降連対率・3着内率でトップの数値。 また、Vマイルが創設以降の過去6年の勝率トップなのが前走「芝1800〜1900m」組。 過去10年では勝率8.3%だが、過去6年になると同14.3%に数値を伸ばしている。 連対率・3着内率では大きな伸びは見られないものの、1着候補としては、こちらの組も注目。 ◎実績は? 近3走以内に出走した最も格付けの高かったレースの条件別に成績をみてみる。 G1出走馬が過去10年で3着内率31.0%、Vマイルが創設されて以降の過去6年でも同28.3%のトップの数値を記録していた。 3着内率で2番手につけているのは、過去10年、過去6年ともにG2出走馬となり、格の高いレースに出走していた馬ほど、3着内率が高い傾向にある。 また、過去6年に限れば近3走以内でGI・G2に出走経験のなかった馬は、すべて3着以下に敗れている。 ダービーエクスプレス HP URL http://fhp.jp/derbyexp/ Mail derbyexp@docomo.ne.jp (c)デックス